渋谷ミッドナイト・ウォー 暗黒街の紹介:2001年日本映画。渋谷を根城にする愚連隊の重光らでしたが、新宿から中国マフィアの下に付く英明らのグループが進出してきます。抗争を繰り返す英明らですが、重光と英明は子供時代に一緒に暮らしていた仲でした。重光との争いを避けたい英明は、重光を仲間にしようとしますが、ヤクザの銀狼会の若松が間に入ってきたことから、中国マフィアvs銀狼会の抗争に発展し、重光と英明も巻き込まれていき…という渋谷を舞台にした若きアウトローたちの抗争を描いた作品です。
監督:藤原健一 出演者:三上大和(重光)、並川孝太(英明)、菅原加織(若松)、ガダルカナル・タカ(伊達)、宍戸錠(父親)、菅田俊、愛染恭子、ほか
映画「渋谷ミッドナイト・ウォー 暗黒街」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「渋谷ミッドナイト・ウォー 暗黒街」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「渋谷ミッドナイト・ウォー 暗黒街」解説
この解説記事には映画「渋谷ミッドナイト・ウォー 暗黒街」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
渋谷ミッドナイトウォー暗黒街のネタバレあらすじ:起
渋谷を根城にするカラーギャングと呼ばれる愚連隊のリーダー・重光は、群れるのを嫌い、舎弟分のミノルとだけ行動しています。銀狼会の若松の下でヤクの売人をしながら生活をしていました。
そのころ新宿の中国マフィアのボス・王は、英明を呼び「渋谷を制圧しろ」と命じます。重光の父と、英明の母が愛人関係にあった為、二人は子供時代に兄弟のようにしていた仲でした。英明はその重光がいる渋谷に乗り込んできます。
早速、英明らのグループは渋谷の愚連隊狩りを始めます。数多くの連中がやられ、重光に助けを求めてきました。しかし重光は「お前たちには皆グループがあるだろう、困った時だけオレを頼るな!」と突き放します。
やがて英明が重光を訪ねてきます。英明は「重光、オレ達の仲間になれ」と言いますが「渋谷に住みたかったら勝手に住んだらいい」と重光が言います。そんな重光に、愚連隊の仲間たちは不満を持ち「人殺しのくせに」と文句を言います。重光は、日々暴行を受ける父親を殺した過去がありました。
渋谷ミッドナイトウォー暗黒街のネタバレあらすじ:承
銀狼会の親分である伊達に呼ばれた重光は「中国マフィアを潰せ」と命じます。しかし重光が「オレ達にやらせないで、自分たちでやればいいじゃないすか」と言ったため、リンチを受けます。リンチを受けている間、重光は父親から受けた暴力を思い出していました。
伊達は重光以外の愚連隊らを呼び、拳銃を渡して中国マフィアの射殺を命じます。やがて愚連隊の連中は英明らの手下を次々襲い6人を殺害しました。そのころ英明は、中国人の漢から武器を調達していました。武器が手に入ると、今度は英明らの逆襲が始まります。そして銀狼会の事務所に5人の愚連隊の惨殺死体を送りつけます。
そして英明は伊達に電話をかけ「ヤクの取引をしよう、4億円でどうだ」と言います。伊達が「ふざけるな!」と断ると、英明は「こっちはあと一人殺さないと数が合わない、あと一人はお前でもいいんだぞ」と脅すと伊達はすんなり受け入れました。
若松は真相を調べる為、漢に会い話を聞きます。すると英明が王には報告せず取引をすることを知ります。一方、英明は取引後、王に金を持って報告する予定でした。
渋谷ミッドナイトウォー暗黒街のネタバレあらすじ:転
若松が重光に「銀狼会と英明が4億のヤクを取引をする。取引が成立すると渋谷は英明のものとなる。その4億をオレ達で奪おう」と持ちかけます。その後、重光は英明を呼び「伊達を殺して4億を奪おう」と言います。
英明は「お前の親父に母が捨てられ、オレは母と一緒に中国へ帰った。ネズミまで食う生活をしていた時、マフィアに助けられた。オレには優しかったお前の親父を、お前は殺した。オレはマフィアで上にのし上がるんだ。邪魔をするな、邪魔をしたらお前でも許さない」と言って去りました。
4億を用意した伊達に重光とミノルが会いに来ます。重光が伊達を刺殺すると、事務所にいた若松が組員たちを射殺し、3人は4億円を持ってホテルの一室に隠れます。若松は「ここで待ってろ」と言って出て行きました。
若松は中国マフィアに乗り込み「取引するはずだった4億円が盗まれ伊達が殺された」と言います。英明から話を聞いていなかった王らは激怒し、英明を呼び出し「3日以内に金と殺した奴を連れてこい。出来なければお前を殺す」と言います。
渋谷ミッドナイトウォー暗黒街の結末
英明は重光を呼びます。それは罠で重光は王の子分たちに拉致されました。王の子分が見守る中、英明が重光を暴行し、口を割らせようとしますが、重光はしゃべりませんでした。すると若松はミノルを射殺し、王に「金は見つかった、犯人はこいつだ」と言ってミノルの死体を差し出します。
王と話をしている若松に「重光が逃げた」と連絡が入ります。うろたえる若松を見て、王は「お前が重光を殺せ」と言うと、「全てわかっていたんですね」と若松が言います。そしてヤクの取引を王と行い、若松は中国マフィアの下で渋谷の縄張りをもらう約束を取り付けます。
重光は「殺される前にオレが殺す」と言うと、英明は「逃げるしかない」と言います。拳銃を持って乗り込んだ重光に英明が向き合います。相撃ちになり英明が倒れました。すると若松が拳銃を向けます。重光と撃ちあいになり、若松が死にました。
重光が確認すると英明の拳銃には弾が入っていませんでした。英明はここで死ぬ気でした。王の子分らが重光に銃口を向けますが、王が止めて去って行きました。重光は王の子分に「重光を殺せ、そうすれば生かしてやる」と言われていました。
以上、映画「渋谷ミッドナイト・ウォー 暗黒街」のあらすじと結末でした。
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