ハッピーエンドが書けるまでの紹介:2012年アメリカ映画。妻に去られた小説家と、そんな両親を見て愛を信じなくなった娘、内気でこもりがちな息子がそれぞれの傷を乗り越えて家族の絆と愛を取り戻す。スティーブン・キングが声の出演に参加しています。
監督:ジョシュ・ブーン 出演:グレッグ・キニア(ビル)、ジェニファー・コネリー(エリカ)、リリー・コリンズ(サマンサ)、ローガン・ラーマン(ルイス)、ナット・ウルフ(ラスティ)、リアナ・リベラト(ケイト)、クリステン・ベル(トリシア)、ほか
映画「ハッピーエンドが書けるまで」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハッピーエンドが書けるまで」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハッピーエンドが書けるまでの予告編 動画
映画「ハッピーエンドが書けるまで」解説
この解説記事には映画「ハッピーエンドが書けるまで」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハッピーエンドが書けるまでのネタバレあらすじ:起・離婚の傷あと
小説家のビルは、3年前家族を捨てて別の男性へ走った元妻エリカを忘れられず、未だに彼女が住む家を覗くストーカーまがいの行為がやめられない。両親の離婚は子供たちにも影響し、大学生の娘サマンサは父を裏切った母親を憎み、愛を信じることができずに体だけの関係を繰り返していて、高校生の息子ラスティは愛に臆病、クラスメイトのケイトに想いを寄せるが何もできずにいた。
感謝祭の日、帰省したサマンサは自分の小説が出版されることになったことを報告する。ラスティからその話を聞いたエリカはサマンサに電話をするがサマンサは出ようとしない。
ハッピーエンドが書けるまでのネタバレあらすじ:承・愛を見つけて
そんなサマンサは同じクラスのルイスから声を掛けられるが、真面目なルイスをサマンサは取り合わない。もっとよく知りたいと話しかけてくるルイスに辛らつな態度をとるサマンサだったが、講義を欠席したルイスが気になり、彼の家を訪ねる。そこには脳腫瘍で余命わずかな母親に本を読み聞かせるルイスの姿があった。そんなルイスにサマンサは心を開くようになり、2人は付き合い始める。
一方ラスティはビルから作家を目指すなら若いうちにいろいろな経験をしろ、とアドバイスされ、クラスメイトが集まるパーティに参加する。そこでケイトが彼氏とドラッグをやっているのを目にして帰ろうとするが、彼氏とケンカになりケガをしたケイトを見てカッとなったラスティは彼氏を殴ってケイトを連れ出す。それがきっかけで2人は付き合うようになる。
子供たちがそれぞれ幸せに前向きになっているのを見たビルは自分も前に進まなければいけないと決意する。
ハッピーエンドが書けるまでのネタバレあらすじ:転・痛みを乗り越えて
サマンサの大学で彼女の出版記念パーティが開かれ、ビルとラスティ、ケイトが駆けつける。そこにはルイスがサマンサに黙って呼んだエリカもきていた。勇気を出して声をかけたエリカにサマンサは冷たくあしらい、エリカを呼んだルイスに怒りをぶつける。その時ラスティはケイトの姿が見当たらないことに気づき、家族で彼女を探し始める。一緒だったという男の部屋に行ってみると、ドラック中毒だったケイトは酒を飲んだことで昏睡状態に陥っていた。助け出したあと、ケイトは更生施設に入ることになる。落ち込むラスティにビルはその経験を小説に活かすよう話す。
ハッピーエンドが書けるまでの結末:待ち続ける理由
ビルはエリカを憎み続けるサマンサに、かつて自分も浮気をして家をでたことがあり、その時エリカは半年待っていてくれ、だから自分も彼女を待ち続けているのだと告白する。衝撃を受けるサマンサにルイスから電話があり、彼の母が亡くなったという知らせを受ける。悲しみに暮れるルイスに寄り添ったサマンサは、エリカのことも許す。
次の感謝祭の日、ビル、サマンサ、ルイス、ラスティが食卓を囲んでいると、そこにエリカが訪れる。またやり直したい、と謝罪する彼女を皆は受け入れ、家族揃って感謝祭を祝う。そして今年はラスティの小説が世に出ることが報告され、全員で乾杯する。
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