パーフェクト・ルームの紹介:2014年アメリカ映画。2008年にベルギーで制作され、オランダでは「ロフト」として、ハリウッドでは「パーフェクトルーム」としてリメイクされたサスペンス作品。妻のいる5人の男たちが1つの部屋を共有し、そこで起きた殺人事件の真相を探るうちに、お互いを疑い始める。
監督: エリク・バン・ローイ 出演:カール・アーバン(ビンセント)、ジェームス・マースデン(クリス)、ウェントワース・ミラー(ルーク)、エリック・ストーンストリート(マーティー)、マティアス・スーナールツ(フィリップ)ほか
映画「パーフェクト・ルーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パーフェクト・ルーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パーフェクト・ルームの予告編 動画
映画「パーフェクト・ルーム」解説
この解説記事には映画「パーフェクト・ルーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パーフェクト・ルームのネタバレあらすじ:女の死体
雨の日に事故がありました。男が警察で尋問されていて、「はめられた」と語り、「他の4人からも話を聞け」と言います。その日の朝、ルークはビル街を歩いていました。部屋に入ったルークは、ベットの上に手錠をかけられた女の死体を発見します。ルークはビンセントに電話し、彼も部屋へやってきました。この部屋は、ルーク、ビンセント、クリス、マーティー、フィリップの5人で共同所有している部屋です。防犯センサーは解除されていたことから、犯人はこの中にいる、と互いに確信したのでした。フィリップ以外の4人が部屋に集まり、警察に通報するよりも先に事件を解決をしよう、ということで一致します。
パーフェクト・ルームのネタバレあらすじ:部屋(ルーム)の所有
(過去)ビンセントは新ビル所有を祝うパーティーを開きました。そこへアンという女性がクリスに接近します。コトキン議員の秘書で、自殺した妹は精神科医であるクリスの患者であったと言います。ビンセントは、他の4人を部屋に連れていき、一緒にこの部屋を買わないか、と持ち掛けます。5人には妻がいますが、この部屋を共同所有することで浮気も自由にできる、ということです。(部屋)ベッドには血文字のメッセージがありました。(警察)クリスが尋問されています。この血文字はどういう意味か?と警察に聞かれ、クリスは「ラテン語で運命が我々を結び付ける」という意味であることを語ります。ただ、このラテン語の文法には間違いがあることも伝えます。(部屋)フィリップはクリスの異父兄弟です。フィリップと連絡がしばらく取れませんでしたが、フィリップはやっと部屋へやってきます。昨夜のアリバイもあると言います。(過去)フィリップの結婚式が執り行われました。妻のヴィッキーの父親は金持ちで玉の輿です。ビンセントは結婚祝いに、と部屋の鍵を渡します。でも新婚のフィリップはそれを断り、ルークに渡します。5人は、この部屋の所有については誰にも言わない約束を交わします。結婚式ではフィリップの妹ゾーイのセクシーさについても話題に上ります。からかったマーティーをフィリップは殴るのでした。結婚式にはアンも来ていました。アンの誘惑に耐えられず、クリスは部屋を使いたいと申し出ます。
パーフェクト・ルームのネタバレあらすじ:女は誰か
(部屋)5人はお互いに鍵を持っているか確かめ合い、クリスが持っていないことを知ります。(過去)5人とその妻5人は、クリスの家で食事会をしていました。マーティーはクリスの妻に暴言を吐きます。そして愛人と部屋の存在を匂わせます。ルークは妻とトイレに行き、フィリップが薬をやっているのを見てしまいます。ルークの妻は不安に思い、秘密があるのか問い詰めます。(部屋)5人は女の死体を運び出そうとします。これは女の陰謀ではないか、はめられたのではないか、と推測を始めます。(過去)クリスとアンは部屋で浮気をしていました。アンは自分に恋をしないようにいいますが、クリスは妻と別れようとします。そこでアンは、自分が売春婦であると告白します。(警察)マーティーが尋問されています。浮気相手が家に乗り込んできて、妻と離婚しそうであると言います。(過去)ビンセント、ルーク、マーティーはサンディエゴに来て、バーで飲んでいました。そこにディナと友人のサラが来て、声をかけます。プールに行き、サラとビンセントは裸でプールに入り、それをルークは見ていました。マーティーとディナは浮気をしました。(部屋)ルークはビンセントがこの部屋にきていたことを知っていました。その時、玄関ベルが鳴り響き、それは「この部屋を買いたい」という不動産業者でした。それはサラの仕業であることがわかり、女の死体もサラであると判明します。(過去)クリスは約束をやぶり、アンに鍵を渡しました。(警察)ルークは誰も部屋に連れ込んだことはないと供述します。ビンセントとサラの関係も知らないと言います。警察はルークが同性愛者ではないかと疑います。
パーフェクト・ルームのネタバレあらすじ:真相
(部屋)女の死体を運ぼうとするも、手錠のはずし方がわかりません。(過去)フィリップが女を手錠でベットにつないで薬をやっていました。クリスとビンセントが助けに入ります。フィリップには虐待の過去がありました。(部屋)ルークは部屋を盗撮していたことを告白します。裏切られていた人が部屋の存在を知ったらどうなるか?という問いかけに、4人は自分の妻を思い出します。(過去)ビンセントのパーティーで、マーティーは妻から嫌味を言われています。フィリップはパーティーに来ていたゾーイの心配をするのでした。クリスはアンを追ってトイレへ行きますが、コトキン議員に「私はアンに金を払っている」と言われ、ショックを受けます。ビンセントのところにはサラが来ていました。サラはビンセントの妻のもとへ行こうとしますが、ルークが止めます。(部屋)この部屋の存在は妻たちに知られたとわかります。その時にビンセントが倒れました。4人はビンセントの服を脱がせます。死体発見前に4人はすでに集まっていてビンセントをはめる計画を立てたのでした。サラは自殺だったのです。ルークは3人に盗撮映像を見せたのでした。そこにはビンセントの裏切りが映っていました。アンはビンセントに金を払われ、クリスを誘惑していました。マーティーの妻とも浮気し、フィリップの妹ゾーイとも寝ていました。計画外だったのは、フィリップがゾーイへの復讐から、死んだと思われたサラの体を工作したことでした。4人は裸にしたビンセントとサラを手錠をつなぎます。(警察)ビンセントははめられたと言います。しかし警察は信じません。クリスは刑事に「なぜ親友をはめようとするのか?」と問われました。自殺ではなく殺人ではないかと言われます。(部屋)ルークはクリスの呼び出しで部屋へ来ました。クリスは、呼び鈴を鳴らした不動産業者に情報提供者の電話番号を聞いたら、ルークのものだったのです。ルークはサラのことが好きでしたが、フラれていました。(過去)部屋でサラを慰めたルークは、サラに薬を飲ませ殺したと思っていました。しかしまだ生きていて、死んだと思っていたフィリップが手首を切って絶命したのです。(部屋)ルークはナイフを取り出し、クリスに飛び降りるよう強要しますが、クリスはすでに警察に連絡済みでした。ルークは部屋から飛び降り自殺します。
パーフェクト・ルームの結末:半年後
マーティーは妻と復縁しました。クリスは離婚して、アンが会いに来ます。ビンセントはあの部屋に住んでいました。フィリップは裁判中です。アンはコトキン議員の仕事も、売春の仕事もやめたと告白し、クリスにコーヒーを飲みに行こうと誘います。
以上、パーフェクトルーム のあらすじと結末でした。
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