映画「恋に焦がれて」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
恋に焦がれての紹介：1992年アメリカ映画。平凡な少女アリスは隣人の大人びた高校生シェリルに憧れています。やがてシェリルは町の不良少年リックと恋に落ちますが、二人の恋には障害が立ちはだかり…。「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のジュリエット・ルイスと「アウトサイダー」のC・トーマス・ハウエルが共演した青春ラブストーリーです。
監督：クレイグ・ボロティン 出演者：C・トーマス・ハウエル(リック)、ジュリエット・ルイス(シェリル・オコナー)、ヘレン・シェイバー(アン・オコナー)、エリザ・ドゥシュク(アリス・ブルーム)、J・スミス＝キャメロン(キャロル・ブルーム)、ほか
この解説記事には映画「恋に焦がれて」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
1961年のニューヨーク州ロングアイランド、季節は夏。恋を夢見る平凡な少女アリスは父ラリーと母キャロルの三人暮らし。アリスは向かいに引っ越してきた女子高生のシェリルに憧れています。アリスの目にはシェリルのキュートなルックスや華やかなドレス、彼女が聞く音楽などすべてが輝いて見え、いつも窓辺で彼女の姿を観察しています。町の男達もまた大人びた美女シェリルを何とかものにしようと躍起になっていました。
そんなある日シェリルの父が突然死してしまいます。お葬式の夜、アリスは勇気を出してシェリルに話しかけ、お悔やみを言います。悲しみに暮れるシェリルを元気づけたのはボーリング場で働く青年リックでした。シェリルはリックのお陰で元気を取り戻し、二人はやがて恋に落ちます。
前科のあるリックの町での評判はすこぶる悪く、暇さえあればリックといちゃついているシェリルもまた尻軽娘と噂されはじめます。ラリーもまたシェリルの家の前にたむろし、騒ぐリックら不良連中を疎ましく感じていました。ラリーから苦情を言われたシェリルの母アンはリックとの仲を引き裂くため、シェリルを家に閉じ込めて外出を禁止します。
ある日近所に住むマックスとミッキー兄弟の誕生日会に参加したアリスはゲームだと騙され、生きた蛙を口の中に放り込まれるという苛めに遭います。シェリルは泣きながら家に戻ってきたアリスを慰めます。その夜アリスはシェリルとともに家を飛び出し、リック達と海辺のナイトクラブで楽しい時間を過ごします。リックからダンスを教えてもらったアリスは彼の優しさに触れ、二人の恋を応援しようと奮闘しはじめます。
しかしそんな中シェリルの妊娠が発覚します。アンは身重のシェリルを西海岸にある施設に預けることを勝手に決断してしまいました。シェリルはリックへの手紙をアリスに託し、施設へ入所するため街を去っていきました。リックがシェリルに会わせてほしいとアンに詰め寄った結果、騒ぎを聞きつけたラリーや近所の住人達ともみ合いになり、リックは留置場に入れられてしまいます。父の暴挙に激怒したアリスは家出し、釈放されたリックを誘ってカリフォルニアに住むシェリルに会いに行きます。
リックはシェリルを連れ戻す覚悟を決めていましたが、シェリルは若く貧しい二人が結婚してもうまくはいくはずがないと不安がります。 二人の仲をなんとか修復させたいアリスでしたが、シェリルから早く両親の元に戻ったほうがいいと諭され、帰宅のバスへと乗り込みます。アリスはバスの車窓からシェリルとリックが抱き合う姿を目にし、二人に幸福が訪れることを祈ります。
家出をとがめられるかと思ったアリスでしたが、父は戻ってきたアリスを優しく抱き締めました。その後町ではシェリルについて様々な噂が飛び交いましたが、アリスのもとにはリックとともに暮らしていることを知らせる手紙がシェリルから届きました。
夏が終わろうとしていました。少し大人になったアリスはこの夏に起きた出来事を決して忘れることはないだろうと感じるのでした。
以上、映画「恋に焦がれて」のあらすじと結末でした。
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