ドラえもん のび太と緑の巨人伝の紹介:2008年日本映画。ドラえもんシリーズの劇場版28作目。今作は過去シリーズのリメイクでなく、新ドラえもんシリーズ初のオリジナル作品。人間たちの植物への仕打ちに怒った植物星人たちが暮らす世界が舞台で、ドラえもん、のび太たちが冒険を繰り広げる。緑の大切さ、エコロジー、戦争が無意味であり悲劇以外何も生み出さないことを訴えています。
監督:渡辺歩 声優:水田わさび(ドラえもん)、大原めぐみ(のび太)、かかずゆみ(しずかちゃん)、木村昴(ジャイアン)、関智一(スネ夫)、千秋(ドラミ)、堀北真希(リーレ)、有田哲平(パルナ)、三宅裕司(長老ジィ)、ほか
映画「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「映画 ドラえもん のび太と緑の巨人伝」の予告編 動画
映画「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラえもん のび太と緑の巨人伝のネタバレあらすじ:やってきたキー坊
ある日、のび太が0点のテストを枕がわりに森の木陰で寝ていると、風に吹かれてテストが飛んでしまいます。そして、そのテストが引っかかった先には小さな木がありました。その木を家に持って帰ってドラえもんの道具である植物自動化液をかけるとすくすくと成長し、キー坊というかわいらしい木の妖精になりました。キー坊はのび太の家に迎い入れられ、すくすくと成長します。キー坊はジャイアン、しずかちゃんたちとも遊ぶようになります。またキー坊は森の木々達と話しができるようです。
ドラえもん のび太と緑の巨人伝のネタバレあらすじ:キー坊と不思議な森
キー坊と出会った森にジャイアンたちと行ってみると、宅地開発が行われています。それを見て、キー坊は悲しい顔をします。再びキー坊と共に森へやってくると、小さな木をまた見つけます。木はゴミに埋もれていて、のび太とキー坊はゴミを退けて小さい木を助けます。のび太はジャイアンたちと森に放棄されているゴミを片付けます。ドラえもんの道具で出会ったゴミを持ち主の元へ返しますが、一つだけ動かないゴミを見つけます。その樽のようなゴミはやがて大きくなり緑の球体になり、のび太達は飲み込まれてしまいます。
ドラえもん のび太と緑の巨人伝のネタバレあらすじ:木の惑星
のび太達は気づくと、地球を外から眺めていました。違う星に来てしまったようです。キー坊とはぐれたのび太達は見知らぬ星でキー坊を探します。見知らぬ星には、木のような宇宙人が住んでいました。この星にはあらゆる植物の化身のような生き物がたくさん住んでいました。キー坊はこの星の姫と出会います。一方、のび太達はこの星の街や宮殿に招待されます。そこでは植物星人が住んでいて活き活きと生活していました。キー坊は姫の休息を邪魔したことで彼女から追われますが、きのこのような長老に助けられます。
ドラえもん のび太と緑の巨人伝のネタバレあらすじ:植物議会
のび太達は植物議会という会議に招待されます。植物議会では地球が植物を伐採し、危機に瀕していることが議題にあげられています。そこで緑の国の女王から、地球上に緑の巨人を蘇らせ、植物を排除しようとする地球人を排除しようと提案されます。そこでキー坊を助けた長老は戦いは無意味であると訴えます。しかしのび太達が人間であることがバレて、捕らえられてしまいます。長老は逃げて、キー坊は緑の使者として利用されることになります。女王はキー坊を追いかけていた姫リーレが高い靴を履いて女王のフリをしていたのでした。姫リーレは言われるがままに決められたセリフを言っただけで、何が正しいのか分からずにいました。
ドラえもん のび太と緑の巨人伝のネタバレあらすじ:木の惑星の姫リーレ
のび太達は植物星人の目をかいくぐって脱走します。それをリーレは見つけて追いかけます。姫はのび太達に追いつき、彼らと出会います。最初は彼らに攻撃的なリーレでしたが、彼らと木の惑星の森を探検するうちに、自分がいかに今まで見てこなかったことが多かったか、いかに何も考えないできたかを思い知らされます。のび太達と分かりあえた途端、大臣達がのび太達を捕らえてしまいます。争いからは何も生まれないとリーレは大臣達に訴えますが、大臣達は地球人を懲らしめる計画を進めてしまいます。キー坊を核にして、緑の巨人を蘇らせます。緑の巨人はあらゆるものを飲み込んでいきます。リーレとのび太達は巨人の暴走を食い止めようと奔走し、巨人を打ち破りますが核にされたキー坊はカラカラに干からびてしまいます。
ドラえもん のび太と緑の巨人伝の結末:キー坊の復活
干からびたキー坊にのび太はありったけの水を与えて、想いを届けます。するとキー坊は元の元気な姿に戻ります。その様子を見ていた大臣達は自分達が間違っていたことに気づきます。地球人にもまだ植物を大切にする気持ちがあるのだと。リーレは再び植物議会に出席します。そして自らの意見をきっぱりと言います。地球人達にはまだ植物を大切に思う気持ちがあり、しばらく見守っていこうと。堂々としたリーレの意見に聴衆は賛成します。そしてリーレの頭のつぼみだった花が開きます。リーレは本当に女王となることができたのです。そしてのび太達は地球に戻ります。キー坊はのび太に言います。僕は地球たけじゃなく、いろんな星の植物を見ていきたい、勉強して宇宙の緑を守っていきたいと。のび太はキー坊の旅立ちの日がやってきたと、涙を堪えてキー坊を笑顔で見送ります。
以上、「映画 ドラえもん のび太と緑の巨人伝」のあらすじと結末でした。
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