弾丸刑事(デカ) 怒りの奪還の紹介:2014年アメリカ映画。『マチェーテ』『スパイキッズ』シリーズのダニー・トレホ主演によるクライムアクション作品です。最愛の孫を長年追い続けてきた犯罪王に誘拐され、更には罪を擦り付けられて警察から追われる身となったロス市警のベテラン刑事が孤独な闘いを挑みます。
監督:ニック・リオン 出演者:ダニー・トレホ(フランク・“バレット”・マラスコ)、ジョナサン・バンクス(カリート・ケイン)、トルステン・ヴォルグ(ルーカス・クルーガー)、セリ・デヤング(ジェシカ)、ジョン・サヴェージ(ジョンソン知事)、イヴ・マウロ(サマンサ)、ティンゼル・コーリー(ヴァネッサ)、エリック・エステバリ(マヌエル・ケイン)、カイル・ヴィラロボス(マリオ)、ユリア・ディーツェ(ブルック・マディソン)、マックス・パーリッチ(リロイ)ほか
映画「弾丸刑事 怒りの奪還」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「弾丸刑事 怒りの奪還」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
弾丸刑事(デカ)怒りの奪還の予告編 動画
映画「弾丸刑事 怒りの奪還」解説
この解説記事には映画「弾丸刑事 怒りの奪還」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
弾丸刑事(デカ)怒りの奪還のネタバレあらすじ:起
アメリカ・ロサンゼルス。ロス市警のベテラン刑事フランク・“バレット”・マラスコ(ダニー・トレホ)は、麻薬密売人リロイ(マックス・パーリッチ)のトレーラーハウスに潜入捜査に乗り込みました。
バレットがリロイと取り引きをしている最中、現場に2人組の警官が突入してきました。バレットは警官に発砲するとリロイを連れて逃走しました。男はなぜ警官がやって来たのかとリロイを問い詰め、彼の口から犯罪王カリート・ケイン(ジョナサン・バンクス)の名を聞き出しました。
その頃、ジェシカ(セリ・デヤング)という女性とその恋人が、公園でジョギング中にカリート一味に誘拐されるという事件が発生していました。
その後、バレットは地下闘技場で地下格闘技に挑み、対戦相手を一撃で倒しました。そしてバレットは娘のヴァネッサ(ティンゼル・コーリー)がドラッグ問題を1年かけて克服しつつあることを称え、ヴァネッサと孫のマリオ(カイル・ヴィラロボス)のために金を渡しました。
署の取調室に入れられたリロイの前に、バレットに撃たれたはずの警官が現れました。実はバレットはリロイから長年追い続けてきたカリートの情報を得るため、警官たちと組んで一芝居を打っていたのです。リロイは減刑と保護を条件に、カリートの情報を自供し始め、バレットたちはリロイからカリートの右腕ルーカス・クルーガー(トルステン・ヴォルグ)の情報を手に入れました。
ジェシカの父はなんとカルフォルニア州のジョンソン知事(ジョン・サヴェージ)でした。カリートは警官殺しなどの罪で死刑判決を受け、間もなく薬物投与による刑の執行を控えている息子マヌエル(エリック・エステバリ)の執行を72時間延期するよう、恩赦の権限を持つジョンソン知事に要求してきました。ジョンソン知事は「無理だ」と答えると、カリートはジェシカの恋人を射殺、次はジェシカの番だと脅してきました。
弾丸刑事(デカ)怒りの奪還のネタバレあらすじ:承
FBI捜査官のサマンサ(イヴ・マウロ)はバレットたちのオフィスを訪れ、マヌエルを逮捕したバレットに、彼の無実の可能性はあるのか尋ねてきました。バレットはきっぱりとマヌエルは有罪であると断言しました。
一方でカリートは3人の男を捕らえ、そのうちの1人を射殺していました。そしてカリートは残った2人の男から盗んだ金の在処を聞き出そうとするも、男たちは答えようとせず、カリートはまた1人殺していきました。
バレットたちはカリートのアジトに乗り込みましたが、警察に気付いたカリート一味は最後の1人を射殺、バレットたちの追跡を振り切って逃走していきました。程なくして保釈されたリロイはカリート一味に捕まって粛清されました。
バレットは公園でマリオと遊んでいる時、若い女性が襲われていたので助けに行きました。ところが、バレットが戻ってみるとそこにはマリオの姿はなく、程なくしてバレットの携帯電話に「孫に会いたければ言うことを聞け」という脅迫電話がかかってきました。バレットはヴァネッサにマリオが誘拐されたことを伝え、指定されたファースト・ストリート橋に向かいました。
指定場所に着いたバレットはカリートの乗る車に乗せられ、カリートはバレットがマヌエルを告発した際の証言の撤回文書へのサインと、バレット自身の遺書へのサインを要求してきました。カリートは3人の男殺しの罪をバレットに擦り付け、「バレットはマヌエルのビジネスを見逃す代わりに賄賂を受け取っていた」という風に仕立て上げることでマヌエルを釈放させようと考えていたのです。
遺書はマリトの解放と引き換えにバレットが命を差し出すことを約束させるものでした。バレットは証言撤回文書にサインをしましたが、隙を突いて車から逃げ出しました。ヴァネッサの家に向かったバレットでしたが、そこにいたのは麻薬の過剰摂取で意識を失っているヴァネッサの姿でした。
弾丸刑事(デカ)怒りの奪還のネタバレあらすじ:転
カリートはジョンソン知事に証言撤回文書を渡し、マヌエルを釈放させる準備を進めていきました。カリートの要求を呑んだジョンソン知事はロス市警にバレットの逮捕を要請しましたが、ロス市警はバレットの無実を証明するために動き出しました。
ヴァネッサを病院に見舞っているバレットの元に、サマンサ捜査官が現れました。バレットはサマンサ捜査官を病院のベッドに繋ぐと逃げ出しました。自宅に戻ったバレットは武器を調達してマリオ救出に向かおうとしましたが、そこにカリート一味が踏み込み、バレットは捕まってしまいます。
カリートはマリオの指を切り落とそうとしている映像をバレットに見せて脅し、バレットに遺書のサインを迫りました。その際、バレットは思わずマリオへの危害を止めろと叫び、周辺を見張っていた警官に聞かれてしまいました。
カリートやクルーガーは駆け付けた警官や応援部隊と銃撃戦を繰り広げ、バレットもカリート一味と交戦しました。バレットは逃げるカリートを追いましたが、駆け付けたサマンサ捜査官に捕まってしまいました。カリート一味は殺した応援部隊の制服を奪い、警察の包囲網を突破していきました。
サマンサ捜査官らがバレットの事情を知ったところにジョンソン知事もやってきました。
弾丸刑事(デカ)怒りの奪還の結末
ジョンソン知事からジェシカ誘拐の件を聞いたバレットは、自らがマリオとジェシカを助けると決意、武器を手に入れてカリートのアジトに乗り込みました。しかし、カリートは既にマリオとジェシカを連れて秘密の隠れ家に向かった後でした。
一方、ジョンソン知事は勇気を振り絞ってジェシカが誘拐されたことを公表し、マヌエルの死刑は予定通りに執行されました。テレビやラジオのニュースなどでマヌエルの死を知ったカリート一味はマリオとジェシカを連れて逃亡しようとしましたが、そこにバレットが現れて次々と手下たちを殺していきました。
バレットはマリオとジェシカを救い出し、襲ってきたクルーガーを返り討ちにしました。カリートはマリオを捕らえ、バレットに早撃ち勝負を挑みましたが、バレットは勝負を制してカリートを倒しました。バレットはマリオとジェシカを連れて隠れ家を後にしました。
事件は解決し、バレットは意識を取り戻したヴァネッサやマリオと共に穏やかな生活を取り戻しました。
以上、映画「弾丸刑事(デカ)怒りの奪還」のあらすじと結末でした。
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