ラスト・ウィッチ・ハンターの紹介:2015年アメリカ映画。800年前に魔女の女王を殺した代わりに女王の呪いで不老不死の身になったコールダー。不死身の魔女ハンターとなったコールダーが、魔女と人間が共存共栄を図る現代に蘇った悪の女王と再び戦うアクション・ファンタジー映画。
監督:ブレック・アイズナー 出演者:ヴィン・ディーゼル(コールダー)、ローズ・レスリー(クロエ)、イライジャ・ウッド(37世ドーラン神父)、ジュリー・エンゲルブレヒト(魔女の女王)、オラフル・ダッリ・オラフソン(ベリアル)、マイケル・ケイン(36世ドーラン神父)ほか
映画「ラスト・ウィッチ・ハンター」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラスト・ウィッチ・ハンター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ラストウィッチハンターの予告編 動画
映画「ラスト・ウィッチ・ハンター」解説
この解説記事には映画「ラスト・ウィッチ・ハンター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラストウィッチハンターのネタバレあらすじ:不死身の魔女ハンター
800年前。ドーラン神父を頭とする騎士の一隊が厳寒の地に魔女の女王の討伐におもむいた。女王が大地に呪いをかけたせいで流行した黒死病により多くの人々が死んでいた。その復讐を果たそうとしていた。女王の木の中の空間に降りていく彼らを次々と魔術が襲うが、騎士の一人コールダーが女王を討ち取る。しかし女王は死の直前にコールダーに安息なく永遠の生を送る呪いをかけた。不老不死のコールダーは斧と十字架軍団につかえる魔女ハンターとなった。しかし、現代では魔女は生存権と自治権を得て、人間に対して魔術を使わないという条件で人間社会に交じって暮らしている。条件を破る魔女はコールダーに捕縛されて魔女評議会につき出されるだけである。評議会は悪い魔女を付属の牢獄に入れるのだった。
ラストウィッチハンターのネタバレあらすじ:死を思い出せ
コールダーの部屋をドーラン神父が訪れる。代々、斧と十字架軍団でコールダーの功績を記録し相談役をする担当者はドーランを名乗ってきた。第36世の今のドーランは50年間コールダーを助けて今日引退する。コールダーがただ一人信頼を寄せる人間であり、彼もコールダーの孤独な生活を心から心配していた。翌日、36世ドーランが死んだという知らせをコールダーは受ける。新任の37世ドーラン神父は5歳の時に魔女に家を焼かれた時にコールダーに命を救われたと言う。37世を連れてコールダーは36世の死について調査する。コールダーは36世の死が黒魔術によるものであることをつきとめる。そして本当は36世は死んだのではなく呪いをかけられているだけであることがわかる。呪いをかけた者をすぐ殺せば彼の命は助かる。36世は死ぬ直前に本に血で印をつけて「死を思い出せ」というヒントを残していた。
ラストウィッチハンターのネタバレあらすじ:記憶をたずねる
魔女のクロエは人間お断りのバーを経営している。だが、その晩コールダーが現れて客も従業員も皆逃げてしまった。コールダーは「死を思い出す」ため、しぶるクロエに無理強いして記憶の薬の魔術を行わせる。女王を討った時のことをコールダーが魔術の力で思い出しつつあるとき、36世に呪いをかけた魔術師ベリアルが現れ魔術を妨害し、バーを炎上させてしまう。コールダーとクロエは記憶の薬を作るのに必要な植物を求めて魔女ダニークを訪れるがダニークも敵の一味だった。コールダーは妻や娘との日々の幻を見せられて敵の手に落ちかかるが、クロエが彼の心に潜ってきて助ける。クロエが人の心に入ることのできるドリームウォーカーであることがわかる。危険な力だと思って彼女は能力を隠していたのだった。
ラストウィッチハンターのネタバレあらすじ:裏切られる魔女ハンター
クロエはコールダーに説得されて彼の心に潜り込む。クロエに導かれてコールダーが知ったのは、800年前ドーラン神父が魔女の女王の心臓を取り出しながら、破壊したと偽って隠してしまったことだった。36世を拷問して隠された心臓を手に入れたベリアルは女王を復活させようとしていた。コールダーは37世に、心臓を破壊することによってコールダーの呪いが解けてコールダーも死ぬことを恐れて心臓が隠されたという、斧と十字架軍団代々の秘密を白状させる。女王の心臓を生かすことによってコールダーを魔女ハンターとして使い続けてきたのだった。コールダーは今まさに再生しようとしている女王の元に行く。ベリアルを殺したが、復活した女王はコールダーから永遠の命を取り返して去ってしまった。生き返った女王は、邪悪な魔女がそろっている牢獄に行って彼らの力を集めて疫病を広めようとするに違いない。コールダー、クロエ、37世が評議会に行くと評議員たちは既に殺され疫病の木が生い茂っていた。コールダーは女王と戦い勝利しかけるが、37世が寝返り、クロエの首に銃を突きつけ、コールダーに発砲する。37世の家に火をつけた魔女とは彼の両親に他ならなかった。
ラストウィッチハンターの結末:魔女ハンターの新しい出発
コールダーは倒れ、女王はクロエも支配下に置く。ただ、魔女の血筋でも魔術を使えない37世は殺してしまった。コールダーの心の中で妻と娘が彼を激励する。コールダーは立ち上がり、ついに剣を女王に突き刺す。だが、女王の心臓にとどめを刺そうとしたときにクロエがコールダーを止める。心臓を破壊すればコールダーは死ぬかもしれない。女王より邪悪なものが彼の死を待っているとクロエは言う。そして、彼女自身がコールダーを必要としていた。コールダーはクロエと、ベリアルが殺されたことにより生き返ったドーラン神父と共に、自分をだましてきた斧と十字架軍団を離れて活動を始める。
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