ウッドストックがやってくる!の紹介:2009年アメリカ映画。脚本家のエリオット・タイバーと、トムモンテによる回想録『ウッドストックがやってくる』をもとに描かれた映画。「ウッドストック・フェスティバル」開催40周年を記念して製作されました。田舎町に住む青年が、地元に大規模音楽フェス「ウッドストックフェスティバル」を誘致する物語です。イベントを成功させるために奮闘する様子を描いた、青春ドキュメンタリー。
監督:アン・リー 出演者:エリオット・タイチバーグ(ディミトリ・マーティン)、ジェイク・タイチバーグ(ヘンリー・グッドマン)、ソニア・タイチバーグ(イメルダ・スタウントン)、マイケル・ラング(ジョナサン・グロフ)他
映画「ウッドストックがやってくる!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウッドストックがやってくる!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウッドストックがやってくる!の予告編 動画
映画「ウッドストックがやってくる!」解説
この解説記事には映画「ウッドストックがやってくる!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウッドストックがやってくる!のネタバレあらすじ:「ウッドストック」との出会い
映画の舞台は、1969年のニューヨーク州ホワイトレイク。当時34歳のエリオット(ディミトリ・マーティン)は、彼の両親が営む寂れたモーテル「エル・モナコ」を手伝いながら、日々の生活に物足りなさを感じながら過ごしていました。田舎町で、商工会長も務めていたエリオット。両親は多額の借金も抱えていました。感情的で気が強い母ソニア(イメルダ・スタウントン)に、穏やかな父ジェイク(ヘンリー・グッドマン)は、すっかり尻に敷かれていました。画家を目指しながらも思うようにいかず悶々としていたエリオットは、ある日、大規模野外音楽フェス「ウッドストック」が、開催予定だったウォーキルで住民の反対により開催中止になったことを知ります。エリオットは、「ウッドストック」を地元に誘致し、ホワイトレイクの町おこしをしようと考え、早速ウッドストック事務局に連絡しました。
ウッドストックがやってくる!のネタバレあらすじ:住民の反対と友人たちの支え
その後すぐに、フェスの主催者マイケル・ラング(ジョナサン・グロフ)が、ホワイトレイクに視察に訪れました。「エル・モナコ」のそばの大きな牧場を、フェスの会場として使うことになり、契約が成立。エリオットとマイケルはすぐに打ち解けました。しかし、ジャニス・ジョップリン、ザ・フー、ジミ・ヘンドリックスなど大物ミュージシャンが出演する大規模フェスの開催に、若者に町を荒らされる事を心配した住民たちは大反対。しかし、改装を手伝ってくれる友人、劇団員の友人など、エリオットは多くの人々に支えられながら、設営準備にこぎつけることができました。
ウッドストックがやってくる!のネタバレあらすじ:「ウッドストック」の幕開け
開催前の会見で、エリオットはうっかりフェスは「無料」と言ってしまいます。これにより、予想をはるかに超える50万人の若者が殺到。会場までの道はヒッピーたちで埋め尽くされ、大渋滞で高速道路は緊急閉鎖…。田舎町だったホワイトレイクはヌーディストたちで溢れかえり、自由な活気に満ちていました。「エル・モナコ」も宿泊客で賑わい、久々の盛況ぶりに両親も大忙し。エリオットはヒッピーたちに誘われてマリファナを吸いますが、家に帰ってくるとジェイクとソニアもまた、ハシシの入ったブラウニーを食べ、ハメを外していました。
ウッドストックがやってくる!のネタバレあらすじ:新たな旅立ち
3日にわたって行われたフェスは大成功。会場はゴミで埋め尽くされ、後片付けに追われていました。しかし、エリオットは満ち足りた気分で会場を眺めていました。暗かったジェイクの表情も充実感に満ち溢れ、生き生きとしています。そんな折、ソニアに大量のへそくりがあることが発覚し、ジェイクとエリオットは呆れかえってしまいます。エリオットは、今までずっと押さえ込んでいた感情が吹き出しました。彼は、新しい一歩を踏み出すべく、家を出ることを決意しました。ジェイクもそんな息子を応援し「自由に生きなさい」と告げ、晴れやかな気持ちでエリオットを送り出しました。
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