パラノーマル・アクティビティ3の紹介:2011年アメリカ映画。世界中で大ヒットした「パラノーマル・アクティビティ」の第三弾。ドキュメンタリー作品で知られるヘンリー・ジューストとアリエル・シュルマンがメガホンを取り、第一弾で監督を務めたオーレン・ペリがプロデュースに回った。舞台は1988年、アメリカ・カリフォルニア。ケイティとクリスティは、両親の下で天真爛漫に暮らしていた。しかし、子ども部屋から異音がする。正体を突き止めるために、父親のデニスはカメラで撮影し始める。クリスティに確認したところ、ケイティと3人で遊んでいたと言う。デニスは言い間違いだろうと気にも留めないが、その夜ポルターガイストが発生する。この家には何かあると確信したデニスは、子ども部屋をはじめ家中にカメラを設置し記録し始める。そこに映っていたのは、無邪気な子どもの様子と衝撃的な現象だった。彼は記録した映像を毎日解析することで原因を解明しようとするが、怪奇現象は酷くなる一方だった。
監督:ヘンリー・ジュースト、アリエル・シュルマン 出演:クリストファー・ニコラス・スミス(デニス)、ローレン・ビットナー(ジュリー)、クロエ・チェンゲリ(ケイティ・幼少期)、ジェシカ・タイラー・ブラウン(クリスティ・幼少期)、ダスティン・イングラム(ランディ)、ハリー・フット(ロイス)、ほか
映画「パラノーマル・アクティビティ3」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パラノーマル・アクティビティ3」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パラノーマル・アクティビティ3 の予告編 動画
映画「パラノーマル・アクティビティ3」解説
この解説記事には映画「パラノーマル・アクティビティ3」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パラノーマルアクティビティ3のネタバレあらすじ:起
クリスティは旦那であるダニエルと、お腹の子の誕生を待ち望んでいました。会話から、子どもは男の子であることがうかがえます。そこにクリスティの姉・ケイティが、婚約相手と同棲を始めるまで荷物を置かせてほしいと頼みに来ます。二人は頼みを聞き入れ、地下室へと案内します。
荷物の中には大量のビデオテープがありました。それは亡くなった二人の祖母、ロイスの物でした。ケイティもなぜ持っているか分からないビデオですが、三人がそのビデオテープを再生させるところから物語は始まります。
場面は変わり、数年後。クリスティとダニエルの家が荒らされます。二人の間に生まれたのは女の子で、アビーと名付けられています。子どもを案じながら家の状況を見ていくと、ケイティが持ってきたビデオテープが盗まれていることに気が付きます。
再び場面は変わり、1988年のビデオテープの映像になります。まだ幼いケイティとクリスティの様子が収められており、母親のジュリーと義理の父親であるデニスに温かく見守られて暮らしていました。
パラノーマルアクティビティ3のネタバレあらすじ:承
ある日、デニスは誰もいない子ども部屋から音がすることに気が付きます。不審に思ったデニスは、カメラを片手に様子を見に行きます。そこに姉妹の妹、クリスティがやって来て、姉のケイティとトビーと三人で遊んでいたと話します。トビーは以前からクリスティが話す人物ですが、ジュリーもデニスも知らないことから、子ども達の空想の人物だと思っていました。
その夜、ひょんなことからカメラを回し続けていると、地震が起こります。翌日、デニスがカメラで捉えた地震の瞬間を再生すると、埃が何かの形になっているように見えました。この家には何かあると確信したデニスは、家中にカメラを設置し、日夜問わず様子を記録し始めるのです。
夜中、勝手に点く電気、何者かがドアを開け閉めする音などに加えて、クリスティがトビーと話す様子などもカメラに収められます。依然としてトビーの姿は映らず、まるでクリスティは空中に向かって話しているようです。デニスは子どもが霊と接触しやすいことを知り、これがトビーの正体だと結論付けます。
パラノーマルアクティビティ3のネタバレあらすじ:転
ジュリーが夜中にキッチンに立っていると、電気が割れるなど、怪奇現象は徐々にヒートアップしていきます。そんな中クリスティは、ケイティがトビーの存在を馬鹿にしたことで喧嘩になりました。
トビーがいるという子ども部屋の物置にケイティが入ると、ドアが勝手に閉まり、ケイティを閉じ込める様子がカメラに写ります。デニスが様子を見に物置へ入ると、そこには三角形の中に円が入った図形が描かれていました。
その後、クリスティはひどい熱を出します。デニスはジュリーと共に病院へ行くことになったため、仕事仲間のランディに留守番とケイティの子守を頼みます。ケイティにせがまれ、洗面所の鏡の前で「ブラッディ・メアリー」を3回唱えたランディは、謎の傷を負います。その瞬間、洗面所のドアが激しく揺れ、ケイティはひどく怯えます。
ランディは帰ってきたデニスに報告し、家を出ることと、ある本を読むことを勧めます。
パラノーマルアクティビティ3の結末
魔女に関する本を読んだデニスは、写真の中の魔女が身に着けているネックレスに、子ども部屋で見たのと同じ印があることに気が付きました。
そこでジュリーが魔女の家系で、男の子が生まれると娘の記憶ごと消し去っているという仮説を立てます。ジュリーに説明しているうちに口論になりますが、泣きじゃくるケイティが入ってきたことで中断します。
「トビーに引っ張られた」と説明するケイティ。子ども部屋のカメラには、空中で揺さぶられるケイティが収められていました。
浮かび上がった家具が一斉に落ちてきたことで身の危険を感じた一家は、子どもたちの祖母でジュリーの母であるロイスの家に身を寄せます。
そこでも異音を聞き取ったデニスは、カメラ片手に家を徘徊します。その道中、ロイスをはじめとする老婆が集会をしているところに出くわします。デニスの読みは当たっていたのです。デニスはロイス、そして魔女として目覚めたケイティに襲われ、命を落とします。
カメラが最後に写したのは、ロイスがケイティを連れ、その後をクリスティが追う様子でした。
以上、映画「パラノーマル・アクティビティ3 」のあらすじと結末でした。
定点カメラで撮影した映像がとらえた心霊現象ということで、本当に起こったことを目撃しているような感覚になるのが魅力のシリーズだと思います。時々テレビで特集しているホームビデオの衝撃映像を見ている感じです。普通の生活の様子も収められているので展開はまったりしつつ、時々ドキッとさせる映像がはさまるのですが、それがちょうどいい具合で楽に見れます。仕事で疲れた後になにか映画見たいなというときにいいですね。