ビッグの紹介:1988年アメリカ映画。トム・ハンクスが初のゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞。さらにアカデミー賞主演男優賞にもノミネートされたコメディ映画。子供扱いされることにうんざりしている12才の少年が、思わぬ魔法の力で30才の大人に変身。中身は子供のまま社会に放り出されてしまうが、ひょんなことからおもちゃ会社の副社長に就任することに。共演は「34丁目の奇跡」のエリザベス・パーキンス、「ホーム・アローン」のジョン・ハードほか。
監督:ペニー・マーシャル 出演者:トム・ハンクス(ジョッシュ・バスキン)、デヴィッド・モスコウ(ジョッシュ/子供時代)、ジャレッド・ラッシュトン(ビリー・コペッキ)、エリザベス・パーキンス(スーザン・ローレンス)、ジョン・ハード(ポール・デヴァンポート)、ロバート・ロッジア(マクミラン社長)、マーセデス・ルール(バスキン夫人)ほか
映画「ビッグ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ビッグ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ビッグ」解説
この解説記事には映画「ビッグ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ビッグのネタバレあらすじ:起
ニュージャージーに住む、12才のジョッシュ。コンピューターゲームや野球が大好きで、憧れの上級生シンシアに胸をときめかせる、ごく普通の男の子です。ある日、町に移動遊園地がやって来ます。両親と出掛けたジョッシュは、ジェット・コースターの列にシンシアを見つけ、一緒に乗ろうとします。しかし身長が足りないと係員に追い返され、みじめな気持に。そんなジョッシュの目にとびこんできたのは、遊園地の隅にひっそりと置かれた「ゾルダー」というゲーム台。25セントを入れると、願い事が叶うというのです。硬貨を入れたジョッシュは思わず言います。「僕は大きくなりたい」。翌朝、目覚めたジョッシュは、鏡を見て茫然。そこには、大人になった自分が映っていました。
ビッグのネタバレあらすじ:承
慌てて家を飛び出したジョッシュは、ゾルダーのある公園へと自転車を走らせます。しかし、遊園地はすでに消えていました。仕方なしに家へ戻ると、彼を見た母親は泥棒だと勘違いして絶叫。ジョッシュは、親友ビリーに助けを求めます。2人はニューヨークへ行き、ゾルダーのある場所を役所に尋ねますが、回答まで数週間かかると言われます。その間、怪しい安宿で1人暮らすことになったジョッシュは、マクミラン玩具で簡単なコンピューター入力の仕事を得ます。休日、ジョッシュは大型玩具店のFAOシュワルツを訪れ、他の子ども達と無心になって遊び回ります。その姿を笑顔で眺めていたのは、マクミラン玩具の社長。おもちゃに対して的確な意見を述べるジョッシュにいたく感動した社長は、彼を商品開発部の副社長へ昇進させるのでした。
ビッグのネタバレあらすじ:転
異例の出世を果たした新人に、商品開発部のポールは激しい嫉妬を抱きます。同じ部署で働く彼の恋人スーザンは、ジョッシュに不思議な魅力を感じ、社内パーティで強引に接近。ジョッシュが引っ越した高級マンションの部屋のトランポリンで遊び、すっかり童心に返ると同時に、彼に恋心を抱きます。スーザンと過ごす時間が増えたジョッシュは、次第にビリーに冷たくなります。スーザンは友人達にジョッシュを紹介しますが、女友達は「素敵な人ね」と大絶賛。ジョッシュがすっかり大人の生活に慣れた頃、ビリーのもとに役所から封筒が届きました。ついにゾルダーのある場所がわかったのです。ビリーはジョッシュに知らせますが、彼は新商品の開発に没頭していました。「親友のオレより大切な仕事なのかい?」。ビリーに言われて、ハッとするジョッシュ。家で待つ両親、学校、友達との楽しい時間を懐かしく思い出します。
ビッグの結末
「家に帰りたい」とジョッシュに言われたスーザンは、既婚者だったのねと怒りを爆発させます。翌日の新製品会議でも上の空のジョッシュは、ついに会議室を飛び出します。タクシーを飛ばして、ゾルダーのある公園に到着。コインを投入し願いを告げたところへ、スーザンが駆け寄ってきます。彼女はようやく全てを理解しました。ジョッシュは「君も一緒に行こう」と言いますが、スーザンは、「私はすでにその年を生きたわ。一生に一度で十分よ」と悲しげに答えます。別れを決めた彼女は、車でジョッシュの家の前まで送り届けます。さよならのキスをおでこに受けて、家に向かってとぼとぼ歩くジョッシュ。その姿は、いつの間にか12才の少年に戻っていました。スーザンは微笑みを浮かべ、車を出します。ジョッシュは家のドアを開け、母親の胸に飛び込みました。
「ビッグ」感想・レビュー
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中身が子どもであることを度々思い出させるトム・ハンクスの演技が素晴らしい。
突っ込んだり,笑ったり,母性が溢れたり,とにかく楽しく観賞しました。ところで…,スーザンってポールの兄妹(姉弟)じゃないですか?
とても分かりやすい映画ですよね。
「実際にこんなことありえないだろ!」とツッコミどころ満載なのですが、それでもリアリティがあるように作られています。
いつも一緒にいて当たり前のようになっているので、互いにうっとおしく思う親子関係も、もう二度と会えないかもしれないと、離れ離れになったことで、改めてお互いの大切さがわかります。
また、一度大人になってしまったときに、女性体験もしてしまったので、今後女性を見る目も変わっていってしまいそうですよね。
あの無邪気さはどうしても、12歳には見えん!
6歳くらいかと思うw