モスキートマンの紹介:2012年アメリカ映画。ある日、解雇を言い渡された、妻の浮気現場も目撃した男は人生に絶望します。しかし、意気投合した昆虫学者に人体実験を強行され、男はモスキートマンに変貌します。モスキートマンとなった男は特殊能力を駆使して、自分を貶めた奴らの血を吸い取り、復讐劇を繰り広げます。
古典的なホラー映画を現代風に仕上げた独特な魅力を放つ作品です。
監督:マイケル・マナッセリ 出演者:マイケル・マナッセリ(ジム・クローリー)、キンバリー・ケイツ(ジャッキー・クローリー)、ジョーダン・トロヴィリォン(エブリン)、ロイド・カウフマン(コッペル)、ダニー・ムーニー(ボーエン刑事)ほか
映画「モスキートマン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「モスキートマン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
モスキートマンの予告編 動画
映画「モスキートマン」解説
この解説記事には映画「モスキートマン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
モスキートマンのネタバレあらすじ:起・不幸な偶然
夜の都会の裏通りで強盗に襲われたエブリンは、ビルの合間を縫い、頭上ですばやく移動した者に助けられます。強盗犯は体内の血がすべて吸い取られているため、犯人は蚊だという荒唐無稽な推測にシャナハン刑事はお手上げ状態です。
時間を遡り、事件当日の朝。蚊媒介性ウイルスが世界中で蔓延しており、一刻も早いワクチン開発が望まれています。真面目なジムは、同僚ダンのプラン採用により、解雇を言い渡されます。ジムに好感を抱いている同僚エブリンは、落胆する彼を慰めます。解雇されたジムは車をレッカー移動させられ、妻ジャッキーとダンの浮気現場を目撃します。絶望したジムは、初対面のデイブと意気投合します。酔って眠りこんだジムをデイブは、自分の研究室に連れて行きます。金と名声を欲しているデイブは、世界中で蔓延している蚊媒介性ウイルスの血清を作った研究者なのです。
モスキートマンのネタバレあらすじ:承・変貌
デイブにワクチン投与されたジムは死亡します。流行中のウイルスで多数の死者が出ているため、デイブはそれを装い裏通りのごみ捨て場にジムの遺体を捨てます。その後、大量の蚊が群がるジムの遺体は、灰色の肌でぶつぶつの顔の、醜いモスキートマンとして蘇ります。
事件当時の夜。蘇ったジムは、ビルの隙間を跳んで移動し、強盗に襲われているエブリンを助けます。外見は醜く変化していますが、エブリンは助けてくれた男がジムだと直感します。帰宅したジムは、就寝中のジャッキーの血を吸い復讐を果たします。
エブリンにシラを切りとおされている、シャナハン刑事に事件発生の連絡が入ります。現場には強盗の時と同様に、全身の血を吸われたジャッキーの遺体があります。警察からアドバイザーとして呼ばれた昆虫学者デイブは、犯人を蚊だと仮定すると、成人男性ぐらいの体格だろうと推測します。自分が行なった実験相手のジムがこの家の主だと知ったデイブは、血清が元でジムの身体に異変が起きたのだと気付きます。
モスキートマンのネタバレあらすじ:転・やるべきこと
警備員を脅し、レッカーの保管場所から自分の車を取り戻したジムは、自分に嫌がらせした警備責任者フィッツジェラルドを襲います。逃亡中のジムをシャナハン刑事たちが追い詰めますが、蚊に包まれて飛んで去ります。無用な殺人を避けるジムが殺人鬼ではないと、シャナハン刑事は気付きます。
満腹になったジムは蚊の習性に従い、エブリンと衝動的に性的関係を持ってしまいます。衝動的にしたことを詫びるジムに、エブリンは「外見は関係ない。愛してる」と言います。ジムが去った後、エブリンは警察にジムから聞いた話をし、飲みに連れて行った何者かがジムをモスキートマンにしたのだと言います。ジムの次なる復讐相手は、クビにした所長とジャッキーの浮気相手のダンです。
モスキートマンの結末:哀しき復讐
警察の包囲網をかいくぐり、ジムはダンと所長を死に至らしめます。最後のターゲットは、ジムをモスキートマンにしたデイブです。
モスキートマンとなった特殊能力で、デイブの研究室に連れていかれるエブリンを見つけます。デイブは、エブリンを拘束し、後から追ってきたシャナハン刑事たちに大量の蚊を差し向けます。そこへやってきたジムは、エブリンとシャナハン刑事たちを助けます。デイブの行く手をジムは、蚊で封じ屋上へ誘導します。復讐を完結させようとするジムをシャナハン刑事は説得します。しかしジムは、デイブに体当たりし、2人してビルから落下します。そこにはデイブの遺体しかなく、エブリンはジムがいないと感じ取ります。
8か月後。臨月を迎えたエブリンのお腹に1匹が止まります。
以上、映画モスキートマンのあらすじと結末でした。
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