ドラえもん のび太の宇宙漂流記の紹介:1999年日本映画。宇宙漂流団の少年、リアンと偶然出会ったドラえもん一行、しかし、彼の父親リーベルトは、洗脳され地球侵略を企む独立軍の司令官となっていた。その野望を打ち砕き、地球を守るため、今立ち上がる。
出演者:ドラえもん(大山のぶ代)、のび太(小原乃梨子)、しずか(野村道子)、ジャイアン(たてかべ和也)、リアン(白石冬美)、フレイヤ(荘真由美)、リーベルト司令官(有本欽隆)、アンゴルモア(内海賢二)ほか
映画「ドラえもん のび太の宇宙漂流記」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太の宇宙漂流記」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドラえもん のび太の宇宙漂流記」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太の宇宙漂流記」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラえもん のび太の宇宙漂流記のネタバレあらすじ1
ドラえもんの宇宙ゲームに熱中する一同、しかし、のび太・静香・ドラえもんはあっさりゲームオーバーしてしまいます。生き残っているスネ夫・ジャイアンはそのままゲームを続け、つまらなさを感じたドラえもん達は「お座敷宇宙船」で部屋の中で無重力状態を楽しんでいます。しかし、のび太の不注意で家中がぐちゃぐちゃになり、ママから大目玉を食らってしまいます。夕方までに何とか片付けるものの、あのゲームが何処にもありません。夜になっても二人が出てこないので、ドラえもんは「遅れカメラ」で調べます。すると、部屋の外に放り出されたゲームはママにゴミ捨て場に持っていかれ、その後謎の宇宙人に持っていかれ、そのままUFOに運び込まれたことが判明します。スネ夫・ジャイアンを連れ戻すため、3人は「宇宙救命ボート」で行方を追います。
ドラえもん のび太の宇宙漂流記のネタバレあらすじ2
何とか目的のUFOを見つけるも、イオン嵐に巻き込まれ、「宇宙救命ボート」は損傷してしまいます。止む無く3人はUFOに飛び乗り、スネ夫・ジャイアンを発見します。しかし、乗組員たちには勝手に船に潜入したと勘違いされ捕まってしまいます。一同を監禁した後、UFOを修理できそうな星を見つけ、着陸します。閉じ込められた一同はここから出せと騒ぎ立てますが、その時「どこでもドア」のことを思い出します。これで帰れると喜ぶ中、のび太が冒険もしないでこのまま帰るのも・・・と言いだします。ジャイアンもそれに乗っかり、一同はしばらく帰るのを延期します。「スペースイーター」で脱出した一同、星の探検を始めようとしたところへ金属の蜘蛛が襲い掛かってきます。逃げる中「どこでもドア」を出すドラえもん、しかし、余りにも遠くに来ていたので地球には通じません。蜘蛛の攻撃を「タケコプター」で辛くも交わした一同ですか、次はUFOが標的にされています。このままやられてしまったら地球に帰れなくなると思ったドラえもんは「ハメルンチャルメラ」で全ての蜘蛛を遠くに追い払います。
ドラえもん のび太の宇宙漂流記のネタバレあらすじ3
宇宙人達は一同に謝罪と歓迎の意を表し、そして一同はここに来ることになった経緯を話しています。しかし、UFOは故障でワープできなくなり、地球へ行くには1億年以上かかることが判明したため、まずは彼らの本部、銀河漂流船団へと向かうことになります。お互いに自己紹介し、リアン、フレイヤ、ゴロゴロ、そしてデータロボットのログと名乗ります。ドラえもんの協力でUFOも無事修復され、飛び立っていきます。その道中、UFOが不自然に揺れ始めます。調べてみると、近くにブラックホールがあることが分かります。エンジン全開で何とか振り切り、元のコースに戻ります。
ドラえもん のび太の宇宙漂流記のネタバレあらすじ4
エンジンを休ませる為にも、早くどこかの星に着陸したいリアン達、フレイヤが少しコースを外れるが休めそうな星を見つけます。しかし、着陸にしくじり、気を失ってしまいます。気が付いたドラえもん達はハッチが開いていることが分かり、外に出ます。外は凄い霧ですが徐々に晴れてきて、見慣れた光景が見えてきます。一同は降り立った裏山から各々家路につきます。家に帰ってみるとパパもいて、食事も用意されています。早速食べようとするのび太達ですが、地球を飛び立つ前に拾った光る石がズボンのポケットに入っていることに気づき、ママに見せようとします。すると、パパ、ママだと思っていたのは怪物で、そこが地球でないことが分かります。のび太により正気に戻ったドラえもんは「遠くの人おこし用目覚まし」で皆を起こし、逃げ出します。
ドラえもん のび太の宇宙漂流記のネタバレあらすじ5
リアン達が一同の叫び声に気づきます。ハッチを開けようとしますが、どういう訳か開きません。怪物がそぐそこまで迫った時にようやく開き、UFOに逃げ込む一同、しかし静香が怪物の触手に捕えられてしまいます。UFOからの電撃により何とか助かり、急いで星を後にします。その星は訪れた人間の心を読み取ってその者が望んでいる光景を幻として見せ、その隙に捕食される眩惑の星であることがリアンの口から明かされます。
フレイヤがどこか怪しい動きをする中、UFOは宇宙船の墓場のようなところを通りかかります。すると、謎の生命体がUFOに飛びかかってきてエネルギーを吸い尽くそうとしています。その時、独立軍の放ったミサイルがUFOの近くを通過し、それを追いかけて謎の生命体がミサイルに群がります。そのままミサイルは爆発し、その後、独立軍の船がUFOを基地へと誘導します。
ドラえもん のび太の宇宙漂流記のネタバレあらすじ6
基地には銀河漂流船団の司令官であり、リアンの父であるリーベルト、そしていつからか側近になっていたモアがいます。司令官は地球のこともすべて把握している様子で、リアンはなぜ知っているのかと問いただします。モアの口から、スパイが忍び込んでいたことが分かり、同時にそれがフレイヤであることが分かります。怒りを覚える一同ですか、抵抗する間もなく捕えられてしまいます。
リアンはモアが来てから、父が変わってしまったと話しています。このままでは地球が危ない、何としても船団に行かなければ、そこでドラえもんは「潜地艦」を出し、UFOを奪って脱出する作戦を考えます。取り囲んでいた兵士と格闘の末、リアン達はUFOに乗り込み、リアンの呼びかけでフレイヤもついていきます。裏切り行為をしていたことを詫びるフレイヤ、一同は暖かく迎え入れます。
ドラえもん のび太の宇宙漂流記のネタバレあらすじ7
逃げ出したリアン達を追跡する独立軍、すぐに追いつき連れ戻そうとしますが、そこは船団のテリトリーであり、追跡船を追い払い、UFOを誘導します。一同は評議会議長、マズーラの元に向かい、独立軍との戦いについての審議に参加します。あれこれと議案が出てきますが、今一つ話がまとまりません。マズーラは一同を連れて、船団の住民が神と崇めるユグドの木が生えている聖域に向かいます。そこに生えている神樹の実を目撃したのび太は自分のポケットに入っていた同じものを取り出します。船団の人たちからはお守りとして大事にされている話を聞き、のび太は眩惑の星で正気に戻れたのはそのおかげだったことを知らされます。リアンが神樹の実に祈ると死んだ母親が現れ、司令官の心を支配しているモアを倒すよう告げられます。一同もそれを目の当たりにし、協力する意思を固めます。
ドラえもん のび太の宇宙漂流記のネタバレあらすじ8
独立軍が戦闘機を差し向け、攻撃を仕掛けてきます。宇宙少年騎士団の一員であるリアンの出撃と同時に、一同も出撃します。しかし、大量の戦闘機の群れを前にはいくら倒してもきりがありません。フレイヤよりコントールタワーを破壊すれば全ての戦闘機が停止することを聞き、のび太・ドラえもん・リアン・フレイヤは攻撃を掻い潜りコントロールタワーを目指します。
ドラえもんは「ネンドロン」でコントロールタワーの機能を停止、全ての戦闘機が動けなくなります。モアは自ら母線に乗り込むしかないと判断、小惑星に隠れていた独立軍の要塞が姿を現します。「通り抜けフープ」で潜入したドラえもん達は再度リーベルトを説得しようとしますが、モアがリアンを超能力で洗脳しようとします。しかし、胸ポケットに入れていた神樹の実によってリアン、そしてリーベルトは正気に戻り、遂にはリーベルト自らがモアに銃撃を打ち込みます。それにより、洗脳されていた全ての独立軍の面々が正気に戻ります。倒れたモアに近寄ってみると大したことのないロボットであったことが分かり、ドラえもんはこんなものが超能力を持っていたのはおかしいと胸騒ぎを覚えます。
ドラえもん のび太の宇宙漂流記の結末
戦いの最中に要塞は母船に体当たりをしており、制御不能に陥っています。さらに母船は要塞の隠れていた惑星に接近しており、このままでは衝突が避けられません。ドラえもんもどうしたらいいか思い浮かばない中、のび太の閃きで「ヒラリマント」を大きくして母船を弾き飛ばす作戦を打ち出します。その結果、惑星との衝突を回避します。
作戦の成功を喜ぶ一同、その時、リアン達が地球から持ってきたガラクタが突然暴れ出します。その正体はモアであり、自分の体を持たない存在であることが分かります。「カチンカチンライト」でモアを固めた後、「空飛ぶ荷札宇宙用」でブラックホールへと送り、モアの野望は消え去ります。
UFOのワープ装置も無事修復され地球に戻ってきた一同、惑星ラグナと同じ悲劇を地球で起こさないことを誓った一同を後に、リアン達は船団へと帰っていきます。家への帰り道で先生と出会ったのび太、0点の答案を見せられ、本物の地球であることを喜んでいます。その様子を見て、0点を喜ぶとは何事だと起こりだす先生でありました。
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