リーサル・ウェポンの紹介:1987年アメリカ映画。メル・ギブソンとダニー・グローヴァーのW主演によるポリスアクションシリーズの第1作です。ロサンゼルス市警の自殺願望の強い若き刑事とベテラン刑事のコンビが、娼婦の自殺事件に端を発した巨大な犯罪に立ち向かっていきます。
監督:リチャード・ドナー 出演者:メル・ギブソン(マーティン・リッグス)、ダニー・グローヴァー(ロジャー・マータフ)、ゲイリー・ビジー(ジョシュア)、ミッチェル・ライアン(マカリスター将軍)、トム・アトキンス(マイケル・ハンサカー)ほか
映画「リーサル・ウェポン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リーサル・ウェポン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「リーサル・ウェポン」解説
この解説記事には映画「リーサル・ウェポン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リーサル・ウェポンのネタバレあらすじ:起
アメリカ・ロサンゼルスの高層ビルで、ドラッグで酩酊状態に陥った若き娼婦のアマンダ(ジャッキー・スワンソン)が飛び降り自殺をしました。その頃、ちょうど50歳の誕生日を迎えたロサンゼルス市警本部捜査第一課のベテラン刑事ロジャー・マートフ(ダニー・グローヴァー)は、愛妻のトリッシュ(ダーレン・ラヴ)、娘リアン(トレーシー・ウルフ)ら家族から祝福されて出勤、早速アマンダ自殺事件の捜査に乗り出しました。アマンダの父はロジャーのベトナム戦争時代の戦友で今は銀行を経営しているマイケル・ハンサカー(トム・アトキンス)の娘であり、アマンダの飲み物からは致死量の農薬が検出され、更にはマイケルがしきりに署に電話をかけていたことから、ロジャーは他殺の可能性が高いと睨みました。署に戻ったロジャーは、麻薬課から殺人課に異動してきたばかりの若き刑事マーティン・リッグス(メル・ギブソン)とコンビを組むことになりました。
リーサル・ウェポンのネタバレあらすじ:承
マーティンは妻を交通事故で亡くしてからはすっかり自殺願望に憑りつかれており、ロジャーは問題人物と組むことになったことに嘆きました。しかし、マーティンはかつて特殊部隊に在籍していた過去があり、その戦闘能力は「人間兵器(リーサル・ウェポン)」と呼ばれるほど高いものでした。そんなある日、マーティンは飛び降り自殺を試みようとする自殺願望者の説得のため現場のビルへ向かいましたが、何とマーティンはその人物と二人して飛び降りてしまいます。幸いなことに下に緩衝マットを敷いていたため事なきを得ましたが、ロジャーは本当に自殺願望があったのかと再び嘆きました。その後、ロジャーとマーティンはアマンダのパトロン宅を訪れた際に麻薬を詰め込んでいるところに遭遇、銃撃戦となりました。その夜、ロジャーはマーティンを自宅に招き、リアンら家族に紹介しました。
リーサル・ウェポンのネタバレあらすじ:転
事件の鍵を握るとみられていた人物が何者かに爆殺され、目撃情報から特殊部隊の線が浮上しました。背後に巨悪の臭いを感じ取ったロジャーはマイケルに会い、彼から事件の核心に迫る証言を得ることに成功しました。ベトナム戦争時代、マイケルの戦友だったマカリスター将軍(ミッチェル・ライアン)率いる特殊部隊の一部メンバーが大掛りなヘロインの密輸に手を染め、マイケルの銀行を隠れ蓑として取引をしていたのです。マイケルは悪事から足を洗おうとしたため、見せしめとしてアマンダは自殺に見せかけて殺害されたのです。しかし、マカリスターはマーティンやロジャー諸共マイケルの口封じを決断、マカリスターの部下ジョシュア(ゲイリー・ビジー)がヘリで襲いかかり、マイケルは殺害されてマーティンも銃撃されてしまいます。幸いにも防弾チョッキを着ていたため命拾いしたマーティンはこのことを逆手に取り、自分は殉職したことにして敵の目を欺こうと考えました。
リーサル・ウェポンの結末
ところが、今度はロジャーの娘リアンがマカリスター一味に拉致されてしまい、ロジャーは一味から砂漠へと呼び出されました。マーティンは影に隠れてマカリスター一味を狙撃しようとするも逆に捕まってしまい、ロジャーとマーティンはリアン共々マカリスターのアジトへ連行されて拷問を受けました。しかし、マーティンは一瞬の隙を突いて反撃を開始、マーティンは逃げたジョシュアを、ロジャーはマカリスターを追いました。ロジャーはマカリスターの乗った車を銃撃、車はバスに激突、手榴弾の誤爆によりマカリスターは爆死しました。一方、マーティンは間一髪でジョシュアに逃げられてしまいますが、ジョシュアはロジャーの家を襲ってくるだろうと読んだマーティンはロジャーと共に先回り、現れたジョシュアにマーティンは一騎打ちを挑んで見事に勝利を収め、ジョシュアは駆け付けた警官らに連行されました。しかし、ジョシュアは警官の銃を抜き取って二人を撃とうとしたため、マーティンとロジャーは即座に銃を抜いてジョシュアを射殺しました。事件解決後、マーティンは妻の墓参りに出向き、自殺願望を捨てて生き抜く決意をしました。クリスマスの日、マーティンはロジャーに招かれ、ロジャーと固い絆で結ばれたマーティンはようやく笑顔を見せました。
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