スリーメン&ベビーの紹介:1987年アメリカ映画。1985年公開のフランス映画「赤ちゃんに乾杯!」をハリウッドでリメイクしたコメディ作品です。舞台をパリからニューヨークに移し、独身の男三人組がひょんなことから赤ちゃんを育てることになったことから騒動に巻き込まれていく過程を描きます。この映画は劇中に幽霊が映りこんだことでも有名になりました。
監督:レナード・ニモイ 出演者:トム・セレック(ピーター・ミッチェル)、スティーヴ・グッテンバーグ(マイケル・ケラム)、テッド・ダンソン(ジャック・ホールデン)、ナンシー・トラヴィス(シルヴィア・ベニントン)、ポール・ギルフォイル(ヴィンス)、セレステ・ホルム(ホールデン夫人)ほか
映画「スリーメン&ベビー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スリーメン&ベビー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「スリーメン&ベビー」解説
この解説記事には映画「スリーメン&ベビー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スリーメン&ベビーのネタバレあらすじ:起
ニューヨークのマンションで共同生活を送りながら優雅な独身ライフを満喫している建築家のピーター・ミッチェル(トム・セレック)、漫画家のマイケル・ケラム(スティーヴ・グッテンバーグ)、俳優のジャック・ホールデン(テッド・ダンソン)の男三人組。
ある日、ピーターの誕生パーティーが盛大に開かれ、その席でジャックの友人であるCMディレクターのポール・ミルナー(ジョン・グールド・ルビン)がジャックの家に“ある荷物”を届けさせてほしいと頼んできました。荷物は木曜の朝に男が引き取りに来るというのです。引き受けたジャックは映画撮影のためトルコへと向かいました。
一方、ピーターは自宅の入り口に女の子の赤ん坊が置き去りにされているのを発見、マイケルに事情を知らせて添えてあった置手紙を開いてみました。まだ生後6ヶ月のこの女の子は名を“メアリー”といい、ジャックとシルヴィア(ナンシー・トラヴィス)という女性との間の子供だというのですが、シルヴィアは面倒を見れないため置き去りにしていったようです。
スリーメン&ベビーのネタバレあらすじ:承
ピーターとマイケルは困惑しながらも、メアリーのために食料を買いに出かけたり、おむつを取り替えたりと悪戦苦闘を繰り広げました。そんな折、二人はマンションの管理人の妻ハサウェイ夫人(シンシア・ハリス)から“ある荷物”を受け取りましたが、慣れない子育てに追われる二人にとってはそれどころではありませんでした。ピーターは仕方なく恋人のレベッカ(マーガレット・コリン)にメアリーの世話を頼むも断られてしまいます。
数日後の木曜、ヴィンス(ポール・ギルフォイル)という男が“ある荷物”を受け取りにやってきました。ピーターとマイケルはてっきりメアリーと粉ミルクを荷物だと勘違いしてヴィンスに渡してしまいました。ヴィンスが去った後、ピーターとマイケルはソファーに隠れていた小包こそが“荷物”であり、その中身が何と麻薬であることを知るやピーターは慌ててヴィンスらの後を追い、何とか追い付いたところへ警察が近づき、ヴィンスは粉ミルクだけを持って姿を消しました。警官に尋問されたピーターは何とかやり過ごしましたが、その後に現れた麻薬捜査官のメルコウィッツ刑事(フィリップ・ボスコ)から、ジャックの友人のポールが麻薬取引に手を染めていることを知らされました。
スリーメン&ベビーのネタバレあらすじ:転
それからというものの、事実を知ったピーターとマイケルは麻薬密売組織から目をつけらてるようになり、ひとまず麻薬をメアリーのオムツに隠し、メアリーをハサウェイ夫人に預けて外出したところ、戻ってみるとメアリーは無事なものの部屋は荒らされており、「次は赤ん坊を奪う」という書き置きが置かれていました。
その夜、役を降板させられたジャックがニューヨークに戻ってきました。メアリーも麻薬も全く心当たりのないジャックでしたが、以前交際していたシルヴィアのことを思い出すと、仕方なくメアリーの面倒を見ることにしました。ジャックは手におえないメアリーの世話を母親(セレステ・ホルム)に頼もうとしましたがあっさり突き放されました。そんな時、三人は麻薬密売組織からポールが暴行を受けたことを知り、同じ目に遭いたくなければ指定された場所に向かうよう脅迫状を叩きつけられました。
スリーメン&ベビーの結末
ピーターとマイケル、ジャックは脅迫を逆手に取り、組織と決着をつけようと考えました。ジャックは女装してメアリーをマンションから連れ出し、メルコウィッツ刑事に連絡を入れました。ピーターとマイケルはヴィンスら組織の連中を建設現場のビルにおびき出し、ピーターがヴィンスに小包を手渡し、マイケルはその様子をビデオカメラで盗み撮りしました。何とか組織をまいたピーターとマイケルは証拠のビデオを駆け付けたメルコウィッツ刑事に渡し、ヴィンスをエレベーターに閉じ込めて警察に引き渡しました。
事件は解決、三人は何とかメアリーの世話にも慣れたちょうどその時、シルヴィアがメアリーを引き取りに訪れました。女優であるシルヴィアは働きながらの子育ては難しいので実家のロンドンに連れて行くというのです。三人はシルヴィアとメアリーに別れを告げましたが、しばらくしてやっぱりメアリーのいない寂しさを抑えきれず、空港へと急ぎましたが既にシルヴィアらの乗る便は飛び立ったあとでした。落胆した三人がマンションに戻ると、そこにはロンドンへ行ったはずのシルヴィアとメアリーの姿が。三人はニューヨークで働きたいので子育てを手伝ってほしいというシルヴィアの頼みを聞き入れ、三人はシルヴィアやメアリーと一緒にこのマンションで暮らすことにしました。
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