生きててごめんなさいの紹介:2022年日本映画。出版社で忙しく働く主人公の修一、作家になる夢は持ちつつも忙殺されている毎日。一方で、修一と同棲する毎日うだつの上がらない生活をしている彼女の莉菜は、ひょんなことからチャンスを掴み充実し始めますが、二人の関係に亀裂が生じ始める…。
監督:山口健人 出演:黒羽麻璃央(修一)、穂志もえか(莉菜)、松井玲奈(今日子)、安井順平(西川)、冨手麻妙、安藤聖、春海四方、山崎潤、長村航希、八木アリサ、飯島寛騎、ほか
映画「生きててごめんなさい」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「生きててごめんなさい」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「生きててごめんなさい」解説
この解説記事には映画「生きててごめんなさい」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
生きててごめんなさいのネタバレあらすじ:起
出版社で働く園田修一は、目が回りそうな忙しさの中、作家を目指して努力しています。居酒屋で出会った莉菜と同棲をしています。何をしても続かずクビになってばかりの莉菜は、毎日忙しい修一の帰りを一人で待つ日々を繰り返していました。
一方の修一は、同僚のミスの尻拭いで尊敬している作家の講演会に参加できなくなってしまいます。何とか急いで仕事を終わらせ会場に駆けつけるも、すでに講演会は終わっていたのです。がっかりしていた修一に、一人の女性が声をかけます。高校の文芸部の先輩だった相澤今日子でした。
今日子に飲みに誘われた修一、今日子は現在大手出版社で働き、修一が尊敬する作家の担当編集者だと言います。そんな今日子から、今日子の出版社が主催の新人賞に応募しないかと依頼された修一に、忙しさのあまり諦めかけていた作家への情熱が戻ってきます。
しかし、職場の同僚が辞めてしまい、その担当が全て修一に回ってしまうことになりました。その担当の一人である売れっ子コメンテーターの西川洋一の元に向かった際、大事な取材ノートを忘れてしまった修一は、莉菜にその取材ノートを持ってくるよう伝えます。
生きててごめんなさいのネタバレあらすじ:承
それがきっかけで西川は莉菜を気に入ってしまい、西川は今後の打ち合わせに莉菜を同行させるよう告げます。そして莉菜が修一の出版社で働くことになったのです。
莉菜が修一の職場で働くようになり、ドジばかりの莉菜でしたが、愛されキャラの莉菜なのですぐに周りと打ち解けていきます。修一は複雑な感情を抱えていました。そして段々莉菜に冷たい態度を取るようになってしまったのです。
西川との打ち合わせも莉菜がいないと話にならない、次第に追い詰められていく修一は、今日子からの執筆状況も進んでないのに順調だと嘘をついてしまいます。
ある日、莉菜が処分されようとしていた犬を連れて帰ってきたことから、日頃のイライラが爆発します。莉菜に酷い言葉をぶつけると、莉菜は泣いてしまいました。我に帰った修一が謝り、抱きしめようとしますが莉菜は嫌がりました。
生きててごめんなさいのネタバレあらすじ:転
後日、久しぶりに出かけた二人は、いつものように楽しいデートをします。莉菜が西川からアシスタントにならないかと誘われていると話したところで修一は「莉菜にそんなことは出来ないよ」とまた冷たい言葉をぶつけてしまいます。
それに怒った莉菜はその場から去ってしまいます。そして莉菜は修一の家を出ていこうとしました。引き止める修一でしたが、莉菜の決意は固く出て行ってしまいました。
莉菜を失い、修一の状況は悪化の一途を辿ります。西川に持って行った原稿は、西川に気に入られずやり直しを言い渡されてしまいました。追い詰められていく修一でしたが、新人賞の執筆を思い出し執筆に取り掛かり始めます。その間に莉菜が荷物を取りに戻ってきますが、またしても修一は莉菜を止めることが出来ず、失意のまま執筆を続けます。
突然、今日子から連絡が入りました。尊敬する作家が修一の原稿を気に入り出版したいとのこと、修一が作家宅に招待され作家と出会う…所で目が覚めました。全ては修一の夢で、現実は新人賞の締め切りが過ぎた夜だったのです。急いで原稿を上げ、今日子のところに向かいますが、今日子には冷たく突き放されてしまいます。
生きててごめんなさいの結末
さらには、修一が起こしたミスで上司に叱られ、さらにはクビを言い渡されてしまいました。対象的に莉菜は西川の元で働き始め、イキゴメというアカウントで呟いていたことがバズり、西川の協力を得てエッセイを出版するまでになりました。
一年後。すっかり売れっ子になった莉菜のトークショーで、莉菜は久しぶりに修一と出会います。終わったあと飲みに行くことになった二人。修一は、今は夢と関係ない仕事をしていると近況を話しました。「恋人はいるの?」との莉菜の問いに「気になる人はいる」と答えた修一。答えを聞いた莉菜はトイレに行くと立ち上がります。
しばらく待っていた修一でしたが、店を出る莉菜の姿を見つけて追いかけます。走って逃げる莉菜を修一は追いかけますが、なかなか追いつきません。しかし、踏切が閉まった所でようやく追いつきました。
「踏切は二人で渡るべきなの?」と莉菜の意味深な問いに、修一は何も答えることが出来ませんでした。
以上、映画「生きててごめんなさい」のあらすじと結末でした。
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