ドラえもん 2112年ドラえもん誕生の紹介:1995年日本映画。22世紀のとある工場で子守用ロボットが大量生産させていたが、その中の一体が静電気に当たりネジが抜けてしまう。他のロボット達と異なり個性的な性格となってしまったが、それこそがあのドラえもんであった。
監督:米谷良知 声優:大山のぶ代(ドラえもん)、横山智佐(黄色いドラえもん)、よこざわけい子(ドラミちゃん)、皆口裕子(ノラミャー子)、矢田稔(藤子・F・不二雄先生)、ほか
映画「ドラえもん 2112年ドラえもん誕生」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん 2112年ドラえもん誕生」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドラえもん 2112年ドラえもん誕生」解説
この解説記事には映画「ドラえもん 2112年ドラえもん誕生」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラえもん 2112年ドラえもん誕生のネタバレあらすじ1
1969年11月のある日、漫画家藤子・F・不二雄は締め切りが迫っていたにも関わらず全くアイディアが浮かばず、弱り果てています。帰宅後、自室で机に向かいながら、もしタイムマシンがあれば未来へ行って自分の漫画を盗んでこられるのに、とありえない空想を始めます。時は変わり2112年9月3日、マツシバ・ロボット工場で、子守用ロボットが組み立てられていました。工場の上空でタイムパトロールに追われていた逃走犯が四次元空間へ逃げ込む際に発生した静電気が、ベルトコンベアで搬送されていた一体のロボットを直撃、その衝撃でネジが1本抜け、外へと放り出されてしまいます。偶然外にいたスクラップ搬送車の荷台に落ちて焼却炉へと運ばれ、もう少しで焼却されてしまうところでしたが、近くにいた猫型ロボットに助けられます。2人はそれぞれドラえもん、ノラミャー子と名乗り合い、同じ猫型ロボットであることから意気投合します。
ドラえもん 2112年ドラえもん誕生のネタバレあらすじ2
ロボット養成学校に戻ったドラえもん、校長の挨拶の後、早速勉強が始まります。しかし、何をやっても出来が悪く、校長からまさかネジが抜けていたりしないかと指摘されます。あまり出来が悪いと溶解炉で溶かされると言われ凍り付くドラえもん、しかしそれは冗談で、校長は個性を生かせるクラスへの転入を命じます。新しいクラスへ転送されたドラえもん、そこには校長の言った通りの個性的なメンバーが揃っています。そして何とあのノラミャー子もいたのです。再開を喜ぶ2人、その様子を見てジャイベエ、スネキチが新入りのくせに図々しいと不満を顕わにします。新しいクラスでの生活が始まり、メンバーとも打ち解けていきましたが、相変わらず成績はパッとしません。卒業オーディション前日の夕暮れ、0点の答案を手に落ち込んでいるドラえもんにノラミャー子が話しかけます。自分には良いところが何もないとこぼすドラえもんに対し、何にでも一生懸命なことが良いところだと諭します。それでもどこかモヤモヤ感が拭い切れないドラえもん、しかし20世紀のお菓子、どら焼きをプレゼントされ、食べてみるとその美味しさに感動し、元気を取り戻します。
ドラえもん 2112年ドラえもん誕生のネタバレあらすじ3
ロボットオーディションが始まります。TV中継されており、出場ロボットは一発芸のようなパフォーマンスを披露、全国の視聴者がそれを見て気に入ったらスカウトする仕組みになっています。各々のスカウト先が決定されていく中、最後の出場者、ドラえもんの番が回ってきます。子守用の道具をいくつか披露しますがどれも上手く使いこなせず当然ながらどこからのスカウトもありません。時間が迫り、アナウンサーがオーディション終了を告げた直後、一人の赤ちゃんからスカウトが入り、何とか行き先が決定します。セワシの家、両親が納得いかない様子ですが今更返すわけにもいかず、またセワシが非常に懐いていることもあり、ドラえもんに子守を頼みます。日々成長していくセワシ、ある日、ドラえもんの粘土細工を作っています。耳の形がどうもしっくりこない、最後の仕上げにと工作用のネズミロボットを出しますが、指示を間違えたため、ドラえもんの耳をかじってしまいます。ロボット病院に運ばれたドラえもん、如何にも胡散臭そうなドクターがハイテンションで捲し立てています。早速治療が始まるも、一匹のハエがドラえもんの鼻に止まり、くしゃみをした衝撃でドクターが操作を誤ってしまいます。機材が暴走し、ドラえもんはパニックになります。
ドラえもん 2112年ドラえもん誕生のネタバレあらすじ4
お見舞いに来たノラミャー子、耳がなくなってしまったドラえもんを見て絶句し、次には大笑いします。その日の夕方、どこかの砂浜の鉄塔の上で一人落ち込むドラえもん、元気づけに「元気の素」を飲もうとしますが、間違えて「悲劇の素」を飲んでしまい、激しく泣き出します。一体のロボットがドラえもんの前に現れます。妹ロボットとして開発されたドラミと名乗ると、ドラえもんは泣き続けたショックで体のメッキが剥がれ、声が変わってしまったと話します。ドラミに間違った薬を飲んだことを知らされ、さらに泣き出すドラえもんに対し、ドラミはセワシが迷子になったと告げます。こんな時こそと「元気の素」を飲もうとしますが、今度は「電光石火」を間違えて飲んでしまい、海の上を猛スピードで突っ走っていきます。セワシがドラえもんを探しに出かけ、迷子になっています。そこへ逃走犯ドルマンスタインが現れ、人質にされたことでタイムパトロールも手出しできなくなっています。一方のドラえもんは暴走を続け、水上の造形物をジャンプ台にドルマンスタインの飛行機に突っ込んでいきます。噴射口を塞がれて飛べなくなったため、溶解炉に墜落するドルマンスタインと相棒の男、ようやく御用となります。
ドラえもん 2112年ドラえもん誕生の結末
ドラえもんと会えたことを喜ぶ二人、そこへドラミとノラミャー子が迎えに来ます。大笑いしたことを詫びるノラミャー子、そして惚れ込んでしまった様子を前にドラえもんは照れた顔をしています。セワシの家のクリスマスパーティに集まったロボット養成学校の卒業生たち、そこへサンタに扮した校長が現れ、今回のお手柄の記念にドラえもんと同じタイプのミニドラを作ったこと、そして新しい四次元ポケットのプレゼントしに来たと言います。早速校長のリクエストにより「乾杯の種」を出し、パーティは大いに盛り上がります。その後、ドラえもんは最も出来の悪いご先祖、野比のび太の教育のため、20世紀へと旅立ちます。再び20世紀、椅子から転げ落ちて目を覚ました藤子・F・不二雄、漫画を描くつもりが知らないうちに寝てしまって朝になっていることに弱り果てています。その時、足元に転がっていたダルマを目にして閃きます。ぐうたらな少年を助けに来る未来のロボット、ドラえもんを書き上げることに成功したのでした。
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