恐怖の火あぶりの紹介:1979年アメリカ映画。母親に火あぶりという虐待を受け続けた男が青年になり、母の死をきっかけに人を燃やすことで自己満足するようになり、花屋の美人店主を焼き殺します。狂気の世界に入りこんでしまうという、サイコパス殺人鬼を描いた作品です。1979年の古い映画ですが、見ごたえはあります。
監督:ジョセフ・エリソン 出演者:ダン・グリマルディ(ドニー)、ルース・ダーディック(ドニーの母)、ロバート・オス(ボビー)、ビル・リッチ、デニス・ハント、ケン・ケルシュ、チャールズ・ボネットほか
映画「恐怖の火あぶり」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恐怖の火あぶり」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「恐怖の火あぶり」解説
この解説記事には映画「恐怖の火あぶり」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恐怖の火あぶりのネタバレあらすじ:起
焼却炉で働くドニーが帰ろうとしていると、同僚のベンの体に火が付いて燃えました。警報が鳴り、駆けつけた上司や同僚が火を消し、ベンを助けました。何もせず見ていただけのドニーに対し、上司が怒鳴りました。するとドニーは『これで悪いものが取り除かれた・・』と意味不明な事を言いました。黙って帰るドニーに同僚のボビーが話をするも、母親が病気だと言って、帰宅しました。家に帰ると母親が椅子の上で死んでいました。実はドニーは子供のころから母親に虐待を受けていました。ガスの火で腕をあぶられていた過去が常に頭にありました。その時、天の声がしました。『お前はやっと解放された、いまこそ復讐の時だ・・・』という内容でした。ドニーは母親の死体の体を火であぶり始めました。
恐怖の火あぶりのネタバレあらすじ:承
ドニーは夜、車で出かけました。防火服を手に入れ、花屋に立ち寄りました。美人店主のキャシーに声をかけますが閉店したと断られます。母が病気だと嘘をつき、中に入れてもらい、花を買いました。このことが原因でバスに乗り遅れたキャシーをドニーが車で送ることになりました。ドニーが途中で家に荷物を置いてくると言って、自宅に立ち寄り、言葉巧みにキャシーを家に誘いました。怪しい雰囲気を察し、早く帰りたいキャシーがタクシーを呼ぼうと電話を借りたその時、後ろから頭を殴打され気絶しました。目覚めたキャシーは全裸にされ、チェーンで両腕を縛られ吊るされていました。そこにドニーが防火服を身に着け、火炎放射器を持ってやってきました。そしてキャシーに炎を浴びせ焼き殺しました。そして、丸焦げになったキャシーに服を着せ、母親の部屋に置きました。
恐怖の火あぶりのネタバレあらすじ:転
職場では上司が、月曜に来なかったらドニーはクビだと言っていました。1週間出社しないドニーを気遣うボビーでしたが、二人で夜にディスコに行くことになりました。ディスコでは、ボビーの計らいで若い女の子が2人、ボックスにいました。そしてドニーに『踊ろう』としつこく迫る女に対し怒ったドニーは、女に火を付けて逃げました。女の兄がドニーを追ってきて、殴りかかりました。隙を見て車で逃げたドニーは途中で酔っぱらった若い女2人を車に乗せました。まだ酒を飲みたい女達に、ドニーは自宅で飲んでパーティをしようと誘いました。一方ボビーは女の兄が「ドニーを殺す」と必死に探しているのを知り、神父に相談し、ドニーの家に向かいました。
恐怖の火あぶりの結末
ドニーの家に着くと、女の泣き声が聞こえました。2人は声の方に行くと、2人の女が監禁されていました。そして居ないドニーを探して神父が2階に上がりました。する階段で防火服を着たドニーが現れ、神父に炎を浴びせました。そしてドニーは母親の部屋に行きました。黒焦げの母親とキャシーが立ち上がり、ドニーに迫りました。ドニーは火炎放射器で焼きつくしました。やがて家も全焼しドニーも焼死しました。このニュースを聞いていた少年が、母親に片付けなさいと叱られ、虐待を受けていました。その少年に天の声がドニーの時と同じようにささやきました。
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