博士の愛した数式の紹介:2005年日本映画。小川洋子のベストセラー、「博士の愛した数式」を原作とする映画。天才数学者とその家政婦の、家族のような交流を描いた心温まるお話です。博士がかける数字の魔法に、新鮮な驚きとともに、数学の持つ美しさにハッとさせられることでしょう。
監督:小泉堯史 出演者:寺尾聰(博士)、深津絵里(家政婦)、斉藤隆成(家政婦の息子、幼少期)、吉岡秀隆(家政婦の息子、成長後)、浅丘ルリ子(博士の義理の姉)ほか
映画「博士の愛した数式」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「博士の愛した数式」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「博士の愛した数式」解説
この解説記事には映画「博士の愛した数式」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
博士の愛した数式のネタバレあらすじ:博士と家政婦の出会い
天才数学学者だった博士のもとで働いていた家政婦・杏子の息子が、自分が数学教師になろうと思ったいきさつを生徒に話をするところから、物語が始まります。話は、博士のもとに、杏子が新しい家政婦としてやってくる遠い昔にさかのぼります。事故の後遺症により80分しか記録が持たない博士は、日常の世話を家政婦に任せていましたが、変人ゆえに、なかなか同じ家政婦が長続きしませんでした。数学の話ばかりする博士に、始めは困惑していた杏子でしたが、博士の数学に対する情熱を知り、次第に博士を尊敬するようになっていきます。
博士の愛した数式のネタバレあらすじ:家族のような関係となった3人
シングルマザーの杏子には、10才になる息子がいました。たまたま、杏子に小さな子供がいることを知った博士は、子供を1人にしておいては可哀そうだと、杏子の息子の帰宅先を自分の家にして、夕食をともにするよう提案します。家政婦協会のルール上は許されないことでしたが、杏子は博士の温かい計らいを受けることにしました。それからというもの、杏子とその息子は、博士の家で夕飯を食べるようになり、3人の家族のような関係が始まります。
博士の愛した数式のネタバレあらすじ:解雇された家政婦
数学を介してしか他人と話が出来なかった博士は、杏子にいろいろな数式の話をします。博士は杏子の息子のことも可愛がり、ルートというあだ名をつけます。博士のことが大好きになった息子は、昔、博士が野球をしていたことを知り、博士に自分の野球チームの応援に来てもらいます。試合観戦後、体調を崩してしまった博士を、杏子は泊りがけで看病します。しかし、そのことを知った博士の義理の姉に咎められた杏子は博士の家政婦を解雇されてしまいます。
博士の愛した数式の結末:数学教師となった家政婦の息子
しかし、その後も息子は博士のもとを訪ねていました。義理の姉は、博士の前に息子を2度と連れて来ないよう杏子に要求します。すごい剣幕で怒る義理の姉に、数式を描いたメモを渡して、博士はその場を立ち去ります。数式の意味を理解した義理の姉は、杏子に博士の世話を続けてもらうようお願いし、杏子にも心を開くようになりました。博士から、数学の面白さを教わった息子は、かくして数学教師となり教壇にたつことになったのでした。
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