ライン the lineの紹介:1999年日本映画。呪いの伝言ダイヤルの都市伝説の取材をしていた雑誌社の冬子は、実際に女子高生が死んでいることを知り、同僚の青木と調査を始めます。面白半分で伝言ダイヤルに電話をした青木が死んだことから、冬子は呪いの張本人である明夫の事を調べますが…という内容の都市伝説がテーマのホラー映画です。
監督:山村淳史 出演者:大河内奈々子(佐藤冬子) 、 田口トモロヲ(青木) 、 本田博太郎(編集長)、三輪ひとみ(ユキ) 、 藤村ちか 、 茂呂真紀子 、 やべきょうすけ ほか
映画「ライン the line」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ライン the line」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ライン the line」解説
この解説記事には映画「ライン the line」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ライン the lineのネタバレあらすじ:起
ある高校の校内で、女子たちが『呪いの伝言ダイヤル』の話をしています。その中のミユキが『メル友明夫』に電話をしてメッセージを入れます。ミユキが「かかってきらどうしよう」とマイコに話していると、明夫から電話がかかります。明夫は「呪いますか?」と言うと、ミユキは「アサミでお願いします」と言います。
その後、アサミが学校の屋上に建っているのをミユキとマイコが見つけます。その後アサミは飛び降り自殺しました。
雑誌社では記者の青木が「呪いの伝言ダイヤル知ってるか?4242-1683のメル友明夫に電話をして、自分の電話番号をメッセージに入れると、あとからかかってきて10秒以内にムカつく奴の名前を言うとそいつが死ぬというやつだ」と言うと、同僚が、「それ佐藤さんが追っている奴ですよ」と言います。
青木は佐藤冬子に「こんなもん面白おかしくやればいいんだよ」と言って、メル友明夫に電話します。見ていた冬子は「私が真実を伝えます」と言います。
ライン the lineのネタバレあらすじ:承
取材中の冬子が青木に呼び出されます。青木が「メル友明夫が女子高生を殺した、女子高生じゃないと学校に入れないので、お前制服を着ろ」と女子高生を紹介します。制服を着た冬子はマイコに会い、学校内を案内されます。
教室を見るたび冬子は自分の高校時代を思い出しはじめます。自分にもユキという親友がいたものの、まわりの友達からのけ者にされたくない事からユキを避けるようになりました。そして飛び降りた屋上へ行くと冬子は、ユキが飛び降り自殺した時の事を思い出します。
マイコは「アサミの靴が揃えて置いてあったから自殺だよ」と言います。冬子が「電話した女の子は?」と聞くと「怖くなって学校にも来なくなった。電話しても出られなくなっている」と言います。
青木と合流した冬子はメル友明夫に電話します。そして会社に戻るとメールをチェックします。天海竜一という男性からのメッセージがあり、気になって返信します。その時、冬子の携帯が鳴りました。冬子は怖くて出ることが出来ませんでした。そのころ酔っぱらった青木にメル友明夫から電話がかかりますが、泥酔していた青木は「何を言っているんだ!」と怒鳴って切り、自宅に戻ります。
ライン the lineのネタバレあらすじ:転
我に返った青木が着信を見るとメル友明夫の番号だったため、冬子に電話します。しかし冬子は電話に出ませんでした。その後、青木にもう一回電話がかかり、青木が出ると叫び声をあげます。
冬子のパソコンに天海からメールが来ます。中身は「明夫は人の心の傷に入り込む、人の欲望がある限り、明夫は成長を続ける」と書いてありました。そして写真をチェックすると、死んだユキが映っていました。
翌朝出社した冬子に編集長が「青木が来ない、電話も出ない、部屋を見に行ってくれ」と言います。冬子が管理人に鍵を開けてもらうと、青木は受話器を持ったまま死んでいました。
冬子は天海に「会って話を聞きたい」とメールします。その後パソコンの画面に『ワタシタチシンユウダッタヨネ』という文字がたくさん浮かび上がります。これはユキは冬子に言った言葉でした。
その後、冬子は喫茶店で天海に会いました。天海は「ネットの情報は本人が死んでも生き続けている」と言った後、「明夫は16歳の時、いじめを苦にして自殺した。その後、明夫のホームページに、自分をいじめていた4人の名前を書いていたことがわかり、明夫のホームページは呪われたホームページと呼ばれるようになり、4人の男子は酷い目に遭った。そして明夫のホームページに殺したい名前を書くと、その通りになるようになり、呪いの伝言ダイヤルへと進化した、明夫の呪いは情報のラインの中に生き続けている」と言いました。
ライン the lineの結末
冬子は明夫のいた高校を突き止めて向かいますが廃校になっていました。そこで明夫の同級生になりすまし、自宅を訪れます。明夫の母が「一番仲の良かった子よ」と見せてくれたのは天海でした。
冬子は再び天海に会い「明夫の呪いを作ったのはあなたね。さっき明夫のホームページを消去してきた」と言います。さらに「親しかった明夫が自殺したことで、復讐と恨みの怨念をあなたが作りだし、あたかも明夫の呪いのようにやっているだけだ」と言います。
真相を突き止めた冬子は電源を切っていた携帯、パソコン、テレビの電源を入れます。すると、天海が不審死しているニュースが流れます。取材した写真を見直すと、学校の屋上にユキが映っていました。さらにパソコンに明夫からの「ダレヲノロイマスカ」というメールが来ます。見ていると「佐藤冬子」と書かれていました。
街には死んだはずのユキ、天海、青木らがいました。呪いは情報のラインで生き続け、ユキの呪いが明夫を経由して冬子に迫っていました。『呪いの伝言ダイヤル』は中高年まで浸食し始めていました。
以上、映画「ライン the line」のあらすじと結末でした。
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