引き出しの中のラブレターの紹介:2009年日本映画。ラジオを通して家族や恋人などに伝えたかった想いを届ける、感動のヒューマン・ドラマ。ラジオのパーソナリティ・久保田真生は、ある日北海道に住む高校生から「笑わない祖父を笑わせたい」との手紙を受け取り…。
監督:三城真一 出演:常盤貴子(久保田真生)、林遣都(速見直樹)、中島知子(松田由梨)、岩尾望(稲村太郎)、竹財輝之助(中倉晃平)、萩原聖人(後藤大介)、本上まなみ(粟島可奈子)、吹越満(竹下淳)、六平直政(久保田孝正)、水沢奈子(黒沢留美)、伊東四朗(龍木雁次郎)、片岡鶴太郎(浦部敦彦)、西郷輝彦(中倉謙吾)、豊原功補(速見健一)、八千草薫(松田晶子)、仲代達矢(速見恭三)、ほか
映画「引き出しの中のラブレター」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「引き出しの中のラブレター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
引き出しの中のラブレターの予告編 動画
映画「引き出しの中のラブレター」解説
この解説記事には映画「引き出しの中のラブレター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
引き出しの中のラブレターのネタバレあらすじ:起
ラジオのパーソナリティとして、東京で働く久保田真生。ある日北海道の高校生・速見直樹から「笑わない祖父を笑わせたい」との手紙が届き、ラジオでどうすれば笑わせることができるか募集します。
後日、リスナーから笑わせる方法がたくさん届き、それを読み上げる真生。それを聞いた直樹はすぐさま実行にうつします。漫才などを直樹の祖父・速見恭三に見せますが、全く笑わない恭三。それどころか昔から仲が悪かった恭三と直樹の父親の関係が、これまで以上に悪化してしまいます。
引き出しの中のラブレターのネタバレあらすじ:承
4年前にケンカ別れをし、2か月前に亡くなった真生の父親。四十九日を終え、実家を整理していた妹から、ある日荷物が届きます。その中には父親が真生に出せなかった手紙も一緒に入っていました。その手紙を読まずに、引き出に入れてしまう真生。
そんな時直樹から、「もう祖父を笑わせる方法の募集は、やめてほしい」と書かれた手紙が届きます。そこには恭三が倒れたことも書かれてあり、真生は直樹に会いに北海道に行きました。
引き出しの中のラブレターのネタバレあらすじ:転
真生は気分を害してしまったことを恭三に謝罪をしますが、「ほっておいてくれ」と心を閉ざしてしまいます。直樹の叔父から恭三と直樹の父親の関係が悪くなった原因を聞く真生。直樹の父親がまだ幼い頃、知り合いの保証人となった恭三は借金を背負うことになり、それが原因で祖母が出ていきました。
東京に戻った真生は、引き出しから父親の手紙を取り出し読むことにします。真生の仕事を馬鹿にしていた父親ですが、ラジオから聞こえてくる真生の声に励まされ、「素晴らしい仕事だ」と書いてあり、泣きながら手紙を読む真生。
引き出しの中のラブレターの結末
真生はラジオのホリデー企画として、家族や恋人に伝えたかったのに伝えられなかった想いを届ける「引き出しの中のラブレター」という企画を立ちあげます。そして恭三に、「一行でもいいから、手紙を書いてほしい」とお願いする真生。自分の父親の話をして、直樹も一緒に説得しました。
放送の日、直樹はラジオの前で恭三の手紙が読まれるのを待ちます。そして放送終了間際、恭三からの手紙を読み上げる真生。恭三は出ていった直樹の祖母に、手紙を書いていました。「今は優しい息子と孫に囲まれ、幸せに暮らしている」と書かれ、感謝の言葉も書かれていました。真生は気持ちが届くことを祈り、放送を終えます。するとラジオを聞いた直樹の祖母が、礼を言いに真生に会いに来ました。そして手紙をたくす祖母。真生は恭三にその手紙を渡します。すると「ありがとう」と、笑顔で礼を言う祖父。
以上、映画「引き出しの中のラブレター」のあらすじと結末でした。
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