パラノーマル・アクティビティ5の紹介:2015年アメリカ映画。低予算映画ながら大ヒットを記録したパラノーマルアクティビティシリーズの第5弾。幼い愛娘を守ろうと闘った大人達の恐怖の末路。とある一軒家で起きた不可解な事件の真相がついに明かされる。
監督:グレゴリー・プロトキン 出演:クリス・J・マーリー(ライアン)、ブリット・ショウ(エミリー)、アイヴィー・ジョージ(リーラ)、ダン・ギル(マイク)、オリヴィア・テイラー・ダドリー(スカイラー)、エイデン・ラヴカンプ(レイ)、ほか
映画「パラノーマル・アクティビティ5」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パラノーマル・アクティビティ5」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パラノーマルアクティビティ5の予告編 動画
映画「パラノーマル・アクティビティ5」解説
この解説記事には映画「パラノーマル・アクティビティ5」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パラノーマルアクティビティ5のネタバレあらすじ:起
冒頭で一人の女性が悪魔にでも憑りつかれたような奇妙な動きをしてリビングの床に倒れました。それを何事もなかったように見ている祖母らしき中年女性と小学生くらいの年齢の二人の少女。その子ども達、クリスティとケイティは祖母、ルイスから「貴方達の先生よ」と言われ、長髪の中年男のロイスを紹介されました。ロイスは2人に「トビー」という人物は友達であるかを聞き、ケイティとクリスティは納得します。そしてロイスは言いました。「今日は始まりの日だ。クリスティは将来選ばれし男の子を生み、ケイティの才能は強さとなる。トビーがもうじ“特別な女の子”を連れてくるよ」とー。話は現代に戻ります。ライアンと妻、エミリー、娘のリーラはある家に引っ越してきたばかりです。彼らの家にライアンの弟、マイクとライアン夫婦の知人のスカイラーが訪ねてきました。ライアンの家にスカイラーとマイクが暫く一緒に泊まることになります。ライアンはクリスマスの飾りつけをみんなとしていた時に前の住人が残したと思われる複数のビデオテープを発見します。その中からカメラを見つけたライアンは好奇心でカメラをいじり、視界の中に霧のような靄がかかっている事に気が付きました。ビデオテープの靄は消えたと思ったらまた映り、視界が透明になったりと奇妙な現象が起きましたが特に気にすることもなく、ライアンはこの古いビデオカメラに夢中になって家の中を撮影し続けます。
パラノーマルアクティビティ5のネタバレあらすじ:承
ライアンはビデオテープの中身を見る事にしました。それは1988年から1992年の4年間の映像で、前の住人のホームビデオのようです。画面に映し出されたのは両親と冒頭に出てきた2人の姉妹でした。この夫婦がベッドで夜の営みをしようとしている姿が映り、ライアンと弟のマイクは興味津々で見ていました。ふいに、子ども達と祖母のルイス、そしてあの長髪の男性、ロインが女の子達に何か話しかけていました。少女の一人、ケイティが「テント、蝶々、鳥がある部屋が見える」と言います。それはライアンの一人娘、リーラの寝室の様子を表していました。過去の住人が透視しているかのように我が子の部屋の様子を語ったのでライアンは驚きます。ケイティが何か言いかけようとすると、ブレーカーが落ちて白と黒の顔らしきものが画面いっぱいに映し出されました。ライアンは面白がってまだカメラに夢中でした。風水師をしているスカイラーは「何かの霊かも」と言い出すもライアンの好奇心はとどまる事を知りませんでした。真実を解明する為に家の中だけでなく、外も撮影しようとします。深夜、スカイラーとライアンが撮影に興じていると、黒い影が一瞬よぎって誰もいないはずのリーラのシーソーが勝手に動き出しました。更にプールの端っこに波紋が出来ていて何かが飛んできました。奇妙な出来事に面白がってカメラを回し続けていると、リーラがパジャマ姿で現れました。話しかけて部屋へ寝かしつけた2人ですが、リーラはぼうっとしていて答えようとしません。翌日の昼に、リーラが見つけたと思われる植込みの穴とエミリーの十字架を発見したライアン。リーラは一人遊びをしたがり、彼女の年齢からして不自然な事ではないのでライアンとエミリーは左程気にしていませんでした。リーラに昨夜の事を優しく聞いてみると、「彼」と遊んでいたといいます。子どもにありがちな想像上の友達かもしれないとも思いましたが、それ以上に聞こうとするとリーラは「彼の事は話しちゃいけない」と口を堅く閉ざしてしまいます。ライアンはカメラには心霊が映るのではないかと考えますが、そう考える自分自身がおかしいとも感じました。ツリーのライトを調節するとやはり映像は乱れています。
パラノーマルアクティビティ5のネタバレあらすじ:転
夜、リーラの様子を見に行ったライアンは彼女が鏡に手を当ててぶつぶつ呟いており、小さな手には血がついていました。ライアンは慌ててリーラを抱きかかえて手の血を洗い落として寝かしつけさせます。この時、リーガンが触れていた部分の鏡が割れた事に彼は気づいていません。翌日の昼。リーラが呟いていた言葉をパソコンで検証したライアンは彼女が「「ブラッディマリー」という言葉を逆さにして口にしていた事を発見します。スカイラーは子どもの頃、自分もよく好奇心でやっていた米国の都市伝説の一つだと言います。ライアンが前の住人の事を調べてみると、1987年から住み始め、1992年に家が全焼して一家全員の消息が不明だという事が分かりました。エミリーはマイクとライアンが子供のようにバカ騒ぎをしているだけと思いますが、ライアンはその日から家に何十種類ものカメラを設置し、古いカメラに奇妙な映像が残らないか検証する事にしたのです。リーラの部屋に黒い大きな影のような物体が出来、それはリーラの「秘密の友達」のように彼女と交流していました。スカイラーが一度リーラを寝かしつけますが、黒い影はスカイラーに一瞬襲い掛かります。彼女には影事態は見えないものの何かを感じました。翌日、リーラに聞いてみると、「トビーに起こされた」と言います。前の住人のビデオでトビーの名前が出てきたことを思い出したライアンはビデオを再生してその箇所を確認します。マイクは「リーラはビデオを見たのかもしれない」と考えます。不意に物音がしてビデオを回すと、この間まで白かった靄が黒くなっている事に気付きます。寝ている娘をライアンが確認しにいくと、リーラの部屋で大きな音と共に不気味な男のような顔が映っていました。リーラは突然夜中に起きて笛を吹いていて、ライアンとエミリーが駆けつけると彼女は何事もなかったようにぼうっとしています。リーラの行動はとどまらず、また奇妙な何かに起こされた彼女はマッチの火をつけようとし、間一髪でエミリーがそれを止めに入って部屋へ連れ戻しました。勝手に暖炉のものが動き出し、エミリーの目の前にツリーの飾りの天使が落下してきました。2階に置いていた1階の暖炉に入っていたとエミリーはスカイラーに訴え、彼女とライアンはリーラにもうトビーと話してはいけないと伝えました。リーラは納得いかない表情を浮かべ、渋々了承します。ライアンは古いビデオの解析を進めていく中でケイティとクリスティの幼い姉妹の世話はカルト教団が行っていたとマイクに報告します。そして、「先生」と呼ばれている男、ロイスが教団のリーダーなのだという事も分かりました。クリスティはロイスに促されてこう呟きます。「部屋の中にテレビが沢山あっておもちゃもある。男の人が2人見える」それは今まさにライアンとマイクがビデオ検証を行っている部屋の様子そのものです。冗談のつもりでライアンとマイクは画面の少女に向かって「名前は何?」と話しかけ、フリージ兄弟という答えが返ってきます。ふと、リーラが不眠を訴えて2人の元へやってきたのでライアンがリーラを寝かしつけようと抱き上げます。彼女がくしゃみをした瞬間、画面側の少女、クリスティがリーラに「お大事に」と話しかけたのです。リーラはまたもや翌日も奇妙な独り言を呟いてクレヨンで壁に謎めいた文字を書きます。大人達が調べたところそれは「魔女集団(ミッドワイブス)」を意味し、魔女集団は中世から続く悪魔崇拝でこの印を使って時空を超えるそうです。リーラはリコーダーを吹いていた時「彼が連れてってくれる」と言いました。彼が誰かをライアンとエミリーが問い詰めてもリーラは口を割りません。娘の異常行動と家で起こる怪奇現象を不安に感じたエミリーは司祭に電話をかけて、トッド神父を家の中に招き入れる事にしました。リーラはトッド神父に子ども特有の人見知りと何かを感じ、話したがりません。トッド神父は優しく彼女の目線に立って話をし、「他の人達のところ」と渋々答えました。神父はフリージ夫妻に、リーラは既に悪魔に洗脳されていて引っ越しをしても無駄である事を伝え、更にリーラ優しく接しながら彼女が抱きしめているテディベアに聖水をかけると微笑みを浮かべていたリーラが態度を一変させて神父に噛みつきました。神父はまた来ると言って一旦は帰ります。ライアンは2010年5月8日の映像を見つけて再生しますフリージ夫妻が引っ越す3日前のものでした。。リーラがリコーダーを吹いていた場所を「侵入口」として使えるのではないかと語っていて、この家を斡旋した不動産業者のケイティ・ハバードの名刺を元にエミリーは電話を掛けますがそんな人物はいないと言われてしまいます。ライアンとエミリーは自分達がここに住むように仕向けられたのではと考えました。
パラノーマルアクティビティ5の結末
エイミーとライアンはリーラの様子が心配なので彼女に付き添って眠りますがまたしても怪奇現象が襲い掛かり、マイクやスカイラーをも攻撃します。リーラは「怖がらないで、ママ」と一人平然としているのです。リーラは2階の部屋から離れようとせず、エミリーが叱って言い聞かせても動きません。ライアンは子ども部屋にハンターと言う名前があったのを思い出し、それを調べます。かつてリーラと同い年の2005年6月6日生まれの少年、ハンターと言う少年がいた事やあの姉妹、ケイティとクリスティがダニエル夫妻を殺害し、警察が行方を捜していることも分かりました。1992年の当時の映像にハンターは映っています。これ以上不可解な出来事に巻き込まれない為にもライアンとエミリーは嫌がるリーラを連れて家から出ようと試みました。トッド神父を再び呼んでリーラの洗脳を解き、悪魔を封じ込めて地獄へ送る儀式を行う一同ですが、黒い影の悪魔は攻撃力が強く、トッド神父は渦に巻き込まれて姿を消します。みんなで一斉に神父が用意した輪の中に入ろうとしましたが、スカイラーとマイクは絶命し、更にはライアンも襲撃されて命を落とします。エミリーは姿を消したリーラを追って壁に作られたトンネルを通って我が子を見つけますが、彼女はもう愛娘ではありませんでした。黒い影の正体、トビーに洗脳され、トンネルの中にいたケイティとクリスティと「友達」になってしまったリーラは母が目の前でトビーに首をへし折られて亡くなっているのを知っても動揺することなく、トビーと手を繋いで去ってゆきました。
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