まごころを君に(別題:アルジャーノンに花束を)の紹介:1968年アメリカ映画。知的障害の精神遅滞の症状を持つ青年を、脳手術の人体実験で、脳を成長させようとする内容の作品です。読み書きが満足に出来ない状態から、手術後の脳の成長により、学者並みの天才になり、同時に女性先生に恋愛感情をもつという人間模様を描いています。『アルジャーノンに花束を』という題名でビデオ発売されています。
監督:ラルフ・ネルソン 出演者:クリフ・ロバートソン(チャーリー・ゴードン)、クレア・ブルーム(アリス・キニアン)、リリア・スカラ(アンナ・ストラウス教授)、レオン・ジャニー(リチャード・ネマー教授)ほか
映画「まごころを君に」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「まごころを君に」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「まごころを君に」解説
この解説記事には映画「まごころを君に」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
まごころを君に(アルジャーノンに花束を)のネタバレあらすじ:起
公園の遊具で子供たちと無邪気に遊ぶチャーリーの姿が映し出されています。チャーリーは知的障害の精神遅滞をもつ青年で、アリスが先生を勤める、夜間学校で読み書きの勉強をしていました。アリスは生徒の中で特にチャーリーに目をかけていました。そんなチャーリーにマウスを使って脳手術による、知能向上実験をしている、ストラウス教授とネマー教授の所へ行くことを勧めました。チャーリーはパン工場で勤めるものの、同僚や先輩社員にいつもバカにされていました。頭が良くなりたいと思っているチャーリーは教授らの研究室へ行くことにしました。
まごころを君に(アルジャーノンに花束を)のネタバレあらすじ:承
研究室では、名前を付けられたマウスのアルジャーノンと迷路の脱出ゲームをやらされました。結果は脳手術をしたマウスのアルジャーノンにチャーリーが負けました。ネズミに負けたことが悔しいチャーリーはアリスの進める通り、脳手術を受けることにしました。手術後、研究室でアルジャーノンと迷路の脱出ゲームを続けるも、いつも負けるチャーリーは、頭が良くなることをあきらめて自宅に帰りました。アリスは可能性を信じてチャーリーの自宅にアルジャーノンを置いて帰りました。ネズミの顔も見たくないチャーリーは大声を出しわめき散らしていると、下の階の犬を飼う女性が、ペットを飼う素晴らしさをチャーリーに教えました。すると理解したチャーリーはアルジャーノンに向き合うようになりました。
まごころを君に(アルジャーノンに花束を)のネタバレあらすじ:転
しばらくしてチャーリーはアルジャーノンと迷路の脱出ゲームをやりました。初めて勝利したチャーリーは喜びアリスに報告しました。諦めていた教授らも、脳の発達が遅れながら効果が出てきたと喜びました。脳がどんどん成長するチャーリーはアリスを女として見るようになりました。恋人との様子を覗いたり、スカートの合間から見えるアリスの脚を凝視し始めました。アリスの家で興奮したチャーリーがアリスを押し倒しキスを迫りました。アリスに平手打ちを食わされるも、二人は恋仲になりました。その後もチャーリーの脳は成長し続け、天才ともいえる学者並みの知識を持つようになりました。そしてこの実験結果を発表する教授他の発表会に参加することが決まりました。
まごころを君に(アルジャーノンに花束を)の結末
発表会当日、マウスのアルジャーノンは死んでいました。そして発表が始まりました。チャーリーが呼ばれ、観客の前で過去の映像を見せた後、チャーリーは色々な言葉を発しました。その後質疑応答になりました。わざと難しい質問をぶつける観客らに、正確な答えを話しました。やがてチャーリーはしゃべってはいけないことを話し始めました。頭のよくなったチャーリーは、この手術によって発達した脳が、やがて成長が止まり、再び後退しはじめ、元の脳に戻ることでした。自分も昔の自分の戻ることがわかっていました。発表会は失敗に終わりました。アリスがチャーリーの部屋にいました。そして結婚を申し込みました。しかしチャーリーは出て行ってくれとアリスを突き放しました。チャーリーが公園の遊具で子供たちと遊ぶ姿が映し出されました。
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