フリークス(別題:怪物團)の紹介:1932年アメリカ映画。本物の障害者を登場させた問題作です。サーカス団で見世物とされるフリークス達の一人が、空中ブランコ嬢に恋をします。膨大な財産を持っていることから、偽装結婚をし、財産をだまし取ろうとする物語です。公開当時はショッキングな映像で上映禁止などになりましたが、1994年にはアメリカ国立フィルム登録簿に登録され永久保存版となりました。
監督:トッド・ブラウニング 出演者:ウォーレス・フォード(フロソ)、リーラ・ハイアムス(ヴィーナス)、ハリー・アールス(ハンス)、デイジー・アールス(フリーダ)、オルガ・バクラノヴァ(クレオパトラ)、ロスコー・エイツ(ロスコー)、ヘンリー・ヴィクター(ヘラクレス)、ローズ・ディオン(マダム・テトラリニ)ほか
映画「フリークス(怪物團)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フリークス(怪物團)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フリークス(怪物團)」解説
この解説記事には映画「フリークス(怪物團)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フリークス(怪物團)のネタバレあらすじ:起
舞台はサーカスと併設された見世物小屋です。小人症のハンスとフリーダは婚約していました。しかしハンスは空中ブランコの美女クレオパトラが気になっていました。フリークス達が小屋の近くの広場で遊んでいましたが、地主に追い出されました。この一団にはシャム双生児、小人症、髭女、小頭症、ふたなり、下半身のない男、芋虫人間などのフリークスとサーカスの普通の人間が混成していました。
フリークス(怪物團)のネタバレあらすじ:承
クレオパトラは自分に気のあるハンスを利用し金を借りました。一方レオパトラにはヘラクレスという男がいました。ハンスから金を巻き上げるクレオパトラを筋肉男はいつも見ていました。そしてハンスのフリーダに対する気持ちも変わり始めました。クレオパトラの方はというと、筋肉男と企んで、ハンスに色目を使い、金を巻き上げていました。この光景はサーカスの男たちに見られていました。クレオパトラに入れ込むハンスの部屋にフリーダが話に来ました。ハンスに目を覚まして貰うつもりでしたが、ハンスは聞き入れずフリーダを帰しました。
フリークス(怪物團)のネタバレあらすじ:転
フリーダはクレオパトラの部屋を訪ねました。ハンスをからかわないでと頼むと、クレオパトラは結婚しようかと思っているとホラを吹きました。それを聞いたフリーダは思わずハンスが膨大な遺産を相続したことを話してしまいます。フリーダが帰った後、裏で話を聞いていたヘラクレスと共に偽装結婚して財産を奪おうという事になりました。そして二人の結婚パーティが始まりました。フリークス達に囲まれ、クレオパトラも自分たちの仲間だと絆の酒の飲み回しを始めました。この異様な雰囲気にクレオパトラは怒り出し、ハンスに強く当たりました。そしてフリークス達を追い出し、ヘラクレスを交え3人で盛り上がりました。自分が笑いものになっていたと知ったハンスが文句を言うとクレオパトラは急に優しくなり話しているとハンスが突然倒れました。
フリークス(怪物團)の結末
ハンスを医者に見せると毒を飲んだといいました。これを聞いたフリークの仲間たちは顔を見合わせました。一方寝たきりのフリをするハンスにクレオパトラは薬だと言って毒を飲ませますが、ハンスは飲んだふりをして吐き出します。そしてフリークスの仲間と打ち合わせをし復讐を始めます。サーカス団の移動が始まりました。馬車に引かれるクレオパトラの部屋にはハンスを見守る多くのフリークス達がいます。雨が降っています。フリークス達はヘラクレスを襲い刺殺しました。クレオパトラは舌を切られ、下半身を切断され、半分が鳥の鳥女となって見世物にされました。そしてクレオパトラは見物人の前でガーガーと鳴きました。
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