釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!の紹介:2002年日本映画。ハマちゃんは、釣りが縁で富山の薬問屋・黒部天狗堂の黒部五郎会長から美術館の設計を請け負いました。しかし黒部会長は変わり者で自分のデザイン通りに建てないとこの話は無しだと言ってきました。騒ぎを収集する為にハマちゃんは富山に出張。同行したミス鈴建と愛称される鈴木建設設計課の桐山桂の説得で事は収まりました。ところが黒部が桐山を気に入ったことで新たな騒ぎが起こります。
監督:本木克英 出演:西田敏行(浜崎伝助)、三國連太郎(鈴木一之助)、浅田美代子(浜崎みち子)、鈴木京香(桐山桂)、小澤征悦(鮎川透)、さとう珠緒(鯛子)、ほか
映画「釣りバカ日誌13」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「釣りバカ日誌13」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「釣りバカ日誌13」解説
この解説記事には映画「釣りバカ日誌13」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
釣りバカ日誌13のネタバレあらすじ:起
湖畔の船着場で、ハマちゃん、スーさん、鯉太郎がうなぎを釣っています。ボートではっちゃんとみち子さんが昼飯を運んできます。みんなで食事中、鯉太郎がうなぎを釣り上げます。スーさんが重役会議に行く途中、設計課の桐山桂が話したいことがあると直談判します。制止する秘書を抑えて、スーさんは話を聞きます。桂は売り上げを確保する為にどんな注文にも応じなければならないと言うのが、社長の考えですか?と聞いてきました。スーさんはそんなことは無いと答えました。桂は安心して話し始めます。富山の黒部天狗堂の美術館のデザインを会長の考案したデザインで建てないと、この仕事の発注をキャンセルすると言われたのです。その条件で契約したと言うのです。そのデザイン画は酷い物でした。スーさんが、誰が契約したのかと聞くと、桂は、営業三課の浜崎ですと答えました。営業三課。ハマちゃんは設計部の桂の所に行くように命じられます。桂はミス鈴建と愛称されるほどの美人だと教えられます。設計部で桂と会ったハマちゃんは、昼時なので飯を食いながら話そうと提案します。うなぎ屋さんに行く事になりました。桂は、こんなデザインで美術館を建てたら鈴木建設の汚点になると力説します。しかし、設計部長に言ったら、このご時世こっちの言い値で出来るんなら御の字だ、言われた通りにしろと言われたと不満を話します。桂は、ハマちゃんに、このデザインを撤回して、自分にプランを任せてもらえるように説得するから、会長に会わせてほしいと頼みます。ハマちゃんが、会長は偏屈だからこじらせて怒らせたら元も子もないと思案します。桂が辞表を出す決意を見せると、ハマちゃんも段取りすることを約束します。明日富山に出張することになり、ハマちゃんは喜びます。はっちゃんは、またハマちゃんにタクシー代わりに使われます。桂は父と弟の3人暮らしです。浜崎家。はっちゃんがヒラメの姿造りを持って来ました。はっちゃんは独身になっています。次にスーさんが入ってきます。ハマちゃんはご機嫌斜めです。スーさんがはっちゃんの奥さんの話をするとハマちゃんが、奥さんに恋人が出来て逃げられたと話します。はっちゃんの腕にはパトリシアの名前のたタトゥーが。その話をすると泣きながらはっちゃんは出て行きます。スーさんが居るのを無視して、ハマちゃんとみち子さんはいちゃいちゃ、そのまま合体。
釣りバカ日誌13のネタバレあらすじ:承
富山の黒部天狗堂に到着した二人は、部長の浅利真三郎(岡本信人)に阻まれる。アポを取っていないからと頑なです。ハマちゃんはデスクの電話で会長に会う許可をもらいます。ハマちゃんを迎えた黒部会長は魚拓を見せて釣り自慢をします。黒部会長は桂をハマちゃんの彼女と間違えます。ハマちゃんが送られて来たデザイン画を酷いと言ったら、黒部会長は怒ります。桂がすかさず、その通りですと言い設計を担当する者としてこのような物を作りたくないとはっきり言います。口ごもる黒部会長を止めて、この美術館が堅苦しい形式に囚われず、訪れる人がゆったりくつろげる建物にしたいと言うことでしたが、それでよろしいですか?と念を入れます。会長のデザインした建物だと主張し過ぎて周りの風景と調和がとれなくなる、会長の愛する富山の風景が台無しになると説得します。桂は気分を悪くさせたことを詫びた後、会長のイメージを大事にしたプランを考えたい、と自分のデザイン画を見せます。会長のポリシーを讃える言葉で説得します。黒部会長は黙って桂のデザイン画を見た後、刀を抜きます。緊迫の中、自分のデザイン画を切り刻みます。黒部会長は桂にプランを任せます。
釣りバカ日誌13のネタバレあらすじ:転
桂とハマちゃんは黒部会長の命令でホテルに泊まり観光することになります。ホテルの一室、入り口付近で浴衣に着替えているハマちゃんは、間違えて入って来たスーさんの奥さんに見られます。奥さんはハマちゃんに気がつき、二人の仲を勘違いして出て行きます。スーさんに奥さんからハマちゃんが浮気していると電話があります。宴会場で化粧をして仮装したハマちゃんが歌っています。翌朝、富山港で黒部会長とハマちゃんが船で出ます。会長は、桂を息子の嫁にしたいとハマちゃんに話します。黒部は強引にハマちゃんに頼み、ハマちゃんは承知してしまいます。船から蜃気楼が見えます。何も知らない桂は街を観光しています。鮎川透が彫る欄間彫刻を見つめていると、母親・鮎川君枝(左時枝)に招かれます。家の中で君枝と透と気さくに話をします。黒部会長に当たりがあります。3人がかりでブリを釣り上げます。営業三課、ハマちゃんに黒部会長から電話があり、桂の気持ちを聞いてくれと言われます。ハマちゃんは、桂のいるデザイン部に来ますが何も言えずに立ち去ります。みち子さんに言われて、ハマちゃんはスズキを土産に桂の家に行きます。父親の桐山逸夫(杉浦直樹)は快く迎えてくれ、ハマちゃんは弟・桐山国夫(臼井元寿)に釣りに行こうと声をかけます。しばらくして国夫が、釣りの用意をして出て来たので、ハマちゃんは戸惑いながら釣りに連れていきます。ハマちゃんは、仕事中、黒部会長の邸で首を切られる夢を見ます。社長室に、ハマちゃんと桂が呼ばれます。
釣りバカ日誌13の結末
社長室、浅利が黒部会長の息子とのお見合いの話をします。桂はなんのことかわかりません。浅利はハマちゃんが請け負ったと言います。ハマちゃんはみんなから責められます。ハマちゃんが仕事の話は取りやめて、自分は辞職すると言います。桂が見かねて、お見合いをすると言い出します。ハマちゃんが、とりあえずお見合いして断ればいいと言うと、浅利が怒ります。ハマちゃんと浅利が口喧嘩します。スーさんが、契約もお見合いもなしにすると言います。浅利はそんなことになったら腹を切れと言われますと言い、この場で腹切って死にますと短刀をとり出します。浅利が腹を切ろうとしたのをハマちゃんが止めます。何がなんだか判らず、桂は部屋を出ます。銀座のギャラリーで鮎川の個展が目に入ります。桂はおめでとうと声をかけます。展示された絵を見ながら、富山で見た絵を見つけます。鮎川が桂を夕食に誘います。桂が鮎川を家に連れて来て逸夫に紹介します。逸夫はとても嬉しそうにしています。ハマちゃんとスーさんが富山に向かいます。スーさんはハマちゃんに残った家族の面倒はしっかり見るからと脅します。会長室で黒部とハマちゃんとスーさんが話しています。ハマちゃんは怖くてなかなか話し出せません。そこに、息子・パパイヤ鈴木がやってきます。息子は嫁を貰い1歳の子どもがいるから見合いは出来ないと言います。黒部は息子を別の部屋に連れていき、中から叫び声が聞こえる。場面が変わり、黒部と息子と嫁と子どもが並んで結婚式を挙げています。地鎮祭は無事開催されました。黒部会長がスーさんとハマちゃんに頭を下げて詫びます。ハマちゃんは調子に乗って桂が傷ついたと脅します。釣りバカコンビは船で鯛釣りに向かうのでした。
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