生霊 IKIRYOの紹介:1999年日本映画。ホラーゲーム『リセット』を開発制作する小森。好きな上司の加藤が里村という女子社員をサブに連れてきました。里村は小森に対抗心むき出しで、やがて二人は意見が対立し始めます。憎いと思った相手を念じて呪う能力を持つ小森は、ひとり部屋で念じ始めます。やがて里村が行方不明になり…という内容のジャパニーズホラー映画です。
監督:吉村典久 出演者:高橋かおり(小森)、鶴久政治(加藤)、梶原芽衣(里村)、藤原喜明(部長)、天宮良(沢田)ほか
映画「生霊 IKIRYO」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「生霊 IKIRYO」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「生霊 IKIRYO」解説
この解説記事には映画「生霊 IKIRYO」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
生霊 IKIRYOのネタバレあらすじ:起
ゲーム製作会社の『MAX』では、女性クリエイターの小森が中心になって『リセット』というホラーゲームが作られています。上司の加藤に任された小森は、会社が終わった後も自宅で深夜までゲーム作りを行っていました。そんな小森のサブに、加藤は里村という女性社員を連れてきます。里村は小森に異常な対抗心を持ち、二人はすぐさま対立し始めます。
その夜、加藤と里村は酒を飲みに行きます。小森は自宅で自分をモニターに映し、何かを念じていました。深夜、小森の部屋に里村がやって来ます。里村は「今日の事を小森に謝れと加藤さんに言われた」と言いますが、酔っぱらっていた里村は小森に「あなた加藤さんの事が好きなんでしょう?」と言い、小森が動揺すると、里村は小森を激しくののしりはじめます。怒った小森は里村を部屋から追い出しました。
加藤にはマユミという同僚の婚約者がいます。小森は早速マユミに会い、里村と加藤が飲みに行った事を話し、忠告します。その夜、里村の部屋に何者かがやって来ます。里村が恐る恐る扉を開けると、里村は人差し指を切断されました。
生霊 IKIRYOのネタバレあらすじ:承
翌日から里村が出勤しなくなりました。心配した加藤と沢田がマンションへ行きますが、カードキーがない為入れませんでした。小森が里村のマンションに行きます。住人が出てくるタイミングで中に侵入すると、里村の部屋に入ります。玄関には指が落ち、リビングには里村が血まみれで殺されていました。小森は自分が殺した時の状況を思い出します。
精神状態がおかしくなった小森は、加藤の部屋を訪ねます。小森は「最近眠れないし、幻覚も見える」と加藤に言います。加藤が「この仕事をしているからだ、疲れているんだ」と言うと、小森が加藤に抱き着きます。「僕がずっと一緒にいるから頑張って」と加藤が言うと、小森は元気になり部屋を出て行きました。
部屋に戻った小森は、今日もモニターに自分を映して念じていました。加藤は自分の企画を横取りした部長を殺す夢を見て目覚めます。このころから加藤は幻覚を見るようになります。翌朝、小森は出勤する加藤に寄り添い、腕を組んで事務所に入ります。マユミがその様子を見て不快な顔をしていました。
生霊 IKIRYOのネタバレあらすじ:転
小森の作っている『リセット』に強烈なサブリミナル効果が挿入されていることに、沢田は危機感を持ち、加藤に「あのゲームは危険だ、中止しろ」と言いますが、加藤は「誰も作れなかったゲームだ、このチャンスは絶対ものにする」と言います。
小森が加藤と一緒に弁当を食べようと加藤を探していると、マユミと話をしていました。マユミは加藤と小森の仲を疑っていました。加藤は「僕が大物になれるかどうかのゲームを一緒に作っているだけだ」となだめると、その後マユミは小森に会い「加藤さんは絶対渡さない」と言います。
小森に念じられ呪われた沢田が、援助交際をする女子高生を刺し殺し、行方不明になりました。里村、沢田と行方不明になったことで、マユミは加藤に「あのゲームを作るのはやめて!私は貴方と結婚したいだけだ」と迫ります。すると加藤はマユミを平手打ちし暴言を吐きます。
放心状態のマユミは夜道を一人帰っています。マユミの前でバックで急停車したトラックからステンレス版が滑り落ち、マユミの体は真っ二つに切断されました。
生霊 IKIRYOの結末
女子社員までが加藤に「あのゲームは危険だ!中止した方がいい」と助言します。加藤は何かを決意し、小森の部屋に行きます。80%完成しているゲームのコピーをもらい、小森がコーヒーを入れている間に、パソコンから『リセット』ファイルを削除しました。それを見た小森は「加藤さんがずっと一緒にやろうと言ったのに酷い」と言うと、加藤は小森の首を絞めます。
小森がぐったりすると、加藤は事務所に戻り、ディスクから『リセット』をパソコンに落とし、自分の企画にしようとしていました。完全に狂った加藤は、「手伝いましょうか」とやってきた女子社員に襲いかかります。逃げた女子社員は、生きていた小森に殺されました。そして小森は加藤をラップで窒息死させます。「これであなたは私のもの」と小森が言いました。
街では『リセット』が発売され、店頭ではゲームの実践が行われていました。小森の呪いがかけられた『リセット』をやった人々は、次々と呪われ狂っていきました。一方、小森は自宅に加藤の死体を置いて、食事を与えていました。
以上、映画「生霊 IKIRYO」のあらすじと結末でした。
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