スペースボールの紹介:1987年アメリカ映画。コメディの巨匠メル・ブルックスが製作・監督・脚本・主演を務めた爆笑SFコメディです。ブルックスの大ファンだというジョージ・ルーカスの快諾のもと、『スター・ウォーズ』シリーズを始めなど『スター・トレック』『エイリアン』『猿の惑星』『2001年宇宙の旅』など様々な名作SF映画のパロディが散りばめられています。
監督:メル・ブルックス 出演者:メル・ブルックス(スクルーブ/ヨーグルト)、ジョン・キャンディ(バーフォロミュー(バーフ))、リック・モラニス(ダーク・ヘルメット)、ビル・プルマン(ローン・スター)、ダフネ・ズニーガ(ヴェスパ姫)、ジョーン・リバーズ(ドット・マトリックス(声))、ローレン・ヤーネル(ドット・マトリックス)、ディック・ヴァン・パタン(ローランド王)、ジョージ・ワイナー(サンダルツ大佐)、レスリー・ビーヴィス(ジルコン司令官)、ジム・J・ブロック(ヴェイリウム王子)、マイケル・ウィンスロー(レーダー手)、ルディ・デ・ルカ(ヴィニー)、ドム・デルイーズ(ピザ・ザ・ハット(声))、ジョン・ハート(宇宙船のクルー)、ディアナ・ブーハー(ヒゲの貴婦人)、サル・ビスカソ(リコ軍曹)、ロニー・グレアム(司祭)、スティーヴン・トボロウスキー(警部隊長)、ジェフ・マクレガー(スノッティ)ほか
映画「スペースボール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スペースボール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スペースボールの予告編 動画
映画「スペースボール」解説
この解説記事には映画「スペースボール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スペースボールのネタバレあらすじ:起
昔、昔、ワープした昔。遥か銀河系の彼方にある邪悪なスペースボール星人がいました。
本作は物語の「第11章」からスタートします。スペースボール星の大統領スクルーブ(メル・ブルックス、元ネタ:銀河皇帝パルパティーン)ら邪悪な支配者たちは、自分たちの星の大気を使い果たしてしまい、近くにある平和な惑星ドルイデアから大気を奪おうと画策しました。
折しもドルイデアでは、王女ヴェスパ姫(ダフネ・ズニーガ、元ネタ:レイア・オーガナ姫)はヴェイリウム王子(ジム・J・ブロック)の結婚式が開かれようとしていましたが、ヴェスパは結婚に乗り気ではありませんでした。
スペースボール星の宇宙戦艦「スペースボール1」(元ネタ:スター・デストロイヤー)は、スクルーブ大統領の右腕のダーク・ヘルメット卿(リック・モラニス、元ネタ:ダース・ベイダー)や、指揮官のサンダルツ大佐(ジョージ・ワイナー、元ネタ:ターキン総督とカーネル・サンダース)を乗せてドルイデアに向かいました。
ダーク・ヘルメットらはヴェスパ姫を誘拐して父である国王ローランド(ディック・ヴァン・パタン)を脅し、ドルイデアの大気を奪うために必要な大気シールド解除コード番号を聞き出そうと目論んでいました。
ところが、どうしても結婚を受け入れられないヴェスパ姫は侍女ロボットのドット・マトリックス(声:ジョーン・リバーズ/演:ローレン・ヤーネル、元ネタ:C-3PO)を連れて小型船でドルイデアから逃げ出してしまいました。
スペースボールのネタバレあらすじ:承
その頃、オンボロの宇宙船「イーグル5号」(元ネタ:ミレニアム・ファルコン号)の船長ローン・スター(ビル・プルマン、元ネタ:ハン・ソロとルーク・スカイウォーカー)は、親友で半人半犬の乗員“バーフ”ことバーフォロミュー(ジョン・キャンディ、元ネタ:チューバッカ)と共に宇宙の旅を続けていました。
そこに宇宙の悪党ピザ・ザ・ハット(声:ドム・デルイーズ、元ネタ:ジャバ・ザ・ハットと「ピザハット」)から連絡があり、明日までに借金に法外な利子をつけた100万宇宙ドルを返済するよう要求されました。
その頃、ダーク・ヘルメットはスペースボール1号でヴェスパ姫の行方を追っていました。攻撃を受けたヴェスパ姫は電話でローランド王に助けを求め、ローランド王はローン・スターにヴェスパ姫救助を要請しました。最初は断ったローン・スターでしたが、ローランド王から何でも欲しいものを与えると言われ、借金返済のための報酬100万宇宙ドルと引き換えに要請を引き受けました。
イーグル5号はすぐさまスペースボール1号の吸引ビームに引き寄せられそうになっていたヴェスパ姫の小型船を見つけ、ヴェスパ姫とドットを救出することに成功しました。しかし、ヴェスパ姫はイーグル5号を居心地が悪いと文句を言い出し、ローン・スターとは反りが合いませんでした。
ローン・スター一行は“ハイパー・ジェット・スピード”(元ネタ:ハイパースペース)でスペースボール1号の追跡を何とか振り切りましたが、ガス欠になったため近くにあった惑星ヴェガ(元ネタ:惑星タトゥイーン)の砂漠地帯に不時着しました。野営を張ったローン・スターは、ヴェスパ姫から故郷について聞かれ、自分は修道院の前に捨てられていたこと、そして自分の出生を知る手がかりは謎の文字が刻まれたペンダントしかないことを明かしました。
やがてローン・スターとヴェスパ姫との間には愛が芽生え始めていましたが、ローン・スター一行がヴェガに降り立ったことを知ったダーク・ヘルメットらも現地に向かっていました。
スペースボールのネタバレあらすじ:転
翌日、砂漠をさまよっていたローン・スター一行は原住民ディンク(元ネタ:ジャワ族)に助けられ、寺院へと案内されました。
そこには神秘の力“シュワルツ”(元ネタ:フォース)を操る聖者ヨーグルト(メル・ブルックス(二役)、元ネタ:ヨーダ)がおり、ローン・スターはペンダントの謎の文字を見せてみました。文字を解読したヨーグルトは後で話すと語り、ローン・スターに“シュワルツ”を授けるための修行を受けさせました。
ところが、寺院に繋がる秘密の出入り口を見つけたダーク・ヘルメットは、ローランド王のホログラムを使ってヴェスパ姫を誘き出し、そのままスペースボール1号に連行して飛び去っていきました。ローン・スターはヨーグルトから“シュワルツ”が込められた指輪とフォーチュンクッキー、燃料を受け取り、ヴェスパ姫を助けに飛び立ちました。
スペースボール・シティに到着したダーク・ヘルメットはローランド王に通信を送って脅し、ローランド王は仕方なく大気シールド解除コードを教えてしまいました。スペースボール1号は超巨大なメイド型ロボに変形し、掃除機型の吸引機でドルイデアの大気を吸い始めました。
スペースボールの結末
スペースボール・シティに到着したローン・スターとバーフはヴェスパ姫とドットを助け出すことに成功、その際にスクルーブの野望を知りました。ローン・スターは“シュワルツ”の指輪の力で吸引機のスイッチを操作、大気の吸収を阻止しました。
続けてローン・スターは巨大メイドの自爆装置を起動させようとしましたが、ダーク・ヘルメットの妨害に遭いました。ローン・スターはライトセーバーのような剣を振るうダーク・ヘルメットと戦い、指輪を奪われてピンチに陥りますが、その時聞こえて来たヨーグルトの声で指輪は単なるキャラメルのおまけであり、真の“シュワルツ”は自分自身の中に秘められていることを知りました。
ローン・スターの反撃を受けたダーク・ヘルメットはつい自爆装置を起動させてしまい、ローン・スターたちはイーグル5号に乗って脱出しました。ダーク・ヘルメットやスクルーブたちはメイドの中に取り残され、ローン・スターはメイドの大爆発から逃れてドルイデアに向かいました。
ピザ人間であるピザ・ザ・ハットは空腹のあまり自らの身を食べて死んでしまい、ローン・スターの借金は帳消しになりました。しかし、ローン・スターはヴェスパ姫がヴェイリウム王子との結婚式に臨むことから、とても喜ぶ気になれませんでした。
ローン・スターとバーフは結局報酬の100万宇宙ドルを受け取らず、ガゾリン代と高速料金だけをもらって旅立ちました。ローン・スターとバーフはヨーグルトからもらったフォーチュンクッキーを食べようとしたところ、中からヨーグルトが現れ、ペンダントの文字は高貴な身分の証であり、ローン・スターは実は王子であることを告げました。
ローン・スターはすぐさまドルイデアに舞い戻り、ヴェスパ姫はヴェイリウム王子を追い出してローン・スターと結婚しました。そしてローン・スターとヴェスパ姫はイーグル5号でハネムーンに旅立っていきました。
以上、映画「スペースボール」のあらすじと結末でした。
当時『ポルターガイスト4』を観に行って
同時上映だった作品
物凄く得した気分の映画でしたね
スタントマンのとこ好きです
やってたら今でも観るっ