壮烈第七騎兵隊の紹介:1941年アメリカ映画。アメリカの西部開拓時代・南北戦争時代に活躍した実在の人物ジョージ・アームストロング・カスター将軍を主人公に、その闘いに明け暮れた生涯を描いた大作西部劇です。
監督:ラオール・ウォルシュ 出演者:エロール・フリン(ジョージ・アームストロング・カスター)、オリヴィア・デ・ハヴィラン(エリザベス・リビー・ベーコン)、アーサー・ケネディ(ネッド・シャープ)、チャーリー・グレイプウィン(カリフォルニア・ジョー)、ジーン・ロックハート(サミュエル・ベーコン)ほか
映画「壮烈第七騎兵隊」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「壮烈第七騎兵隊」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「壮烈第七騎兵隊」解説
この解説記事には映画「壮烈第七騎兵隊」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
壮烈第七騎兵隊のネタバレあらすじ:起
1857年、ジョージ・アームストロング・カスター(エロール・フリン)は歴史に名前を刻むことを夢見てウェスト・ポイントの陸軍士官学校に入学しました。カスターは馬術と剣術の腕に関しては秀でたものがあったものの他の科目の成績は芳しくなく、さらに規律違反を繰り返していたことから教官のロームルス・テイプ少佐(スタンレー・リッジス)や同期のネッド・シャープ(アーサー・ケネディ)からは快く思われていませんでした。成績最下位で卒業もできずにいたところに南北戦争が勃発、北軍は人員不足に陥ったことから校長のフィリップ・シェリダン大佐(ジョン・ライテル)はテイプの反対を押し切ってカスターを繰り上げ卒業させ、北軍に合流させるためワシントンD.C.に向かわせました。
壮烈第七騎兵隊のネタバレあらすじ:承
カスターはシェリダンの姪リビー(オリヴィア・デ・ハヴィラン)と交際していましたが、彼女に別れを告げる間もなく北軍に合流しました。カスターは部隊司令官ウィンフィールド・スコット中将(シドニー・グリーンストリート)に取り入って第2騎兵隊へと配属され、武功を挙げるも負傷して病院送りとなってしまいます。カスターはその際にリビーと再会を果たし、将来の結婚を誓い合いました。戦線に復帰したカスターは軍の書類の混乱を利用して騎兵旅団の司令官に任命され、副少将にまで昇進したカスターは旅団を率いてゲティスバーグの戦いで南軍を撃破し、一躍北軍の英雄として凱旋したカスターは終戦後にリビーとめでたく結婚しました。
壮烈第七騎兵隊のネタバレあらすじ:転
南北戦争の終結後、除隊したカスターは生きる目標を見失い酒浸りの日々を送っていました。見かねたリビーはスコットに頼んで夫を現役復帰させ、カスターは第7騎兵隊指揮官に就任してダコタのリンカーン砦に赴任しました。その際、カスターはスー族の襲撃を受けるもこれを撃退、酋長クレイジー・ホース(アンソニー・クイン)を捕虜にしました。カスターは堕落し切った隊員たちを叱責し、騎兵隊の立て直しに尽力しました。やがて脱走したクレイジー・ホースとの数度にわたる戦いを経て和平交渉を成立させ、スー族の聖地ブラックヒルズには白人は立ち入らないことを約束しました。しかし、この地域に金脈があることを聞き付けた鉄道会社はテイプやシャープと結託し、カスターを陥れようと企みました。
壮烈第七騎兵隊の結末
テイプらの企みを知ったカスターは阻止に動くも失敗、和平条約を反故にされたクレイジー・ホースは各部族を集めて遂に一斉蜂起しました。カスターはリビーに最期の別れを告げると、騎兵隊を率いてクレイジー・ホースとの決着をつけるためリトルビックホーンへと赴きました。戦いは熾烈を極め、シャープをはじめカスターの仲間たちも次々と命を落としていきました。そしてカスターも死闘の末にクレイジー・ホースに倒され、騎兵隊は救援が来る前に全滅しました。カスターの死後、シェリダンとリビーはテイプたちの企みを告発したカスターの遺書を発見、これによりテイプらの悪行は当局の知るところとなりました。シェリダンは「彼は最後の戦いに勝利した」とリビーに語りかけ、彼の遺した和平条約は破棄されることなく継続されることとなりました。
この映画の感想を投稿する