ガメラ2 レギオン襲来の紹介:1996年日本映画。平成ガメラシリーズの第2作目。ギャオス襲撃の一年後、流星群に乗って何かが日本に飛来する。それは巨大な生物と小型の群れであった。繁殖を防ぐために、ガメラ、自衛隊、関わった人々が立ち向かう。
監督:金子修介 出演:永島敏行(渡良瀬佑介/二等陸佐)、水野美紀(穂波碧)、石橋保(花谷)、吹越満(帯津)、藤谷文子(草薙浅黄)、川津祐介(野尻)、沖田浩之(笹井)、ほか
映画「ガメラ2 レギオン襲来」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ガメラ2 レギオン襲来」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ガメラ2 レギオン襲来」解説
この解説記事には映画「ガメラ2 レギオン襲来」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ガメラ2 レギオン襲来のネタバレあらすじ:起
隕石が48時間以内に地球に衝突することが分かります。パニックを抑えるため流星群として発表することになります。札幌で天体観測をしていた穂波は、巨大な閃光が空から落ちるのを目撃します。隕石調査のため自衛隊が出動します。落下地点に出動した渡良瀬は、着地の瞬間に制動がかかったようだと報告を受けます。雪原に巨大なクレーターが出来ていました。穂波と帯津は一帯でネット回線が不通になっていることを知ります。電話も繋がりません。二人が外に出てみるとオーロラが出ていました。穂波が車を走らせていると、突然車のエンジンが切れストップしてしまいます。外に出た穂波は、渡良瀬と出会います。ビール会社で警備員として働く大迫は鳴り響く警報に驚きます。ビール瓶が陳列されている倉庫を見回りにいきます。紫色の光、何か蠢く影に恐怖し逃げ出します。瓶が次々吸収されていきビールが大量に流れ出します。ビール工場を調べていた渡良瀬に、穂波は何かが移動している様だと告げます。
ガメラ2 レギオン襲来のネタバレあらすじ:承
地下鉄の運転手が、前方に瓦礫が散乱しているのを発見、急停車します。暗闇に包まれる車内。床から何か物音がします。運転手が窓を開けて確認していると、何か生物に襲われます。次々に乗客が犠牲になります。警察が車両を調べに行きますが、次々に生物に襲われ倒れていきます。地面が揺れだし、ビルに亀裂が入り巨大な植物のような物が現れます。
渡良瀬の部隊が地下鉄の調査に入ります。坑内の酸素濃度が異常に上昇していました。たくさんの生物がうごめく中、生存者を発見、救出します。穂波は渡良瀬に、植物(草体)と生物は共生、合わせて一つの生き物ではないかと話します。草体に花が咲き、自衛隊は爆破することを決定します。穂波と帯津は草体が種子を宇宙に打ち出したら、どれだけの被害がでるか計算します。結果は表示画面がエラーを起こすほど巨大な物でした。草体が活性化し始めます。海上自衛隊が海中からガメラが飛び立つのを確認します。自衛隊が地下坑内限定で爆破を行います。草体の活動が停止、通信が回復します。ガメラが草体へ向かっていきます。ガメラが酸素を吸収、火球を草体へ浴びせます。突進し草体を押し倒します。再度火球を発射、燃やし尽くします。小型の生物が地下から多量に現れ、ガメラの身体を覆いつくします。小型生物は纏わりつきながらガメラヘダメージを与え続けます。ガメラは対抗することが出来ず苦しみます。渡良瀬の部下が小型生物をレギオン、と名付けます。ガメラが倒れると、小型レギオンは近くにあった変電所に集まり始めます。ガメラは回転飛行し、小型レギオンと血をまき散らしながら退避します。地面が揺れだし、地下から巨大なレギオンが出現、飛び立ちます。巨大レギオンを自衛隊の戦闘機が追尾、ミサイル発射、命中します。
ガメラ2 レギオン襲来のネタバレあらすじ:転
小型レギオンの死体を解剖、分析します。ガス圧で身体を動かしていることが分かります。顕微鏡写真からシリコンで身体が出来ていることも分かります。電磁波でコミュニケーションしている、電磁波の集中する都市を目指していることも分かります。仙台駅前に草体が現れます。住民が避難を開始します。草体はすでに開花していました。穂波は避難しようとするヘリの中で浅黄と出会います。そこへガメラが現れたと一報が入ります。飛行するガメラへ地中から巨大な鎌のような物が現れ、ガメラを叩き落とします。墜落したガメラと、地中から現れた巨大レギオンが交戦します。ガメラは離陸しようとする穂波達のヘリを守って戦います。レギオンの脚がガメラに突き刺さります。ヘリは隙を見て飛び立ちます。巨大レギオンは頭部から収束した光線を発射、ガメラの甲羅を破壊します。光線の再発射にガメラは倒れます。巨大レギオンはそれを見て地中へ姿を消します。ガメラは傷つきながらも草体へ近づいていきます。草体を押し倒しますが、同時に種子が発射、ガメラに命中し大爆発が起きます。仙台は消滅してしまいました。
ガメラ2 レギオン襲来の結末
帯津の解析により、ある種の電磁波によって小型レギオンが誘導できることが分かります。
レギオン討伐に向けて自衛隊が出動していきます。穂波と浅黄は飛行機で仙台へ向かいます。自衛隊ヘリが地中の巨大レギオンを探知します。夜、仙台に到着した穂波と浅黄は、動かないガメラを見つめます。足利市付近で巨大レギオンが出現、戦車隊が砲撃を開始します。レギオンには通じず、光線の一閃で戦車隊は撃破されてしまいます。航空支援も効きません。巨大レギオンの腹部から小型レギオンの群れが飛び立ちます。レギオンは第一次防衛線を突破します。仙台では浅黄、穂波、子供達がガメラ復活を祈ります。火の粉がガメラの周囲に集まり始めます。浅黄の持つ勾玉が砕け散りました。ガメラが復活し、雄たけびを挙げ飛び立ちます。ガメラが巨大レギオンに迫ります。着地と同時に火球を連続発射しますが、すべてレギオンの触手から生み出される干渉波に吸収、無効化されてしまいます。レギオンは小型レギオンの群れを呼び戻します。帯津は送信所に無理を押して電波を送信するよう要請します。最大出力で送信すると、ガメラへ向かっていた群れが送信所に向かって転進していきました。渡良瀬は群れの殲滅の為、攻撃ヘリで送信所に向かいます。ガメラとレギオンは肉弾戦を繰り広げます。ガメラは少しずつ押され、レギオンが第二次防衛ラインに迫ります。自衛隊はガメラの援護を決定します。誘導ミサイルを頭部に集中して発射、干渉波で弾かれますが、戻ってきたミサイルが触手を破壊します。それを見たガメラが火球を発射、傷ついた干渉波では防ぎきれず、さらにダメージを負います。レギオンは光線で反撃します。ガメラは光線を生み出す大角二本を掴み、捻り折ります。レギオンは倒れます。レギオンの目、頭部が赤く光り、起き上がると赤い光線を鞭のように乱舞し攻撃を始めます。赤い光線はガメラの身体を貫通します。レギオンはガメラを押し、最終防衛ラインを突破します。送信所では、渡良瀬の合図と共に攻撃ヘリが群れへミサイルを発射、殲滅します。ガメラが雄たけびを挙げます。浅黄が何かに気づき外に出ると、夜空を輝く光の帯が何本も通過していきました。光の帯は輪となって地球中からガメラの元へ集まります。エネルギーを受け取ったガメラの身体が輝き、胸が大きく開き大量の火炎が放出されました。火炎はレギオンへ衝突し、爆散しました。ガメラは自衛隊員に見守られながら、空へ飛び立ち、去っていきました。見守る浅黄の手には、砕けた勾玉がありました。さよなら、と別れを告げます。
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