アナザー・デイ・イン・パラダイスの紹介:1998年アメリカ映画。エディ・リトルの同名小説を元に映画化した作品で、ストリートに生きるドラッグ中毒の少年が悪党から儲け話を聞き付け、恋人らと共にセックスとドラッグ、そして犯罪を重ねながらの旅を続ける様子を描いたロード・ムービーです。
監督:ラリー・クラーク 出演者:ヴィンセント・カーシーザー(ボビー)、ジェームズ・ウッズ(メル)、ナターシャ・グレッグソン・ワグナー(ロージー)、メラニー・グリフィス(シド)、ジェームズ・オティス(牧師)ほか
映画「アナザー・デイ・イン・パラダイス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アナザー・デイ・イン・パラダイス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アナザー・デイ・イン・パラダイス」解説
この解説記事には映画「アナザー・デイ・イン・パラダイス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アナザーデイインパラダイスのネタバレあらすじ:起
ストリートにたむろする不良少年たち。彼らはドラッグを買う金欲しさに大学の建物に侵入し、自動販売機を片っ端からこじ開けて現金を盗み取っていました。16歳の少年ボビー(ヴィンセント・カーシーザー)もそんな不良少年のひとりでしたが、警備員に見つかってしまい殴る蹴るの暴行を受けて何とか逃げ帰ります。しかし病院に行けば逮捕されるのは確実。そこでボビーは友人の叔父で自称医者のメル(ジェームズ・ウッズ)に治療してもらいます。実はメルの正体は泥棒であり、これがボビーとメルとの出会いでした。
アナザーデイインパラダイスのネタバレあらすじ:承
ボビーにはロージー(ナターシャ・グレッグソン・ワグナー)という恋人がおり、二人はドラッグをキメてはセックスに明け暮れていました。ある日、ボビーの素質に目をつけたメルは大きな儲け話を持ち掛けて手下にスカウトし、話に乗ったボビーに銃の使い方などをレクチャーしていきます。女友達も連れてきて良いと言われたボビーはロージーも同行させることにし、彼らはメルの情婦シド(メラニー・グリフィス)も加えた4人で車に乗って旅に出ることにします。
アナザーデイインパラダイスのネタバレあらすじ:転
4人は立ち入った州の大きな処方箋薬局や病院などに深夜に侵入し、ドラッグを盗んでは薬物中毒者に売りつけていました。ボビーとロージーは今まで手に入れたことのない大金を稼ぎ、派手に買い物をするなどより良い暮らしを送るようになりました。かつて養父から虐待を受けていたボビーはメルに父親のような頼りがいを感じ、またロージーもシドに母親の面影を感じるようになり、シドもボビーやロージーを可愛がっていました。そんなある日、ロージーはボビーに妊娠していることを打ち明けます。
アナザーデイインパラダイスの結末
メルやボビーらの盗みも次第にリスクが大きくなり、彼らは裏で武器を売っている牧師(ジェームズ・オティス)から拳銃を調達します。そしてメルたちはより大きな儲け話を嗅ぎつけますがハメられてしまい、銃撃戦の末にその筋の連中を射殺、現金を奪って逃走します。追っ手の恐怖に怯えるなか、ロージーは流産してしまい、やがてドラッグ中毒により死んでいきます。宝石店を襲う計画も失敗し、メルは追っ手が来ないうちにボビーの口封じを考え、シドに提案します。そしてガソリンスタンドに立ち寄った際、シドは密かにボビーに金を渡して逃がしてあげます。ボビーはガソリンスタンドの裏手の畑を必死に走り去っていきました。
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