孕み-HARAMI- 白い恐怖の紹介:2005年日本映画。17歳で妊娠したゆいは、出産も兼ねて両親と共に叔母夫婦の経営するペンションに向かいます。豪雪地帯の山奥で、近所には盲目の坂田と言う男が住んでいました。叔母夫婦は、坂田さんと呼んで近所づきあいしていましたが坂田の母の死体が発見されてから状況は一変し…という内容の、スラッシャー映画です。アメリカンホラーを日本で再現したような内容で、評価は分かれる作品ですがホラーファンにとっては面白い1本です。
監督:田尻裕司 出演者:前田亜季(ゆい)、矢口壹琅(坂田)、高瀬アラタ(父ショウジ)、中山玲(母ミヤコ)、磯貝誠(叔父)、はやしだみき(叔母)、今井悠貴(ショウタ)、絵沢萠子(老婆)ほか
映画「孕み HARAMI 白い恐怖」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「孕み HARAMI 白い恐怖」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
孕み-HARAMI- 白い恐怖の予告編 動画
映画「孕み HARAMI 白い恐怖」解説
この解説記事には映画「孕み HARAMI 白い恐怖」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
孕み HARAMI 白い恐怖のネタバレあらすじ:起
17歳のゆいは両親と一緒に、叔母の車に乗って雪の積もった山道を走っています。ゆいが妊娠したことで、出産をかねて父が仕事を辞め、父の妹夫婦が経営するペンションを手伝うことになっていました。
走っていると、薄汚い風貌の男が立っていました。叔母は「近所の坂田さんだ」と言って車に乗せます。しばらく走ると車内で小鳥が飛び回ります。驚く家族達でしたが、盲目の坂田が小鳥を捕まえると、おとなしくなりました。やがて坂田を降ろして、ペンションに着きます。
ペンションでは叔父が歓迎してくれました。ペンションの仕事を父とゆいに教える叔父でしたが、キッチンで準備をしていた母のミヤコが皿を割り「水が出ない」と言い出します。叔母は「水を止めるとすぐ凍るから注意して」と言います。しかし母は「何か嫌な感じ、もう帰りたい、こんな所では生活できない」と父に愚痴をこぼします。
ゆいは朝になり雪かきを始めると、坂田を見かけます。近くに叔母夫婦の息子のショウタがいました。ショウタは坂田に雪を丸めて投げつけます。何度も何度も顔に当てていると、坂田が突然走って来てショウタを脅かします。
孕み HARAMI 白い恐怖のネタバレあらすじ:承
びっくりした母は叔母に話をしますが、叔母は「じゃれあっているだけだよ」と言います。ゆいは一人で散歩をしながら坂田の家を見つけて入ります。薄気味悪い家の中に坂田がいました。坂田はインコの世話をして可愛がっていました。
ゆいも一緒に可愛がり「おじさん、セックスしたことある?セックスするとお腹に人がいるんだ。私はセックスしただけでお腹の中に人がいるようになった」と言います。坂田がゆいのお腹に手を当てます。異様な感じに驚いたゆいは坂田の家を出て行きました。
帰り道、唯は雪の中に何か埋まっているものを見つけて掘り出します。すると老婆が死んでいました。傍らにはインコが死んでいました。帰って来ないゆいを心配した叔父が探しに行くと、ゆいが寝ています。叔父に助けられたゆいは老婆の事を話すと、叔父は坂田を呼び現場に行きます。
死んでいたのは坂田の母でした。坂田をペンションに呼んで暖を取っていると、坂田は母を殺した光景を思い出し、叔母の首を突然締め上げます。驚いた叔父が止めると「出て行け!」と怒鳴り、追いかけて猟銃を発砲します。叔父は「脅しだ」と言います。
孕み HARAMI 白い恐怖のネタバレあらすじ:転
翌朝、愛犬のリリがいなくなりました。叔父は「父のショウジを役場に連れて行って紹介する」と車を走らせますが、途中で雪崩が起きていて進めませんでした。ペンションに戻ると電話がショウタのいたずらで使えなくなっていました。叔父は「食料はたくわえがあるから大丈夫だが、石鹸とかがないので、お風呂で洗えないので我慢して」と言います。
すると母のミヤコが狂ったように「全部お前のせいだ!」とゆいを激しくののしります。父になだめられた母は、ゆいを呼び一緒にカレーを作り始めます。叔父は「坂田の家に電話か無線があるはずだ。ついでにリリーを探してくる」と言って坂田の家に向かいます。
家に入るとインコの鳥かごの部屋がありました。部屋を抜けるとリリがいました。その時、小鳥が部屋を飛び回り、怖くなった叔父は小鳥を叩き殺し、リリを連れてペンションに向かいます。坂田は盲目の為、家に繋がる道にロープが張られ音が鳴るように空き缶がたくさん縛られていました。雪が深く、ロープを伝って歩いていた叔父は坂田に気づかれ襲われます。
ペンションでは外の雪の中に埋めた野菜を取りに行ったミヤコが坂田に襲われます。いなくなったミヤコを探しに行った叔母は、ちぎれた指を見つけて叫びます。ショウジが駆けつけるとそれはミヤコの指だったため、猟銃を持って出て行きますが、停電と同時に坂田に襲われます。
孕み HARAMI 白い恐怖の結末
ペンションの中はゆいと叔母とショウタの3人になりました。坂田が入って来ると叔母がわめきながら「早く隠れて!」と言います。冷静なゆいは坂田が音に反応している事に気づきます。ハサミを持って隠れていたゆいは、飛び込んできたのを坂田だと思って刺すと、それは叔母でした。
叔母は痛みで苦しみながら、ハサミを奪うと坂田を探しに行きます。しかし叔母も坂田に襲われ、刺せませんでした。ゆいとショウタは屋根に上り、夜を明かします。朝になると外に叔母がいました。急いで下の降りた二人でしたが、坂田が出てきて叔母を殺します。
二人は坂田の家に逃げ込み、雪をすくって湯を沸かします。沸騰し始めた頃、ロープを鳴らして坂田を呼びました。入ってきた坂田の顔に熱湯を浴びせると、坂田は倒れてもがいていました。安心したゆいでしたが、坂田が起き上がり、ゆいの首を絞めます。
するとショウタが金切声をあげ、叫び続けます。この声が嫌な坂田は耳を押さえて倒れ込みました。ゆいはすかさず近くにあった鉄の棒をとって、坂田の頭を何度も殴りつけ、血まみれになって殺します。この光景を見たショウタは「化け物!」と言って、ゆいに雪を投げつけるのでした。
以上、映画「孕み-HARAMI- 白い恐怖」のあらすじと結末でした。
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