この胸のときめきの紹介:2000年アメリカ映画。愛する妻を交通事故で失った男性と、その妻の心臓移植を受けた女性が偶然出会って恋に落ち、苦悩を乗り越えて愛を実らせようとするラブストーリー。
監督:ボニー・ハント 出演:デヴィッド・ドゥカヴニー(ボブ)、ミニー・ドライヴァー(グレース)、キャロル・オコナー(マーティ)、ロバート・ロジア(アンジェロ)、ボニー・ハント(メーガン)、デヴィッド・アラン・グリア(チャーリー)、ジョエリー・リチャードソン(エリザベス)、ほか
映画「この胸のときめき」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「この胸のときめき」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「この胸のときめき」解説
この解説記事には映画「この胸のときめき」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
この胸のときめきのネタバレあらすじ:起・愛しい人の生と死
動物園に勤める動物博士のエリザベス(ジョエリー・リチャードソン)は、ゴリラのシドニーのため、ゴリラ園を3倍の広さにしようと奔走していた。建築設計士の夫ボブ(デヴィッド・ドゥカヴニー)もエリザベスに協力し、ゴリラ園の新設は2人の夢だった。しかしゴリラ基金への寄付を募るパーティーの帰り道、エリザベスは事故で他界してしまう。
その頃、心臓の疾患で移植のためのドナー待ちをしていたグレース(ミニー・ドライヴァー)は、ドナーが現れたという知らせを受け、家族が待つ中、移植手術を受ける。
1年後、ボブは亡き妻の夢だったゴリラ園を完成させることのみに没頭することで、なんとか立ち直ろうとしていたが、親友で獣医のチャーリー(デヴィッド・アラン・グリア)は彼を心配して女性を紹介しようとする。
一方のグレースも順調に回復し、ドナーとなってくれた人の遺族に感謝の手紙を送る。しかし日々、祖父マーティ(キャロル・オコナー)のレストランを手伝い、絵を描くだけの彼女に、マーティや姉メーガン(ボニー・ハント)らは男性を紹介するが、グレースは自分が傷物だと思われるのを恐れて、手術のことを相手に言えないのだった。
この胸のときめきのネタバレあらすじ:承・奇跡的な出会い
ある日、チャーリーの合コンに呼び出されたボブがマーティのレストランにやってきてグレースに出会う。初めてなのに互いに会ったことがあるような気持ちに駆られた2人は急速に惹かれあい、付き合い始める。
ボブは妻を亡くしたことなどを話すが、グレースは心臓の手術を受けたことが言い出せずにいた。しかし真剣な付き合いに発展していく中、グレースはボブに打ち明ける決心をして彼の家に行く。
この胸のときめきのネタバレあらすじ:転・受け入れがたい真実
彼の家で打ち明けるタイミングを見計らっていたグレースだったが、そこに自分がドナーの遺族に宛てて出した手紙を見つけ、ドナーがボブの妻だったことに気づく。ショックのあまりグレースはそのままボブの家から逃げ帰る。
翌日、心配したボブがグレースを訪ねると、グレースは「1年前に心臓の移植手術を受けていたこと」、「その心臓はボブの亡き妻エリザベスのものだったことを知った」と告げる。そのことを聞いたボブはショックを隠せず、グレースの元を去るのだった。そしてグレースはかねてからマーティに勧められていたローマへ行き、そこで絵を描くことにする。
この胸のときめきの結末:全ての愛する人へ
新しいゴリラ園の完成を翌週に控えたボブは、レストランを訪れる。「エリザベスが恋しいがグレースも愛しい、どうしたらいいのか」と言うボブに、マーティは「グレースの心臓はボブに会ってから鼓動を始めた」のだと話す。そしてボブはローマのグレースの元へ行き、彼女に愛を告げるのだった。
ゴリラ園の落成式の日。グレースや彼女の家族らも見守る中、エリザベスとボブの夢がかなって広々とした敷地には、のびのびと過ごすシドニーの姿があった。
以上、映画「この胸のときめき」のあらすじと結末でした。
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