シャンハイナイトの紹介:2003年アメリカ映画。2000年公開のジャッキー・チェン主演映画『シャンハイ・ヌーン』の続編となる冒険活劇です。19世紀末を舞台に、中国皇帝の父を殺された主人公は前作で手を組んだ相棒と共に父の仇とその裏側に潜む大いなる陰謀に立ち向かっていきます。
監督:デヴィッド・ドブキン 出演者:ジャッキー・チェン(チョン・ウェン)、オーウェン・ウィルソン(ロイ・オバノン)、ファン・ウォン(チョン・リン)、ドニー・イェン(ウー・チョウ)、エイダン・ギレン(ラズボーン卿)ほか
映画「シャンハイ・ナイト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シャンハイ・ナイト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「シャンハイ・ナイト」解説
この解説記事には映画「シャンハイ・ナイト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シャンハイナイトのネタバレあらすじ:起
1887年、中国・紫禁城。皇帝(キム・チャン)の娘チョン・リン(ファン・ウォン)は皇帝の証である印鑑“龍玉”を磨いていました。そこに父と仲違いしてアメリカへ留学、今では西部の保安官となっている兄チョン・ウェン(ジャッキー・チェン)からの手紙が届きました。リンがその手紙を皇帝に手渡したその時、紫禁城に数人の刺客が現れ、護衛兵を殺害して城内に侵入してきました。皇帝はイギリス人のラズボーン卿(エイダン・ギレン)に刺されてしまい、龍玉も刺客らに奪われてしまいました。虫の息の皇帝は“大切なもの”は入った小箱をウェンに渡してほしいとリンに託し、息を引き取りました。
シャンハイナイトのネタバレあらすじ:承
アメリカ西部ネバダ州のカーソン・シティ。ウェンは妹リンから“大切なもの”が同封された手紙を受け取り、そこで父の死を知りました。父を殺害したラズボーン卿の一味が今ロンドンにいること、そしてリンもまた父の仇を追ってロンドンへ向かったことを知ったウェンは、すぐさま相棒のロイ・オバノン(オーウェン・ウィルソン)と共にニューヨークから船に乗り、一路ロンドンを目指しました。その頃、ラズボーン卿は中国を裏切った男ウー・チョウ(ドニー・イェン)と共謀してヴィクトリア女王(ジェマ・ジョーンズ)暗殺を計画していました。ロンドンについたウェンとロイは、貧しい少年チャーリー・チャップリン(アーロン・ジョンソン)に懐中時計を盗まれたことから現地人とトラブルになり、駆け付けたコナン・ドイル警部(トム・フィッシャー)に身柄を拘束されてしまいました。
シャンハイナイトのネタバレあらすじ:転
拘置所に連行されたウェンとロイは、同じく拘留されていたリンと再会を果たし、ロイは初対面のリンに一目惚れしました。拘置所を出たウェンら三人はバッキンガム宮殿で行われるパーティーに潜入する計画を立て、チャップリンにも協力してもらいます。ウェンはインド人のような格好に、ロイは名探偵シャーロック・ホームズのような恰好にそれぞれ変装、まんまと宮殿へ潜り込むことに成功、隠し部屋を見つけるとようやく龍玉の入っていた箱を発見しましたが、中身は既に取られたあとでした。実は箱の中の龍玉はチャップリンが密かに盗み出しており、ウェンらは策略を練っていたラズボーン卿やチョウの一味と対決、何とか宮殿を脱出しました。リンはロイとの交際を兄ウェンに反対されて街に飛び出し、偶然遭遇した殺し屋“切り裂きジャック”(オリヴァー・コットン)を撃退しましたが、今度はラズボーン一味に襲われ連れ去られてしまいました。ウォンとロイもまたラズボーン一味に捕まってしまい、水槽に逆さ吊りに入れられる拷問を受けました。
シャンハイナイトの結末
やがて夜になり、ヴィクトリア女王の祝賀祭が催されました。ラズボーン卿一味が女王の暗殺を決行しようとしたその時、駆け付けたウェンらが暗殺を阻止、宮殿がパニックに陥るなかウェンはチョウと格闘となり、リンはチョウを花火の火薬で夜空に打ち上げて爆殺しました。ロイはビッグ・ベンの時計塔でラスボーン卿と対峙しますが追い詰められ、駆け付けたウェンはサーベルを抜き、遂にラスボーン卿を倒しました。ウェンとロイは時計塔から祝賀の垂れ幕に乗り移って脱出、女王は命を救ってくれたウェンとロイ、彼らと組んだドイル警部の三人にサーの称号を授与しました。ドイル警部は小説家に転身、ウェンは無事に龍玉も取り戻しました。“大切なもの”とはウェンらの家族の絆を表すものであり、リンとロイはいい感じとなりました。ウェンとロイはカリフォルニアで映画でも作ろうかと言って笑い合いました。
以上、映画シャンハイナイトのあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する