アメリカン・ヒーローの紹介:2015年アメリカ映画。超能力を持ちながらも酒・女・ドラッグに溺れていたダメ男が、愛する息子のために立ち直って“ぶっ飛んだヒーロー”となり、悪党に闘いを挑む姿を描いたSFアクションコメディ作品です。
監督:ニック・ラヴ 出演者:スティーヴン・ドーフ(メルヴィン)、エディ・グリフィン(ルシール)、ジョナサン・ビリオンズ(レックス)、キーナ・ヒューグソン(ドリーン)、アンドレア・コーヘン(アイリーン)ほか
映画「アメリカン・ヒーロー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アメリカン・ヒーロー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アメリカンヒーローの予告編 動画
映画「アメリカン・ヒーロー」解説
この解説記事には映画「アメリカン・ヒーロー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アメリカンヒーローのネタバレあらすじ:起
アメリカ・ニューオーリンズ。メルヴィン(スティーヴン・ドーフ)は定職にも就かず、毎日のように酒とドラッグに明け暮れる自堕落な日々を過ごしていました。妻のドリーン(キーナ・ヒューグソン)はそんなダメ夫に愛想を尽かして別居、一人息子レックス(ジョナサン・ビリオンズ)の親権はドリーンに渡り、自由に会うことも制限されていました。しかし、メルヴィンはレックスを旅行に連れ出そうとして誘拐容疑をかけられてしまい、ドリーンとの裁判にも敗れてレックスとの面会禁止と社会奉仕活動を言い渡されました。メルヴィンは母アイリーン(アンドレア・コーヘン)や妹クラリス(ライーデン・グリア)の住む実家に居候し、家族や車椅子暮らしの大親友のルシール(エディ・グリフィン)の心配を顧みず、連日のように酒・女・ドラッグに明け暮れていました。
アメリカンヒーローのネタバレあらすじ:承
そんなメルヴィンにも、たった一つだけ取り柄がありました。それはテレキネシスで物を持ち上げたり動かしたりできる超能力を持っていることでした。自動車をも軽々と持ち上げる力を秘めているメルヴィンでしたがそれでも生活態度を改めることはなく、超能力について研究している地元大学の教師ルーカス(ヨハンス・マイルズ)から超能力の使い過ぎは心臓に負担をかけていることを指摘されてもメルヴィンは気に留めませんでした。メルヴィンは超能力をストリートパフォーマンスで小銭を稼ぐ程度にしか使っていませんでした。そんなある日、ドラッグパーティーに興じていたメルヴィンは心臓発作を起こして病院に搬送され、一時心肺停止状態にまで陥ってしまいました。幸いにも一命を取り留めたメルヴィンはこれを機にこれまでの自堕落な生活を改め、レックスのためにも一切の酒やタバコ、ドラッグを断ち切ろうと決意しました。
アメリカンヒーローのネタバレあらすじ:転
メルヴィンはルシールの助言を得て体内からクスリを抜き、出所してきた友人のダニー(クリストファー・ベリー)から飲みに行こうと誘われても断りました。メルヴィンは肉体の鍛錬とともに能力を使いこなすためのトレーニングにも励み、地元の警察官ジミー(キング・コブラ)もメルヴィンの持つ超能力を地域の治安維持のために役立ててほしいと考えていました。そんな時、町を牛耳る麻薬密売組織のボス、ネイサン(カントリーフィルド・ウェッドマン)は子供にまでドラッグを売りつけており、その魔の手はレックスにも伸びようとしていました。メルヴィンは超能力を使ってネイサン一味に警告しましたが、ネイサンは報復としてルシールを銃撃しました。病院に駆け付けたメルヴィンはダニーから勝ち目のない抗争にルシールを巻き込んでしまったことをなじられ、ルシールから一人にしてくれと言われてすっかり落ち込んでしまいました。
アメリカンヒーローの結末
メルヴィンはまた以前のように酒とドラッグに明け暮れる日々に戻っていました。ネイサンは今度はメルヴィン本人に狙いを定め、ダニーと一緒に歩いているメルヴィンを銃撃しました。幸いにも超能力により難を逃れたメルヴィンらでしたが、これによりいよいよネイサンと決着をつける決意を固めたメルヴィンはルシールに謝罪して再度トレーニングに励み、決戦の準備を整えました。ネイソンのアジトに乗り込んだメルヴィンは超能力をフルに発揮して敵の銃撃を防ぎ、次々と手下らをなぎ倒すと、最後はアジトのビルを壊滅させて組織に壊滅的ダメージを与え、ネイサン一味を町から追い出すことに成功しました。メルヴィンはルシールにこれまで協力してくれたお礼として最新鋭の車椅子をプレゼント、ドリーンに謝罪してレックスに対面する許可をもらいました。メルヴィンは自転車でレックスを学校まで迎えに行き、親子水入らずのひと時を過ごしました。
この映画の感想を投稿する