拳銃貸しますの紹介:1942年アメリカ映画。グレアム・グリーン原作によるフィルム・ノワール。低予算で作られたが大ヒットし、主演のアラン・ラッドは一躍ドル箱スターとなった。脚色は「アスファルト・ジャングル」などで知られたW・R・バーネットと「裸の町」で有名なアルバート・モルツが担当。
監督:フランク・タトル 出演:アラン・ラッド(フィリップ・レイブン)、ヴェロニカ・レイク(エレン)、ロバート・プレストン(クレイン)、レアード・クリーガー(ウィラード・ゲイツ)、タリー・マーシャル(ブリュースター)、ほか
映画「拳銃貸します」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「拳銃貸します」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
拳銃貸しますの予告編 動画
映画「拳銃貸します」解説
この解説記事には映画「拳銃貸します」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
拳銃貸しますのネタバレあらすじ:起
安下宿に一人暮らしている男、フィリップ・レイブン。朝起きると、届けられた封筒を見て、トレンチコート姿である部屋に出かけていきます。そこには中年男とその秘書と称する女がいました。
どうやら男はゆすりをやっているようで、レイブンに金を要求します。レイブンは鞄の中に手を入れますが、取り出したのは拳銃です。彼は中年男と秘書を撃ち殺し、その部屋を去ります。
レイブンはその後、あるカフェへ。そこで今回の殺しのクライアントである太った男と落ち合います。彼の名前はウィラード・ゲイツ。ある化学会社の重役でナイトクラブも所有していますが、レイブンはそれを知りません。
拳銃貸しますのネタバレあらすじ:承
ゲイツはレイブンへ報酬を現金で支払い、そのまま警察へ。実はレイブンに渡した金は強盗事件で奪われたもので、ゲイツはレイブンを逮捕させるためにわざとその札を渡したのです。レイブンはその札を使ったために警察に追われる羽目に陥ります。復讐するためにレイブンはゲイツをロスまで追いかけますが、その途中である女性と知り合います。
彼女はエレンという名前の歌手兼マジシャン。実は政府から秘密司令を受けていて、ナチスに通じたスパイの正体を暴くためにロスまで向かう途中です。そのスパイというのが偶然にもゲイツでした。
拳銃貸しますのネタバレあらすじ:転
警察が駅で待ち構えていたため、レイブンはエレンを無理やり協力させて何とか脱出します。その後、空き家に隠れたレイブンはエレンを一旦は殺そうとするのですが、やってきた工事の男たちに気を取られ、彼女を取り逃がします。
九死に一生を得たエレンはゲイツのクラブで働き出し、諜報活動を開始。ところがゲイツの方では上司であるブリュースターに知らされて、彼女の正体を把握していました。彼女はゲイツの屋敷で囚われの身となりますが、そこに手がかりをたどってゲイツを追ってきたレイブンが現れます。
拳銃貸しますの結末
彼はエレンを助け、ゲイツたちのいる工場へ乗り込みます。そしてブリュースターの部屋に入ると彼とゲイツを射殺。続いて追ってきたクレインという刑事も撃ち殺そうとしますが、彼がエレンと一緒にいるのに気づきます。
以前の彼女の話からそれが婚約者だと気づいたレイブンはわざと銃を下ろし、部屋になだれ込んできた警官たちに撃たれます。エレンとクレインに見守られながら、レイブンはその場で息絶えるのです。
以上、映画「拳銃貸します」のあらすじと結末でした。
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