ボクらのママに近づくな!の紹介:2005年アメリカ映画。俳優としても活動するラッパーのアイス・キューブが製作と主演を務めたファミリーコメディです。子供嫌いな主人公が2人の子供を持つシングルマザーに惚れてしまい、ひょんなことから子供たちの面倒を見ることになるのですが…。2007年には続編『ボクらのママに近づくな!2』が公開されています。
監督:ブライアン・レヴァント 出演:アイス・キューブ(ニック・パーソンズ)、ニア・ロング(スザンヌ・キングストン)、アライシャ・アレン(リンジー・キングストン)、フィリップ・ダニエル・ボルテン(ケヴィン・キングストン)、ジェイ・モーア(マーティー)、M・C・ゲイニー(アル・“ビッグ・アル”・バック)、トレイシー・モーガン(サチェル・ペイジのバブルヘッドの声)、C・アーンスト・ハース(アーンスト)、ニシェル・ニコルズ(ミス・マーブル)、シーン・ミリントン(フランク・キングストン)、ヘンリー・シモンズ(カール)ほか
映画「ボクらのママに近づくな!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ボクらのママに近づくな!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ボクらのママに近づくな!の予告編 動画
映画「ボクらのママに近づくな!」解説
この解説記事には映画「ボクらのママに近づくな!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ボクらのママに近づくな!のネタバレあらすじ:起
11歳の少女リンジー(アライシャ・アレン)と、7歳のケヴィン(フィリップ・ダニエル・ボルテン)のキングストン姉弟は、両親が離婚し、母・スザンヌ(ニア・ロング)に引き取られていました。ある夜、リンジーとケヴィンは家の周囲に罠を仕掛け、家を訪れた父・フランク(シーン・ミリントン)を追い返しました。
オレゴンでお宝スポーツグッツショップを経営するニック・パーソンズ(アイス・キューブ)は、伝説のメジャーリーガー“サチェル・ペイジ”のバブルヘッド(声:トレイシー・モーガン)に語りかけながら、買ったばかりの新車のリンカーン・ナビゲーターで自慢げに店に出勤してきました。
ニックは親友のマーティー(ジェイ・モーア)と談笑していたところ、2人組の少年が店に入って万引きしようとしました。怒ったニックは少年たちを追い払うと、少年たちは窓ガラスを汚して去っていきました。仕方なく窓ガラスを拭いていたニックは、偶然通りがかったナイスバディの美女・スザンヌに見とれてしまいます。
ニックは店をマーティーに任せると意を決してスザンヌを口説こうとしましたが、そこに2人の子供(リンジーとケヴィン)が現れて彼女に抱きつきました。その光景を目の当たりにしたニックは、女性が子持ちだったことにがっかりして店内に戻っていきました。
ボクらのママに近づくな!のネタバレあらすじ:承
その夜、仕事を終えたニックは愛車リンカーンで帰宅しようとしたところ、途中で車が故障して困っている女性を見かけました。この女性こそがニックが日中に見かけたスザンヌであり、どうしても放っておけないニックは彼女を助けてあげました。スザンヌがシングルマザーであることを知ったニックは、独身の自分にもようやくチャンスが巡って来たと思い喜びました。
それからというもの、ニックは毎朝、通勤がてらスザンヌを自分のリンカーンで送ってあげることにしました。毎日がハッピーな気持ちになったニックは、このままスザンヌとの距離が縮まることを願っていましたが、スザンヌにはその気は全くなく、友だちのままでいたいと言い出しました。ニックはがっかりしますが、それでもスザンヌへの想いは募るばかりでした。
大晦日の日、スザンヌは仕事でバンクーバーに行くことになり、誰も子供たちの面倒を見る人間がいないことから、ニックに子供たちをオレゴンからバンクーバーまで連れて来てほしいと頼んできました。大の子供嫌いであり、今まで一度も子供の世話なんてしたことのなかったニックは戸惑いますが、それでもスザンヌに気に入られるために頼みを引き受けてしまいました。
ボクらのママに近づくな!のネタバレあらすじ:転
ニックと対面したリンジーとケヴィンは早速敵対心を募らせました。これまでスザンヌに近づく男たちをあの手この手で追い払ってきたリンジーとケヴィンはママは絶対に渡さないと頑なに誓っており、ニックの言うことを全く聞こうとはしませんでした。
ニックはバンクーバーまで飛行機で移動することにしましたが、空港でケヴィンがニックのポケットに刃物を入れてしまい、金属探知機に引っ掛かって飛行機に乗れなくなってしまいました。ニックたちは何とか警察の追跡から逃げ切りましたが、電車にも乗れず、結局はニックのリンカーンで移動することになりました。ところが、リンジーとケヴィンが大人しくするはずがなく、買ったばかりのリンカーンはみるみるうちにボロボロになっていきました。
そしてとうとうリンカーンは動かなくなってしまい、ニックと子供たちは仕方なくヒッチハイクをすることにしました。しかし、この珍道中を通じて、いつの間にかニックと子供たちとの間に奇妙な友情が芽生えつつありました。あれだけ子供嫌いだったニックも、いつしか子供たちと少しでも長く過ごしたいと思うようになったのです。
バンクーバーまであともう少しのところまで近づき、ニックたちは1台のトラックをゲットすることに成功しました。ところが、運転手はなぜか子供たちだけをトラックに乗せて走り出してしまい、置き去りにされたニックは別の車を拾ってトラックの後を追いました。
ボクらのママに近づくな!の結末
ニックはとうとう子供たちに追いつけないままバンクーバーに辿り着きました。一方、一足先にバンクーバーに着いていたリンジーとケヴィンはやっとの想いでスザンヌの元に辿り着きましたが、ケヴィンはニックがトラックの運転手と口論になっているところを目の当たりにしてしまいます。元々持病持ちのケヴィンは急に発作を起こして倒れてしまい、ニックが急いで薬を飲ませたことで回復しました。
しかし、大騒ぎを起こしてしまったニックはトラックの運転手共々警察に捕まってしまい、その光景を見たスザンヌは怒りのあまり「もう二度と会いたくない!」とニックに言い放ってしまいました。ニックは深く落ち込んでしまいますが、それでも最後に子供たちにお別れを告げるため、勇気を奮い立たせてスザンヌたちが泊まるホテルへと向かいました。
ホテルに着いたニックはスザンヌに向き合い、これまでに起こったことを全ては話せないまでも打ち明けました。スザンヌは子供たちと会うことを許可し、ニックは子供たちと抱き合うと再会の約束を交わしました。ニックが帰ろうとしたその時、スザンヌは「友だちにはならない、それ以上の関係になりたい」とニックを受け入れ、ニックは喜んでスザンヌを抱きしめました。子供たちもニックとこれからもずっと一緒に居られることを喜びました。
以上、映画「ボクらのママに近づくな!」のあらすじと結末でした。
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