耳をすませばの紹介:2020年日本映画。柊あおいの同名漫画の実写映画となる作品。スタジオジブリでアニメ版としても上映されていて、本作は中学生時代だったアニメ版の話から、2人が大人になった10年後の話を描いています。過去の思い出と現在を上手くミックスさせる演出が素晴らしいです。
監督:平川雄一朗 出演:清野菜名(月島雫)、松坂桃李(天沢聖司)、山田裕貴(杉村竜也)、内田理央(原田夕子)、安原琉那(月島雫 / 中学生)、中川翼(杉村竜也 / 中学生)、荒木飛羽(天沢聖司 / 中学生)、住友沙来(原田夕子 / 中学生)、音尾琢真(堀内部長)、松本まりか(津田みどり)、中田圭祐(高木洋輔)、小林隆(月島靖也)、森口瑤子(月島朝子)、田中圭(園村真琴)、近藤正臣(おじいさん)、ほか
映画「耳をすませば(実写版)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「耳をすませば(実写版)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「耳をすませば(実写版)」解説
この解説記事には映画「耳をすませば(実写版)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
耳をすませばのネタバレあらすじ:起
中学時代に想いを通じ合わせることの出来た雫と聖司。10年の歳月が過ぎ、児童書の編集者として働く雫。上手く行かず落ち込むときは、遠く離れたイタリアで夢を叶えるため頑張る聖司を思い、また自分を奮い立たせていました。一方で、聖司もチェロ奏者になるべく奮闘していました。
結婚はまだかと両親に催促される雫、「まだまだ」と雫は笑って返します。10年も応募し続けている公募の結果が落選だと知った雫は、聖司との思い出の図書カードを見つけ、あの頃を思い出していました。それは、初めて雫が聖司と出会った頃の思い出です。
友人の夕子が杉村を好きだったこと、杉村が好きだったのは雫だったこと、雫は友人でしかいられないと杉村に断りを入れたこと、聖司と初めて夢を語り合ったこと、様々な思い出が雫の頭を巡ります。
あの頃色々あった夕子と杉村も、今では結婚間近です。日々なかなか上手く行かない雫に追い打ちをかけるように、担当作家である園村から担当変更を言い渡されます。上司や先輩からも、夢を諦めきれない中途半端な自分を見透かされたかのように叱られてしまいます。
極限に落ち込んだ雫は、また思い出を探ります。それは、初めて聖司を意識し始めた時、夕子が杉村に玉砕覚悟でぶつかることを決めた日でした。
耳をすませばのネタバレあらすじ:承
クラスメイトに冷やかされながらも、聖司と2人、屋上で初めて自分の書いた小説を渡します。聖司は雫の小説を褒めてくれました。聖司は雫に触発されて、夢を叶えるためにイタリア行きを決心したのです。
地球屋の店主・司郎にアドバイスされて、耳を澄まして心の声を聞くことにします。結局、出てきた答えは会いたい人がすぐ側にいないことでした。夕子や杉村に背中を押され、雫は聖司に会いに行くことを決めます。
公衆電話から国際電話で聖司に連絡をし、会いに行くことを告げた雫。聖司もとても喜びます。電話を切った聖司の部屋にはサラがいました。聖司は嬉しそうに大切な人が来ることをサラに話します。
耳をすませばのネタバレあらすじ:転
有給休暇を取り、イタリアへ向かう雫。しかし、聖司に会う前に、聖司がサラとハグしているのを見てしまい、隠れてしまいます。
雫に会った聖司は、あの時と変わらず夢を追いキラキラしていました。あまりの自分との違いに不安になった雫は、聖司を待ってていいのかと尋ねます。聖司が答えようとすると割り込んできたサラが「住む世界が違う!早く別れなさい」と言いました。動揺した雫は、何も言えず飛び出して行きます。
聖司は追いかけますが、結局雫は見つかりませんでした。聖司の演奏を見るために待ち合わせた場所にも雫は現れません。雫はそのまま帰国し、夕子に遠距離恋愛は難しいと打ち明け、部屋に帰ると声を上げて泣きました。
雫は元担当作家の園村に謝罪に行くことにしました。結局、担当に戻ることは叶わなかったのですが、園村が雫を担当に選んだ理由を聞き、雫が物語を書くのを辞めようとしているのを園村が止めます。
耳をすませばの結末
その頃、聖司は雫宛に手紙を出していました。そしてイタリアの仲間が止める中、日本に戻ることを決心します。聖司の手紙が雫に届きます。手紙には聖司が初めて雫と出会ったときのこと、好きになったが素直になれなかったことが書かれていました。
聖司が帰国し、すぐに自転車で雫の家に向かうと、雫がちょうど物語を書き終えて窓を開けた所でした。過去にも同じような事があったことから、聖司は運命を感じます。あのときと同じように雫を自転車に乗せ、好きだと打ち明けたあの高台を目指します。
そして聖司は、日本を拠点に世界を目指すと宣言し、雫にプロポーズしました。雫は嬉しそうに「はい」と返事をします。やっと思いが繋がった2人、愛してるとお互い伝え合い、抱き合うのでした。
以上、映画「耳をすませば」のあらすじと結末でした。
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