オーディションの紹介:2000年日本映画。再婚を決意した男のために、応募者の中から再婚相手を見つけろと男の友人が映画のオーディションを開いたことから端を発する恐怖を描いた作品。村上龍の同名小説を三池崇史が映画化。
監督:三池崇史 出演者:石橋凌(青山重治)、椎名英姫(山崎麻美)、沢木哲(青山重彦)、石橋蓮司(車椅子の老人)、國村隼(吉川泰久)ほか
映画「オーディション」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オーディション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「オーディション」解説
この解説記事には映画「オーディション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オーディションのネタバレあらすじ:起
ビデオ製作会社を経営する社長・青山(石橋凌)は7年前に妻を亡くし、以後は息子・重彦(沢木哲)と2人暮らしです。その息子も高校生になり、女友達ができました。ある日息子から再婚を勧められた青山は、その気になって親友の吉川(國村隼)に話をします。再婚の意志ができただけで、まだ結婚相手が決まっているわけではないと知った吉川は、映画のオーディションの女優を募り、応募してきた女性の中から選べばどうかと言いました。
オーディションのネタバレあらすじ:承
最初は気乗りしなかった青山ですが、届いた大量の履歴書の中にあった麻美(椎名英姫)という女性が気になります。添えられた手紙には若い女性らしからぬ、気配りと配慮が見られたのです。オーディションで麻美と会った青山は思いを募らせますが、吉川は対照的に「何かひっかかる」と反対しました。それでも青山は麻美と会い、好意を募らせていきます。青山が夢中になった麻美を調べた吉川は、履歴書に書かれていた誰とも連絡が取れないという不安を告げますが、青山は気にしません。
オーディションのネタバレあらすじ:転
プロポーズをしようと考えた青山は、麻美を旅行に誘いました。そこで青山は麻美と身体を重ねます。「私だけを愛してね」と言った麻美は、それきり姿を消しました。青山は必死になって麻美を探します。麻美を探す過程で青山は、麻美が幼い頃から幾度となく虐待を受けていたことを知りました。そのうちに麻美も、相手に痛みを与えることこそが愛情の証だと思うようになります。麻美が過去に愛をかわした相手は、犠牲者となっていました。音楽プロデューサーは足首、指、舌、耳などを切断され、自宅のずだ袋に入れて監禁されています。
オーディションの結末
「私だけを愛してね」というのは文字通りでした。青山の周囲にある他の者はすべて邪魔だと判断した麻美は、ある日、青山宅に忍び込み、飼い犬を殺します。そして青山の酒に麻痺させる薬を盛りました。知らない青山はそれを飲み、動けなくなります。麻美は青山の腹や目の下にたくさんの針を突き刺して痛みを味あわせ、足首を切断しようとしました。そこへ息子が帰宅します。麻美は息子を殺そうとしますが、逆襲に遭って階段から落ちて死にました。
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