ドラえもん のび太と銀河超特急(エクスプレス)の紹介:1996年日本映画。ドラえもんが3日間も行列に並んで切符を買った銀河ミステリーツアーに参加するのび太達、しかし謎の生命体「ヤドリ」と遭遇、人間達を支配する企みを知る。のび太達に勝機はあるのか・・・
監督:芝山努 原作:藤子・F・不二雄 声優:大山のぶ代(ドラえもん)、小原乃梨子(のび太)、野村道子(しずか)、肝付兼太(スネ夫)、たてかべ和也(ジャイアン)、ほか
映画「ドラえもん のび太と銀河超特急」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太と銀河超特急」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドラえもん のび太と銀河超特急」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太と銀河超特急」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラえもん のび太と銀河超特急(エクスプレス)のネタバレあらすじ
いなくなったドラえもんを町中探し回るのび太、うなだれて家に帰ってくると笑顔で出迎えるドラえもんが22世紀で3日間も並んで手に入れたと銀河ミステリーツアーの切符を出します。
翌日、地球のミステリーツアーへ行く予定のスネ夫たちに話すと、ジャイアンはしまったなあとこぼします。しかし、宇宙は危険だとスネ夫に言われ、慌てて家に帰るのび太、ドラえもんからミステリートレインの事故は一回もなく、さらに「どこでもドア」ですぐに帰れると聞くと安心します。
夜、裏山で待つ2人の元へ予定通りやって来た列車、乗り込むとすぐに発車します。個室で寛ぐ間もなくドラえもんから展望車へ行こうと誘われるのび太、しかし圧縮空間のため列車内は思ったより広く、仕方なくタケコプターで移動します。星を眺める2人、そこへ本社から戻った車掌が切符の確認に来ます。その後、土星を過ぎた列車はワープ空間に入り、何も見えなくなります。個室に戻った2人、用を足しているのび太は鏡の中にいた吸血鬼を目にし、慌ててドラえもんの部屋に駆け込み、1人で寝られないとベッドを占拠します。
目が覚めると学校に行く時間、地球へ戻ったのび太は、普段通り登校します。放課後に昨日のことをこれぞと話すのび太、ジャイアン、静香は言葉を失っています。その様子にスネ夫は勝手にしろと捨て台詞を吐き帰っていきます。
その夜、のび太の家を訪れた静香とジャイアン、既にスネ夫が先乗りしており喧嘩が始まりそうになるも、皆で制止して列車へと向かいます。荷物を置いたら展望室へというのび太ですか、スネ夫・ジャイアンは個室でゲームに夢中、仕方なく静香と2人で向かいます。バーチャル映像「大銀河の誕生」を居合わせた乗客と鑑賞する静香、映像の激しいフラッシュで気を失っていたのび太が目を覚まし、難しすぎて全然理解できなく、展望車を後にします。
海賊が現れたと慌てて個室を飛び出すスネ夫に出くわすのび太、続いてジャイアンも青ざめて個室を出てきて怪獣が窓を突き破ったと言います。ドラえもんに知らせようと探しまわる3人、その時大きな警笛が鳴り響き、ドラえもんと車掌が凶悪な盗賊団が近くにいると緊急事態発生を告げます。パニックになる一同、静香が「どこでもドア」で・・・と閃きますが、超空間にバリアを張られ列車から出られません。
小惑星帯の隙間を急旋回する列車、案ずる一同を前にのび太がやっと面白くなってきたと宣言、皆で盗賊団と戦うことを決意します。様子を確かめに外に出たのび太、ドラえもん、展望室にいた休暇中の新聞記者ボーム、そして車掌の前に小惑星に潜んでいる盗賊団が攻撃を仕掛けてきます。車掌が出した大砲で一味を打ち落とすのび太ですが、集中砲火を浴びどこかの星に墜落していきます。
目を覚ますと辺りは霧に覆われています。やがて花火とともに霧が晴れ、宇宙最大の遊園地「ドリーマーズランド」へ来たことが分かり、盗賊団は「列車強盗ショー」というアトラクションであったことが判明します。その後笑顔で現れた車掌、入場するため一度列車に戻るよう、外に出てきた乗客達に指示します。
のび太・ドラえもんは西部の星へ、ジャイアン・スネ夫は忍者の星へと向かいます。レンタルロケット停泊所へ走っていると、一同を「昔者」とバカにしている3人組の声が後ろから聞こえ、「ベアリングロード」を知らないのかと嘲笑っています。
レンタルロケットに乗り込み、西部の星についた2人、既に市長の元へ志願者が集まっており、射撃大会でドラえもん、のび太、そしてあの3人組のひとり、アストンが採用されます。署を出て暫く歩いていると早速強盗団が銀行を襲撃したという知らせが。アジトに向かうため馬を借りるのび太達、最もスローな馬しか乗りこなせず何日かかるやら・・・とぼやいていますが、先に乗り込んでいた候補者たちが全てやられ、誰も捕まえられなかった強盗団をのび太は1人全て捕えます。正保安官になれなかったアストン、残りの2人とすぐに他の星へと行ってしまいます。
忍者の星へ向かったジャイアン・スネ夫、苦しい修行に文句を言いながらも何とか仮免許まで漕ぎ付けます。実地試験として城から秘密書類を奪ってくることを指示する師匠、成功すれば本免許と言われ、早速忍び込むジャイアン・スネ夫、しかしあっさり罠にかかって捕えられてしまいます。
メルヘンの星へ来た3人組ですが、やりたかった白雪姫は3回待ちでしかも前の組は1人の王子様に対し7人の姫で同時進行しています。その中にいた静香、王子様に選ばれ喜んでいますが、残りの姫達が怒り出し劇どころではなくなります。
諦めた3人はアストンが行きたかった恐竜の星へ向かいます。しかし、怪しいUFOに付けられていることに気づかず取りつかれたアストン、残りの2人をロケットから振り落として飛び去っていき、本部へと連絡しています。
ハテノハテ星雲の再建をかけた事業だと説明を受け、そのかえりみちで空を飛ぶ発光体を目撃したボームと車掌、ただの流れ星だと思っています。しかし正体はあの侵略者達で人間に取りつく企みを話し合っています。早速1人の係員に取りついてコントロール室へと潜入、部長からの指示も適当にやり過ごし、全てのシステムを破壊しようとしています。
のび太が提案した恐竜の星へ向かう一同、ティラノサウルス等の肉食恐竜に食べられてしまうとゲームオーバーと聞き、十分注意します。まず始めにステゴサウルスに遭遇、しかしどう見てもレース向きとはいえません。好みのものと出会うため各々解散、探しに行きます。
ベロキラプトルの群れを発見するのび太・ドラえもん、小型だが賢く、一頭が注意を引きつけ、もう一頭が背後に回るといった狩りをすると話すドラえもん、のび太が背後に迫る一頭に気づき、話の通りになっていた2人ですが、辛うじて逃げ出します。
トリケラトプスを発見するも、スピード感のある恐竜が見つからないジャイアン・スネ夫、腹ごしらえしてから探すことにします。食事をしていると子供の恐竜が現れ食べ物をねだりますが、ちびはいやだと追い払ってしまいます。その後お望みのブラキオサウルスに遭遇、本心では乗り気でないスネ夫を強引に助手にして調教を始めます。
追い払われた子供恐竜は静香の前へやって来ます。食べ物をもらうと大人恐竜も続々と現れ、皆におすそ分けするとすっかり仲良しになっています。その頃、手頃なものがいないと欠伸をするのび太・ドラえもん、その上空でプテラノドンが飛び回っています。空が飛べれば有利かもと考えた2人は飛び回っているものの足にしがみつきます。
順調に調教が進んでいると思いきや、突然ジャイアンを振り落として走り出すブラキオサウルス、背後に
ティラノサウルスが迫っており逃げきれずにその場で固まった2人、しかしなぜか動かなくなってしまいます。その頃、徐々に調子が出ていたのび太達も突然プテラノドンが停止して海に落ちてしまい、静香からもオルニトミムスが急に停止したと報告があります。
文句を言いに中央事務所に向かう一同ですが、全てのロボットの動きを制御しているコントロールセンターとの連絡が取れなくなっています。そこへ行こうとするも暴走した恐竜たちが襲ってきますが、辛くも振り切って中央星に到着します。
誰もいない中央星を手分けして調査する一同、あちこちで暴走する乗り物を目にする中、ジャイアンからスネ夫が消えたと報告を受けます。すぐに駆け付けるのび太達、すると消えたスネ夫から絶対に安全な場所があると連絡が入り、行ってみると突然現れたキューピットの放った矢で全員動けなくなりロッジへと閉じ込められてしまいます。
翌朝、ボームと車掌が救出に来ます。ありったけの発煙筒で作った煙の柱に隠れて列車ごと逃げ出すことに成功するも、燃料が抜かれていたためすぐに墜落します。
近寄ってはならないと言われている「禁断の星」に墜落した列車、備蓄されていた食料を食べる中、スネ夫のことを思い出します。前日、静香の入浴中に入って来た謎のUFOにつまずくドラえもん、気になった静香はボームに話しに行きます。その頃スネ夫に近づいたのび太はヤドリに取りつかれ、ボームを襲いに行きますが、既に弱点を見つけられていたため、すぐに正気に戻ります。全員が揃ったことを喜ぶも、ジャイアンがいないことに気づいたドラえもん、鉱山の奥に入っていったことが分かりもはや救出不能と思われていました。しかし、壁抜けの術で列車ごと現れたジャイアンに一同大喜びします。
警備隊に知らせに禁断の星を出発する列車、すぐにヤドリに見つかり、砲撃を受けて近くの星に不時着します。ヤドリ一味も着陸してきますが、全く動かない人間側を怪しみながらも墜落した列車に近づいていきます。しかし、それは待ち伏せ作戦でスプレー攻撃によりヤドリ一味は倒されていきます。
巨大ロボットに乗り移ったヤドリ天帝、スプレー液も届かず手を焼いている中、ボームの声で取りあえず隠れます。その中、じっと動かないのび太、天帝は乗り移ろうと姿を見せますが、すかさずスプレーを浴びせ動けなくなります。天帝が倒されたヤドリ一味はなすすべもなく逃げていきます。
帰りの列車の中、一同に対しあの3人が昔者と笑ったことを詫びており、アストンの父親がドリーマーズランドを再建することを約束したと話しています。そんな中、列車は地球に到着、余韻に浸りながら降車する一同でありました。
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