黒ひげ大旋風の紹介:1967年アメリカ映画。陸上競技のコーチとして赴任してきたスティーブは、その途中で「海賊黒ひげ旅館」の借金返済バザーに立ち寄った。そこで湯たんぽを買い、中に入っていた呪文が書かれた紙をなにげなく声を出して読んだ。その途端、海賊船長黒ひげが現れ、何か良い行いをしないと成仏出来ない呪いをかけられていると話した。スティーブは自分しか見えない黒ひげの幽霊をなんとか成仏させる為に、黒ひげ旅館の再建を手助けすることになったが・・
監督:ロバート・スティーヴンソン 出演:黒ひげ(ピーター・ユスティノフ),スティーブ(ディーン・ジョーンズ),アン(スザンヌ・プレシェット),シルキー(J・ベイカー,エルザ・ランチェスター)他
映画「黒ひげ大旋風」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「黒ひげ大旋風」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「黒ひげ大旋風」解説
この解説記事には映画「黒ひげ大旋風」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
黒ひげ大旋風のネタバレあらすじ:起
陸上競技のコーチとして赴任してきたスティーブは、「海賊黒ひげ旅館」なる変な名前の所に泊まることになった。ここは、海賊黒ひげの子孫たちで経営されています。店で学園長と出会い、今度の大会が陸上部の最後の試合になることを告げます。受付の女性はなかなか部屋に案内せず、占いを始めます。スティーブは、歴史的なこの建物を残そうと奮闘する美人教授のアンに心引かれます。そこでは、この「海賊黒ひげ旅館」の借金返済のバザーが行われていました。嫌味を言われたフットボール監督・カービンと借金取りシルキーと湯たんぽを競り合い200ドルで競り落とします。シルキーはここを取り壊してカジノを建てたいのです。湯たんぽの中に何か呪文のようなものが書かれた紙が見つかります。スティーブは、なにげなく声を出して読みました。すると、この建物の名の由来になっている海賊船長、黒ひげが現れたのです。
黒ひげ大旋風のネタバレあらすじ:承
黒ひげは、生前の海賊行為の報いで、何か良い行いをしないと成仏出来ない呪いを魔女にかけられたと話します。「海賊黒ひげ旅館」に借金取りが来てスティーブも巻き込まれます。その結果、アンがスティーブの赴任するチームが勝つ方に借金返済の為にお金を賭けたのです。黒ひげから離れる為に、スティーブは車で逃げますが、黒ひげは取り付いて離れません。それに黒ひげはスティーブだけにしか見えないので、独り言を話す変な男に見られます。しかたなく、そのまま赴任先に向かいます。しかし、希望を持って赴任してきたスティーブでしたが、選手たちを見てがっかりします。そのチームは最下位チームだったのです。スティーブがコーチしても、まったくうまくなりません。このまま試合に出るしかありません。スティーブはアンに食事を誘います。黒ひげに取り付かれたことを話しますが、アンは信じていません。
黒ひげ大旋風のネタバレあらすじ:転
翌日、アンがスティーブの所に来てバザーで集めた900ドルが無くなっていると話します。変わりに、900ドルの掛札がありました。スティーブのチームが勝つ方に賭けられていました。バッグの中にそのお金があることを知っているのは、スティーブだけなので、彼を疑います。すべて、黒ひげのしわざです。黒ひげは自分がチームを勝つようにすると言います。試合には出たものの、その成績は最低でした。ところが、奇跡が起こったのです。相手の選手が次々と失格になります。黒ひげが、相手の選手の邪魔していたのです。ここで勝てば、「海賊黒ひげ旅館」が助かり、自分は良い行いが出来ると考えたのです。スティーブはそれは不正行為だとやめさせます。
黒ひげ大旋風の結末
しかし、チームは追い込まれ、負けそうになります。しかたなく、スティーブは黒ひげを呼びます。「ご婦人たちを助けないのか、私の主義なんかどうでもいい、おまえには誇りがないのかと叫びます。黒ひげが行動します。他のチームのバトンタッチが失敗します。そして、スティーブの学園チームが逆転優勝します。アンも夫人たちも大喜びです。ところが、シルキーは因縁をつけて、無効だと言い張り、ルーレットで勝負することになります。アンは不安がりますが、スティーブは自信たっぷりです。アンがチップを賭けます。黒ひげは、アンが勝つようにルーレットを操作します。最初はアンが勝ちました。次も黒ひげが操作します。ところが、ボールの位置が変わり負けてしまいます。黒ひげがルーレットのインチキを見破りました。今度は、11番にすべてのチップを賭けます。大当たりで大金が手に入ります。シルキーはその金を奪い取ろうとします。スティーブは、かかってこいと強気です。黒ひげの活躍でスティーブとアンは逃げ出します。残った黒ひげは大暴れします。子分たちは何がなんだか判らないまま倒されます。約束の借金返済の夜中の12時にアンが間に合います。拍手がわき、スティーブに借用書を破いてほしいと言われます。スティーブは、自分の働きではないと言います。そこに黒ひげが鼻歌まじりにもどってきました。スティーブはみんなに呪文をとなえさせます。雷と風が吹き、黒ひげの姿がみんなに見えます。黒ひげは浪々とみんなへの感謝の言葉を述べます。そして、スティーブの行いを褒めたたえます。黒ひげは借用書を焼却します。自分は心底からの悪党ではないと言い、別れの挨拶をします。スティーブは、変な感じ、寂しいと言うと、アンは、変な感じ、私は疑っていたのに愛してたの、と言います。夜の海に海賊船の乗組員と船長の声が聞こえます。船長の豪快な笑い声がこだまして、船は出ていきます。
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