みんな私に恋をするの紹介:2010年アメリカ映画。恋愛に臆病なベスが妹の結婚式でローマを訪れ、式場の前の“愛の泉”に投げ入れられたコインを拾う事から物語は始まり、コインを投げ入れた男たちから言い寄られ始めます。その中のニックは本物の愛なのか、ニックとの結婚は本物だったのかを描いた夢のあるラブストーリーです。又この作品は”後ろを向いてコインを投げ入れると願いが叶う”という、ローマの名所“トレビの泉”の言い伝えを、モデルにして製作されたと言われています。
監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン 出演:クリステン・ベル(ベス)、ジョシュ・デュアメル(ニック)、ジョン・ヘダー(ランス)、アンジェリカ・ヒューストン(セレステ)、ダニー・デヴィート(アル・ルッソ)、ほか
映画「みんな私に恋をする」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「みんな私に恋をする」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「みんな私に恋をする」解説
この解説記事には映画「みんな私に恋をする」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「みんな私に恋をする」のネタバレあらすじ:起
ベスは終ったはずの恋の相手ブレディから声をかけられ、また恋が始まるのかと思いきやブレディは別の人と婚約すると言われます。ヒールの折れた靴で自宅アパートの階段を昇り、部屋に着くと妹のジョーンが満面な笑みを浮かべてやってきます。「私結婚するの」知り合って2週間で結婚する事にしたと言います。
ベスは、妹の結婚式に列席するため、勤めている美術館でイベントを控えて多忙の中、48時間で戻る約束を上司と交わしてローマに向かいます。結婚式で花婿のウンベルト付添い人のニックと出会います。ベスが英語でスピーチをすると、イタリア語に訳してくれ、他にもなにかとベスを助けてくれます。勇気を持ってニックに近づこうとしますが、ニックが女性と親密そうにしている姿を見て自暴自棄になったベスは、式場の前にある”愛の泉”に入り、中に落ちているコインを拾い始めます。そのコインは、投げ入れた者が拾った者を好きになるという言い伝えがあり、投げ入れた男達に異変が起こり始めます。
「みんな私に恋をする」のネタバレあらすじ:承
帰国するとニックから電話があり、夕食に誘われますが、すぐに断って電話を切ります。ジョギングをするベスを背後から画家の男性が追いかけてきます。「幻を見た 愛が形となって現れた」と言い、スケッチブックにはベスの顔が何枚も描かれていたのです。その後もレストランで背後からモデルの男性ゲールに声をかけられます。公園ではマジシャンから声をかけられます。会社ではニックが現れ、そして上司が連れてきたスポンサーは夢の中で会ったと言って微笑みます。そしてニックは部下のスティシーのミスで困っているベスをここでもまた助けます。
その後も男達の猛アタックは続き、ニックと夕食を取っていても皆がやって来てベスとニックはその場を逃げ出して美術館に向かいます。ピカソの絵を見ながら愛に怯える自分について話すベスに、ニックは僕の気持ちは本物だと言いキスをします。ニックの部屋を訪れたベスはテーブルに置いてあった派手なチップを手に取ります。それはベスが愛の泉で持ち帰ったいくつかのコインのうちの一つと同じものだったのです。
「みんな私に恋をする」のネタバレあらすじ:転
本物の愛ではなくニックも魔法にかけられていると思ったベスは再びニックを遠ざけます。そんな時、ジョーンから電話があり、コインをその人たちに返せば魔法は解けると聞きます。尋ねてきた4人の男達にコインを返そうとするベスでしたが、コインは既にベスの恋の成熟を願うスティシーが持ち去った後です。
ベスはスティシーに「魔法に頼って彼を手に入れるなんてそんなの愛じゃない」と言います。そして4人の男達にそれぞれコインを返し、ニックのチップもニックの手元に戻ります。それでもニックの気持ちは変わらずベスに愛を告白するのでした。
「みんな私に恋をする」の結末
ベスはニックとの結婚式の日を迎えます。そこにマジシャンの男が現れ、ベスに渡したチップと同じ物を持ってきて「これ小道具用の箱にあった」「美術館では間違って別のチップを渡したんだと思う」と謝ります。ベスはニックの魔法が解けていなかった事にショックを受けます。
神父の前で誓いの言葉にイエスを言えなかったベスはチップをニックに渡すと逃げ出します。ニックは愛の泉にいるベスに、何故なのか問いかけ、チップのいきさつを聞きます。ニックは“愛の泉”に投げ入れていなかった事を言い、ぽいとチップを投げ入れます。すると後ろで神父の声が。どうやら投げ入れたのはポーカーでニックに勝った神父だったのです。何の不安も無くなったベスは改めてニックとの愛を“愛の泉”で誓うのでした。
この映画の感想を投稿する