ヒットマンの紹介:2007年アメリカ映画。世界中で人気を博してきた同名テレビゲームシリーズを原作としたクライム・サスペンス・アクション映画です。スキンヘッドにバーコードのタトゥーといういで立ちのスタイリッシュな殺し屋・エージェント47の闘いを描きます。2015年には本作のリブートとなるヒットマン:エージェント47も公開されています。
監督:ザヴィエ・ジャン 出演者:ティモシー・オリファント(エージェント47)、オルガ・キュリレンコ(ニカ・ボロニナ)、ダグレイ・スコット(マイケル・ウィッティア)、ロバート・ネッパー(ユーリー・マクロフ)、ウルリク・トムセン(ミハイル・ベリコフ)、ヘンリー・イアン・キュージック(ウードレ・ベリコフ)、ジェームズ・フォークナー(エージェント・スミス)ほか
映画「ヒットマン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヒットマン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヒットマンの予告編 動画
映画「ヒットマン」解説
この解説記事には映画「ヒットマン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヒットマンのネタバレあらすじ:起
国外追放された僧侶たちによって結成された、一般人に存在を知られていない闇の組織は極秘裏に各国政府と繋がり、プロの暗殺者を養成しては各国に供給してきました。その中のひとり、スキンヘッドにバーコード状のタトゥーがトレードマークのコードネーム“エージェント47”(ティモシー・オリファント)はひと際優秀であり、華麗で確かなテクニックで一匹狼の殺し屋として世界各国で殺しを手掛けてきました。
この日もニジェール共和国の貧民街でいつものようにターゲットを仕留めた47は、次の仕事のためロシア・サンクトペテルブルクへと向かいました。一方、インターポールの捜査官、マイケル・ウィッティア警部(ダグレイ・スコット)は47を逮捕するため3年もの間その跡を追い続けていました。
サンクトペテルブルク入りした47が依頼されたのは、旧ソ連のような社会主義への回帰を目論むロシア大統領ミハイル・ベリコフ(ウルリク・トムセン)の暗殺でした。
ヒットマンのネタバレあらすじ:承
エージェント47は依頼人から公衆の面前で決行するよう要求され、望み通りに約4km以上の場所からボディーガードを狙撃して障害を排除、そしてターゲットの頭部を見事に撃ち抜きました。しかし、確かに仕留めたはずのベリコフはなぜか生きており、しかも狙撃の現場を謎の娼婦ニカ(オルガ・キュリレンコ)に目撃されていました。47はロシア警察に居場所を探知されており、駆け付けた警官たちを皆殺しにして逃亡しましたが、47はウィッティアやロシア連邦保安庁(FSB)の主任捜査官ユーリー・マクロフ(ロバート・ネッパー)からも追われる身となり、依頼の目的に疑問を抱きました。
47はニカを見付け出して殺そうとしましたが、その孤独な瞳に何かを感じ取り、結局殺すことはせず安全な場所に連れて行き情報を得ようとしました。ニカはベリコフの愛人であり、ベリコフの弟ウードレ(ヘンリー・イアン・キュージック)は武器商人であり、兄の庇護のもと麻薬売買にも手を染めていました。ニカは47が撃ったのは影武者ではないかと主張しましたが、47はターゲットを間違えるはずがないと返しました。
ヒットマンのネタバレあらすじ:転
エージェント47はニカを連れてサンクトペテルブルク駅からの脱出を試みましたが、その行く手をインターポールやFSB、更には同じ組織のスキンヘッドの殺し屋たちが立ちはだかりました。なぜ仲間に襲われるのか分からないまま47は闘いを繰り広げ、正々堂々と闘って死のうと銃を捨てて刀で闘い、ニカと共に逃亡に成功しました。47はニカと一緒に逃亡を続けるうちに、次第に心を通わせ合っていきました。ニカはベリコフに300ドルで買われ、まるで奴隷のような辱めを受けており、死すら覚悟していたほどでした。やがて47は知り合いのCIAエージェント・スミス(ジェームズ・フォークナー)から組織に見捨てられたことを知らされ、いつしかニカを守ろうと決意していました。
その頃、ウィッティアはユーリーの襟足に仕掛けた盗聴器から、ユーリーはベリコフと繋がっていることを嗅ぎつけていました。から47とニカを殺害しないと作戦は成功しないと言われていました。
ヒットマンの結末
ウードレの抹殺を目論むCIAと利害が一致した47はドイツ武器商人に成りすまし、ウードレが滞在しているイスタンブールに乗り込み、ウードレを組織共々抹殺しました。47はベリコフが生きている限りニカは狙われ続けるだろうと悟り、彼女に必ず見つけ出すからと別れを告げて逃しました。
ウードレの葬儀の日、ロシアに舞い戻った47はユーリーを捕え、発電機が作動すれば高圧の電流が流れる湯船に拘束した状態で入れ、その手に無線機を持たせてスイッチが入ったら30秒以内にベリコフを撃てと命じるよう脅迫しました。葬儀の場でベリコフ(の影武者)が弔辞を読み始め、ユーリーは「標的変更!替え玉だ、ベリコフを撃て」と叫びました。しかし、影武者は防弾ガラスで守られており、本物のベリコフは特殊部隊に紛れ込んでいた47により殺害されました。
エージェント47はその後、居場所を突き止めたウィッティアに逮捕されましたが、スミスの手助けにより何とか脱出しました。3ヶ月後、ロンドンに乗り込んだ47はウィッティアの自宅に「アンタが追っていた男だ」と自分の替え玉を出頭させました。
とてもスタイリッシュで見応えのある作品です。
主役のティモシー・オリファントはこういう役が似合います。
後にヒットマン:エージェント47が別の役者で作成されましたが、
作品は演じる役者によってこんなに違うのか、と感じました。
時間があれば見比べてみて下さい。(どちらも面白い作品です。)