奥様は魔女の紹介:1942年アメリカ映画。魔女ジェニファーは自分を封じ込めた男の子孫ウォレスに復讐するため彼に近づきますが、ウォレスに飲ませるはずの惚れ薬を誤って飲んでしまい…。フランス映画界の巨匠ルネ・クレールが描くロマンティック・コメディ映画。アメリカで人気を博したテレビドラマシリーズ「奥様は魔女」の原点となった作品です。
監督:ルネ・クレール 出演者:ヴェロニカ・レイク(ジェニファー)、フレデリック・マーチ(ジョナサン・ウーリー)、セシル・ケラウェイ(ダイエル)、スーザン・ヘイワード(エステル・マスターソン)、エリザベス・パターソン(マーガレット)、ロバート・ベンチリー(タドリー・ホワイト)、ほか
映画「奥様は魔女(1942年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「奥様は魔女(1942年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「奥様は魔女(1942年)」解説
この解説記事には映画「奥様は魔女(1942年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
奥様は魔女のネタバレあらすじ:起
1670年代のアメリカ、人々が魔女を恐れていた時代。セイラム村の権力者ジョナサン・ウーリーは魔女のジェニファーと父ダニエルを火炙りにして樫の木の下に閉じ込めました。それ以来樫の木の根っこには魔女の魂が閉じ込められていると信じられ、ウーリー家は代々二人に呪われ続けてきました。
時代は移り変わり、1940年代のアメリカ。ある夜嵐がやってきて、樫の木に落雷。閉じ込められていたジェニファーとダニエルは270年ぶりに外界に解き放たれました。二人はウーリー家の当主ウォレスへの復讐心に燃えています。二人の目的は間近に迫ったウォレスと社長令嬢の婚約者エステルの結婚をぶち壊すこと。ジェニファーは火の魔法によって借り物の身体を得ることに成功、さらに魔法から生じた火事の救助にやって来たウォレスに急接近します。そしてウォレスの自宅まで付いていきます。
奥様は魔女のネタバレあらすじ:承
州知事選挙を控えるウォレスはジェニファーが敵陣営が送り込んだ回し者ではないかと警戒し始め、彼女を追い返しますが、ジェニファーは魔法を使って部屋に舞い戻ってきます。根負けしたウォレスは仕方なくその夜ジェニファーを部屋に泊めてあげました。
そして翌日、ウォレスの結婚式は午後に迫っていました。結婚を阻止したいジェニファーは父のアイデアにより惚れ薬をウォレスに飲ませることを思いつきます。そして惚れ薬を入れた飲み物をウォレスに手渡そうとしたところ、魔法を使いすぎて疲労が溜まり、倒れこんでしまいます。ジェニファーは自分が作った惚れ薬入りの飲み物を咄嗟に飲んでしまいました。目を覚ましたジェニファーはウォレスに恋をしてしまいますが、ウォレスは彼女を置いて結婚式へ出発します。
奥様は魔女のネタバレあらすじ:転
ジェニファーはウォレスを追って結婚式に押し掛けます。そして死んだふりをしてウォレスの関心を引こうと奮闘、心配して駆け寄ってきたウォレスに熱烈なキスをします。その光景をみた花嫁は激怒、結婚は破談になりました。ウォレスのスキャンダルはたちまち世間に知れ渡ることとなり、ウォレスはジェニファーを連れて街を離れます。
二人は村の外れに部屋を借り、結婚式をあげました。ジェニファーは270年前から村に住む魔女であることを告白しましたが、ウーリーは冗談だと取り合いません。ジェニファーは魔女の力を証明しようと、市民にウーリーの支持者となるよう魔法をかけまくります。ジェニファーの力によりウーリーは見事に当選を果たしました。
奥様は魔女の結末
一方ジェニファーが呪うべき相手と結婚したことを知ったダニエルは彼女から魔力を奪ってしまいます。ジェニファーはウォレスを連れて逃げようとしますが、ダニエルに阻止されます。父の怒りを鎮めることは不可能であることを悟ったジェニファーはウォレスに別れを告げ、借り物の身体から出ていきます。ウォレスは亡骸を抱え家に戻り、ジェニファーにそっと口づけをします。するとジェニファーが再び目を覚まします。そしてウイスキーのビンの中にダニエルを閉じ込めることに成功しました。
数年後、ジェニファーの娘がホウキにまたがり、無邪気に魔女ごっこをしています。ジェニファーが娘の行く末を心配して嘆いていると、どこからかダニエルの高笑いが聞こえてきます。父の呪いはまだ続いているようでした。
以上、映画「奥様は魔女」のあらすじと結末でした。
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