ゆりかごを揺らす手の紹介:1991年アメリカ映画。猥褻罪で告発された夫の自殺により胎児を流産してしまった女性が復讐の鬼と化し、ベビーシッターとして幸せな家庭を崩壊させようとする姿を描いたスリラー映画です。
監督:カーティス・ハンソン 出演者:レベッカ・デモーネイ(モット夫人/ペイトン)、アナベラ・シオラ(クレア)、マット・マッコイ(マイケル)、アーニー・ハドソン(ソロモン)、ジョン・デランシー(モット)ほか
映画「ゆりかごを揺らす手」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゆりかごを揺らす手」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゆりかごを揺らす手の予告編 動画
映画「ゆりかごを揺らす手」解説
この解説記事には映画「ゆりかごを揺らす手」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゆりかごを揺らす手のネタバレあらすじ:起
クレア(アナベラ・シオラ)は遺伝子工学研究員の夫マイケル(マット・マッコイ)と娘エマ(マデリン・ジーマ)と共に幸せな家庭を築いていました。やがて二人目を身籠ったクレアは産婦人科で担当医のモット(ジョン・デランシー)の診察を受けますが、クレアは診察のモットからわいせつ行為を受けてしまいます。マイケルに相談したクレアはモットを告発、警察の調べで他にも同様の被害を受けた女性が数人いたことが発覚します。マスコミにも大きく取り上げられ、追い詰められたモットは拳銃自殺を遂げます。モットの財産は全て没収され、妊娠していたモットの妻(レベッカ・デモーネイ)はショックで流産してしまい、病で子宮を全て摘出されてしまいます。
ゆりかごを揺らす手のネタバレあらすじ:承
事件から半年後、クレアは無事に男の子ジョーを出産し、再び平穏な暮らしを送っていました。一家は以前自宅の柵作りをしてもらった障害者のソロモン(アーニー・ハドソン)を使用人として雇います。一方、モットの妻はペイトンという偽名を名乗り、過去を隠してクレアへの復讐を誓っていました。ペイトンはクレアの家にベビーシッターとして潜り込むことにまんまと成功します。一家に溶け込んだペイトンはジョーに授乳を施し、エマの心もつかんでいきました。そんなクレアに、友人でありかつての初恋の相手だったマリーン(ジュリアン・ムーア)は、ウィリアム・ロス・ウォレスの詩「ゆりかごを揺らす手は世界を支配する手」を引用して、ペイトンには気を付けるよう忠告します。
ゆりかごを揺らす手のネタバレあらすじ:転
ペイトンは一家に馴染むフリをしながらも、その裏で一家を崩壊させるべく裏工作を展開していました。ペイトンはクレアが喘息の持病を抱えていることを知るとマイケルの論文を盗み出して破り捨て、自分に疑いの目を向けるようになったソロモンを罠にはめて追い出してしまいます。さらにペイトンはクレアがマリーンと浮気をしているかのように工作し、喧嘩をしたマイケルの目を自分に向けさせようとします。ある時、モットの物件が売りに出されているのを見たマリーンは、写真からペイトンの正体がモットの妻であることを知り、クレアの元に急ぎますが、ペイトンに口封じのため殺害されてしまいます。
ゆりかごを揺らす手の結末
ペイトンはクレアの喘息の薬を捨て、彼女を発作による呼吸困難に陥れます。一方、ソロモンは密かにクレア一家を守ろうと見守っていました。マリーンの死に疑問を持ったクレアは彼が遺した資料などを調べ、ペイトンの正体に気付きます。クレアはペイトンを家から追い出しますが彼女は密かに潜入、マイケルとクレアに襲い掛かります。そこにソロモンが現れてエマとジョーを助け出します。クレアとペイトンは取っ組み合いとなり、喘息の発作が起きたフリをして油断させたクレアはペイトンを二階から突き落とし、ペイトンはソロモンが作ってくれた柵に落ちて絶命します。クレアは子供たちを救ってくれたソロモンに感謝し、ジョーを抱かせてあげました。
この映画は本当に猥褻罪に当たるものがあったのか、そもそも普通の診察をしているのに、受け手(妊婦)の過剰な思い込みではなかったのかという疑念があります。
声を上げた人がいたからあれは医療の範囲内のことではなかったのではないかと乗っかってきた人たちの声がどんどん上がったことで、それはまるで事実のようなことになりました。
これは本当に事実だったのか。
悪とされている医師の妻は自分の中の正義に則った行動だと思うし、それは復讐される側にとっては一生理解できない事だと思う。
色々考えさせられた映画だった。
今のジャニーズの被害者と名乗り出てきている人たちも同じ感じなのかなとこの映画と同じ現象に見えています。