ゴールド/金塊の行方の紹介:2016年アメリカ映画。1990年代半ばにアメリカやカナダの株式市場を直撃した大規模な詐欺事件、通称「Bre-X(ブリ・エックス)鉱山事件」をモチーフにした犯罪サスペンス映画です。破産寸前の金鉱採掘業者が地質学者と組んでインドネシアで金脈を発見、一躍億万長者にのし上がるのですが…。
監督:スティーヴン・ギャガン 出演者:マシュー・マコノヒー(スティーヴン・ギャガン)、エドガー・ラミレス(マイケル・アコスタ)、ブライス・ダラス・ハワード(ケイ)、コリー・ストール(ブライアン・ウルフ)、トビー・ケベル(ジェニングスFBI捜査官)ほか
映画「ゴールド/金塊の行方」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴールド/金塊の行方」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴールド/金塊の行方の予告編 動画
映画「ゴールド/金塊の行方」解説
この解説記事には映画「ゴールド/金塊の行方」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴールド/金塊の行方のネタバレあらすじ:起
父の経営していた金鉱採掘会社を引き継いだケニー・ウェルス(マシュー・マコノヒー)は事業に失敗、今や破産寸前にまで追い込まれていました。銀行からも融資が降りなくなったケニーは、起死回生の大逆転を狙ってインドネシアに飛び、地質学者のマイケル・アコスタ(エドガー・ラミレス)と契約、現地で金脈を探し始めます。持ち合わせている財産の全てを費やして必死で金脈を探すケニーでしたが、やがて資金は底を尽きはじめ、現地で雇った労働者にも給料を払えなくなったことから次々と逃げ出し、ケニーも劣悪な環境からマラリアにかかってしまい、高熱にうなされ数週間寝込んでしまいます。
ゴールド/金塊の行方のネタバレあらすじ:承
ケリーが意識を取り戻すと、何とマイケルが世界最大級の金脈を発見したとの知らせを持ってきました。このことは瞬く間にウォール街を駆け巡り、ケニーの会社は大手銀行から約20億ドルもの巨額投資を受け、ニューヨーク証券取引所に上場することに。一躍億万長者に登り詰めたケニーは恋人のケイ(ブライス・ダラス・ハワード)を呼び寄せ、連日パーティーを開いて騒ぎまくりますが、金の亡者たちがたかっていることを察知したケイは彼の元を去ってしまいます。
ゴールド/金塊の行方のネタバレあらすじ:転
そんなある日、ケニーは金融界の大物ハンコック(ブルース・グリーンウッド)から金脈の権利を売ってくれと頼まれ、ケニーが断るとインドネシア大統領とのコネを武器にケニーから採掘権を奪い取ってしまいます。ケニーはマイケルと相談し、大統領の息子に接近して味方につけ、何とか採掘権を取り戻します。ケニーの会社の株価は更に上がっていき、ケニーはその年の最も優秀な探鉱者に送られるゴールデンピックアックス賞までも手に入れます。しかしその授賞式の最中、マイケルは姿をくらまします。翌日、ケニーは予期せぬ事態に巻き込まれていきます。実は170億ドルもの価値があるとされていた金脈はマイケルによって捏造されたもので、発掘された金は仕込まれたもので、最初から金脈など存在していなかったのです。
ゴールド/金塊の行方の結末
ケニーの会社の株価は大暴落、投資家から厳しい追及を受け、挙句の果てにはケニーは巨大詐欺事件の首謀者として捜査を受けることになります。何とか逮捕は免れたケニーでしたが、会社は遂に経営破綻しケニーは全てを失ってしまいます。一方、インドネシアに舞い戻ったマイケルは政府に身柄を拘束され、ヘリコプターで護送中に飛び降りて自殺していました。しかもマイケルは死の直前にケニーの会社の持ち株を全て売り払っていたのです。ケニーは元恋人ケイのもとを訪れ、マイケルから託された郵便物を受け取ります。そこにはかつて契約を交わした書類と共に、半分ずつ受け取ろうと約束した取り分の7000万ドルもの小切手が入っていました。
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