20世紀少年<第1章> 終わりの始まりの紹介:2008年日本映画。20世紀少年 第1章「終わりの始まり」は、2008年8月に公開された日本映画です。浦沢直樹の長編漫画「20世紀少年」の映画化された3部作の1章目の作品です。少年時代の些細な子供の遊びが、後に世界を揺るがす大事件へと発展する様を描いた、人間模様と冒険を描いた作品です。人気漫画作品であり、キャストも豪華で、当時とても話題になり、3部作とも興業収入的に好成績を収めています。
監督:堤幸彦 出演:唐沢寿明(ケンヂ)、豊川悦司(オッチョ)、常盤貴子(ユキジ)、平愛梨(カンナ)、香川照之(ヨシツネ)、佐々木蔵之介(フクベエ)、黒木瞳(キリコ)、ほか
映画「20世紀少年 第1章 終わりの始まり」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「20世紀少年 第1章 終わりの始まり」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
20世紀少年<第1章> 終わりの始まりの予告編 動画
映画「20世紀少年 第1章 終わりの始まり」解説
この解説記事には映画「20世紀少年 第1章 終わりの始まり」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
20世紀少年<第1章> 終わりの始まりのネタバレあらすじ:秘密基地
小学生であるケンヂはわんぱくな子供で、たくさんの友人たちと毎日を楽しんでいました。とりわけお気に入りの遊びが空き地に秘密基地をつくって、その中で仲間と集まって遊ぶことでした。ケンヂを中心にして、子供たちは放課後や長期休みに集まっては、想い想いの物を持ち寄って秘密基地の生活を楽しんでいました。ケンヂは自らがヒーローになるために、自分の空想をまとめた「よげんの書」というものを秘密基地で書いていました。親しい友人と相談しながら、この先日本で起こる様々なことをよげんし、自らがヒーローとして活躍できることを夢みて、話しをまとめていました。それはほんの小学生のたわいない空想をまとめたものだったのです。ケンヂは多くの友人に囲まれ、よげんの書をおもしろおかしく書きすすめて完成させます。それは、翌年に大阪万博を控えた昭和の平和な小学生たちのひとこまでした。
20世紀少年<第1章> 終わりの始まりのネタバレあらすじ:大人になって
年月が経ち、ケンヂは大人になりました。小学生のころ一緒に遊んだ仲間たちも、大人になるにつれて、それぞれの大人の事情で、あのころのような無邪気さはなくなっていました。ケンヂはときおりあの頃のことを思い出そうとしますが、どこか漠然としていてごく親しかった友人は分かるのですが、誰と何人で遊んでいたかなど具体的なことは忘れかけていました。ケンヂはロックスターになることが夢でしたが、現実は厳しくコンビニ経営をしながら生計を立てていました。ケンヂの姉は幼い一人娘であるカンナを残して行方不明になっていました。ぎりぎりの生活でしたが、姉の娘であるカンナを大事に育てて、時折ギター片手に歌を聞かせていました。そんな生活の中、ケンヂの周囲には不可解なことが起こるようになります。自分の得意先のお客さんの家族が失踪してしまったり、小学校の同級生であるドンキーが死亡してしまうという事件も起きました。ケンヂは刻々と訪れる不穏な空気を感じながら、カンナを抱きしめます。
20世紀少年<第1章> 終わりの始まりのネタバレあらすじ:「ともだち」
ほどなくして、世間では「ともだち」と呼ばれる教祖が率いる、奇妙な集団が世の中を騒がせていました。「ともだち」が表れてから、ケンヂの周囲だけでなく、世の中に次々と不可解な事件が起こり始めました。驚くことに、それらの事件で起きることは、小学生のころにケンヂ達が作った「よげんの書」に記されたことにそっくりなのでした。ケンヂと仲間たちは、自分たちがつくった「よげんの書」のことを思い出し、たまたま偶然なのか、内容を誰が知っているのか、まねをしようとしているとしたら、誰が何の目的でそんなことをしているのか考えます。しかし、「よげんの書」を作ったときのことはどこか曖昧です。そんなときに、「神様」と呼ばれる未来を見れる老人が、人類滅亡にケンヂが関係していると公言します。ケンヂとかつての仲間は、なんとか自分たちの記した「よげんの書」の内容に類似する事件を食い止めようと試みます。しかし教祖である「ともだち」により、ケンヂ達はテロリストにされてしまいます。
20世紀少年<第1章> 終わりの始まりの結末
テロリストとして追われることになってしまったケンヂたちは、身を隠しながら「よげんの書」にまつわる真実と誰がそのような陰謀を企てているのかつきとめようとします。そして「ともだち」の正体は誰なのか?ケンヂは「ともだち」が自分のよく知る人物のような気がするのです。「よげんの書」には、2000年12月1日に人類が滅亡すると記されていました。そして時は2000年12月1日となりました。東京に突然、原子力で動く巨大ロボットが出現してしまいました。恐ろしいことに、巨大ロボットは、大都会東京に細菌をばら撒きながら、ありとあらゆるものを破壊していまいます。荒廃する東京目の前に、ケンヂやその仲間たちは途方にくれます。物語は第2章に続きます。
以上が20世紀少年 第1章「終わりの始まり」のあらすじと結末です。
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