デビル・インサイドの紹介:2012年アメリカ映画。悪魔祓いの最中に聖職者を3人も殺害した女性。その娘は母の起こした事件の真相に迫ろうとするのですが…。モキュメンタリー(ドキュメンタリー風フィクション)タッチで描かれたホラー作品です。
監督:ウィリアム・ブレント・ベル 出演者:フェルナンダ・アンドラーデ(イザベラ・ロッシ)、サイモン・クォーターマン(ベン・ローリングス)、エヴァン・ヘルムス(デヴィッド・キーン)、イオヌット・グラマ(マイケル・シェーファー)、スーザン・クロウリー(マリア・ロッシ)ほか
映画「デビル・インサイド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デビル・インサイド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デビル・インサイドの予告編 動画
映画「デビル・インサイド」解説
この解説記事には映画「デビル・インサイド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デビル・インサイドのネタバレあらすじ:起
1989年、アメリカ・コネチカット州で3人の聖職者が殺害される事件が発生しました。犯人として逮捕されたのはマリア・ロッシ(スーザン・クロウリー)という女性でした。しかし、マリアは心神喪失と判断されて無罪となり、イタリアの精神病院に収容されました。
それから20年後の2009年。マリアの娘・イザベラ(フェルナンダ・アンドラーデ)は父からマリアが悪魔祓いの最中に3人を殺害したと聞かされました。間もなく父は死亡、イザベラは真相を探るべく映画監督のマイケル・シェーファー(イオヌット・グラマ)と共に事件を検証しつつドキュメンタリー映画を製作しようと思い立ち、イタリア・ローマへ飛びました。
デビル・インサイドのネタバレあらすじ:承
ローマに着いたイザベラはベン・ローリングス神父(サイモン・クォーターマン)やデヴィッド・キーン神父(エヴァン・ヘルムス)らと知り合い、マリアに関する事情を話しました。その後、イザベラは精神病院でマリアと対面を果たしますが、マリアは自分には娘などいないと言い、イザベラが4年前に中絶したことも言い当てました。心身に異常をきたしているマリアの唇の内側には十字架のような傷があり、ベンとデヴィッドはその十字架は悪魔崇拝の儀式に使われる逆十字だと断定しました。実はベンとデヴィッドは教会の許可なく悪魔祓いの儀式を行っており、イザベラとマイケルは二人が実際に悪魔祓いをする現場に立ち会いました。
デビル・インサイドのネタバレあらすじ:転
ベンとデヴィッドは調査という名目で病院から許可をもらい、イザベラとマイケルの立ち合いのもとマリアの悪魔祓いを始めました。しかし、眠り込んでいたマリアは突然暴れ出してベンを突き飛ばし、病院側も撮影を中断させて何とかマリアを落ち着かせました。その後、イザベラとベンは映像を確認しながら、マリアを病院から出してアメリカへ帰国させる方法はないか考え始めました。ベンはマリアの当時の様子から、彼女が多重に憑依されている可能性を示唆しました。イザベラは病院に掛け合ってみましたが、マリアを退院させることはできませんでした。一方、デヴィッドは悪魔祓いの時から頭痛や鼻血など体調不良を訴えるようになっていました。
デビル・インサイドの結末
マイケルの撮影のもと、教会で洗礼式を行っていたデヴィッドは突然興奮して取り乱し、騒ぎを聞きつけたイザベラとベンが駆け付け、更には警察までもが出動しました。デヴィッドは警官から拳銃を奪い、自分では止められないと言いながら自殺しました。ショックで気を失ったイザベラは病院に搬送されましたが、彼女の唇の内側にもマリアと同じく逆十字架の傷のようなものができていました。イザベラも悪魔に憑依されたのです。ベンとマイケルは鎮静剤を打たれたイザベラを病院から連れ出して車に乗せ、法王庁へと車を走らせましたが、途中でイザベラが暴れ出してしまい、3人の乗った車は暴走して対向車と衝突してしまいました。カメラの映像はここで途切れ、結局マリアの事件の真相は闇に葬られたままとなったのでした。
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