民事介入暴力(ミンボー) ~非合法領域~の紹介:2001年日本映画。病院で少女が血を吐いて死亡したことで、看護師から「病院に殺された」と密告があり、船田法律事務所の星野と沖が調べると、少女が死亡した病院には郷田組が絡んでいることがわかり、新薬の治験を使って製薬会社から金を脅し取る計画をしていることがわかり…という内容の民暴をテーマにしたドラマです。
監督:服部光則 出演者:榊原利彦(沖)、宝生舞(星野)、高橋和興(セナ)、力也(郷田)、草刈正雄(船田)、ほか
映画「民事介入暴力(ミンボー)非合法領域」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「民事介入暴力(ミンボー)非合法領域」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「民事介入暴力(ミンボー)非合法領域」解説
この解説記事には映画「民事介入暴力(ミンボー)非合法領域」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
民事介入暴力(ミンボー)非合法領域のネタバレあらすじ:起
古谷医院で入院中の少女ユリカが血を吐いて苦しみ始めます。看護師の必死の手当てのかいもなく、ユリカは死亡しました。深夜まで遊んでいた母親の川島真由子は泣き崩れます。
船田法律事務所に新人弁護士の星野がやって来ました。事務所には船田と中野がいます。丁度仕事中の沖弁護士から「忘れ物をした、持ってきてくれ」と連絡が入ります。早速星野が現場に向かうと、沖は郷田組系の事務所の立ち退きの執行中でした。ヤクザ数人をぶちのめす沖を見た星野は委縮します。あいさつに来た星野に沖は「民暴とはこんなもんだ」と言います。
病院で死んだユリカの母親である真由子に電話がかかります。女性の声で「ユリカちゃんは病院が殺した」と言って切ります。真由子が警察に通報すると、西園寺刑事らがやってきました。
西園寺は「民事介入できないから、弁護士を紹介しよう」と言って、船田事務所を訪れます。仲のいい沖に話を持ちかけますが、沖が断ります。すると星野が「私がやります」と言いました。そして星野は真由子と一緒に古谷医院を訪れます。
民事介入暴力(ミンボー)非合法領域のネタバレあらすじ:承
院長の古谷と共に、病院のコンサルタントをしているという、ゴールドジャパンコンサルタントのセナという男が現れます。セナは実は郷田組の幹部で、民暴のプロでした。初心者同然の星野は終始セナのペースに乗せられ、事務所に帰って来ました。
船田に報告すると「郷田組が動いているな、真由子さんに電話したのは行方不明中の看護師の女性だろう」と言います。調べていた中野が「古谷医院は経営状態が非常に悪い」と言います。船田は「郷田の闇金にでも手を出したのかもしれない」と言います。
その時、真由子から星野に電話が入ります。真由子は「お金をくれると言うから告訴しない」と言ってきます。納得できない星野は、真由子の部屋に行きますが、真由子の気持ちは変わりませんでした。
沖のもとにユリカの兄ジュンタが貯金箱を持ってやって来ます。「お母さんを助けてください」と貯金箱を差し出すジュンタを見た沖は「これはもらっておく、まかせておけ」と言います。早速、星野と行動を始めた沖は、真由子がユリカの死体を見た時、口から流れていた血を「ジャケットでふき取った」と言った事を思い出します。
民事介入暴力(ミンボー)非合法領域のネタバレあらすじ:転
沖は星野を連れ、真由子の部屋に押し掛け血の付いたジャケットを見つけます。そして西園寺に頼み鑑識に出してもらいます。検査の結果が出ると、覚せい剤の成分が見つかりました。更に友愛製薬が開発中の新薬の成分も見つかりました。
沖は子分のチンピラである太郎が、郷田組の借金のカタに治験をやって血を吐いていたことを思い出します。セナは友愛製薬の新薬の治験に覚せい剤を混ぜ、死者を出して金を脅し取ろうとし、その対象が偶然ユリカになったのでした。
中野が行方不明の看護師である三浦キョウコの弟ケンの居場所を見つけます。ケンを使いキョウコに会った沖は、事務所に連れてきます。キョウコは、「院長の指示で血を吐いて血まみれになったユリカの体を綺麗に洗い、眠るように死んだ姿にし、真由子に見せた」と言います。
そのころ郷田は、古谷院長の自殺記事を読んでいました。セナの行き過ぎた行動に怒りを覚えた郷田は「あいつは目立ち過ぎだ」と言って、セナの舎弟の横山に札束と拳銃を渡します。
民事介入暴力(ミンボー)非合法領域の結末
沖はキョウコに「証拠が欲しい」と言います。キョウコは「病院の看護日誌を見ればわかるかもしれない」と言って、二人で閉鎖された古谷医院に向います。そこへ郷田組の横山と西川がやって来ました。沖が格闘しているとセナがやって来て、キョウコを殺そうとします。
横山が抜け出しセナに近づくと「お前は目立ち過ぎだ」と言って発砲します。セナが倒れると、横山が今までの恨みを晴らそうと近寄って来ます。死んだふりをしていたセナが起き上がり、横山を刺殺して逃げました。
破門状を出されたセナを追って、沖は岸壁に向かいます。高飛びしようとしたセナを殴り倒すと、西園寺がやって来ます。沖は西園寺に「逮捕しろ」と手柄を渡します。
その後、沖はセナに脅されていた友愛製薬と話をつけ、弁護費用2億円をもらい、ジュンタとキョウコに振り込むことにします。その際、沖は友愛製薬とコンサルタント契約をして、3000万円を報酬としてもらっていました。
以上、映画「民事介入暴力(ミンボー) ~非合法領域~」のあらすじと結末でした。
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