ボディ・チェンジャーの紹介:1989年アメリカ映画。地球に流刑されたエイリアンが、次々に人間の頭部をもぎ取り惨殺していくSFホラー。地球を「野蛮な星」と呼ぶほど文明が発展した星から、連続殺人犯が流刑されてきた。遺伝子を組み換えられ人間の姿になった彼は、逆進化の影響でダメージを受けると全身が変形し頭部が破裂してしまう。流刑囚は変形が起こる度に人間を襲って頭部を奪い、次々と取り替えていくのだった。
監督:ジョン・マクノートン 出演者:レイ・ドーン・チョン(ダイアナ・ピアス)、ドン・ゴードン(チャールズ・クリーガー)、トム・トウルズ(ボブ・レイニー)、アントニオ・ファーガス(ジュリウス)、ニール・ジュントーリ(スカリー)ほか
映画「ボディ・チェンジャー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ボディ・チェンジャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ボディ・チェンジャーの予告編 動画
映画「ボディ・チェンジャー」解説
この解説記事には映画「ボディ・チェンジャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ボディチェンジャーのネタバレあらすじ:起・流刑のエイリアン
舞台は地球を「野蛮な星」と呼ぶほど文明の発展した異星。遺伝子を組み換えられ、人間の姿に変えられた連続殺人犯が、地球へ流刑されようとしていました。トカゲと虫が合体したような外見の異星人が、共にUFOに乗って地球に向かいます。異星人は、「逆進化は成功するとは限らず、ダメージを受ければ全身が変形する」と注意しました。
UFOが降りた夜の森では、ボブ・レイニーとその息子キップが鹿を密猟していました。眩い光の中現れた異星人と、人間の姿をした流刑囚。ボブは人間が化け物に襲われていると勘違いし、異星人の方を撃ってしまいます。
異星人がUFOで逃げた後、流刑囚は苦しみ出し、全身が変形し始めました。頭部がパンパンに膨らみ、ついに破裂してしまいます。キップが警察を呼んでいる間にボブは流刑囚に襲われ、頭部を引きちぎられ惨殺されてしまいました。
ボディチェンジャーのネタバレあらすじ:承・第二の被害者
ボブの頭を取り付けた流刑囚はフラフラと歩き出し、夜の街を彷徨います。血まみれの流刑囚は周囲から怪訝な目で見られますが、地球の常識など無いため構わず歩き続けました。
浮浪者のジュリウスに気に入られた流刑囚は、伝道所に連れて行ってもらい、夜を過ごします。翌日。警察はボブ殺害の容疑者として捕まえたキップを尋問します。事件の担当になった刑事のダイアナ・ピアスとチャールズ・クリーガーは、キップからUFOや流刑囚のことを訴えられました。キップの必死な様子に気圧されますが、とても信じる気にはなれません。
その夜。流刑囚はジュリウスとその友人ジムと一緒に酒を呑んでいました。安酒を一気飲みした流刑囚は、体に合わなかったのか再び全身が変形し始めます。発作に苦しむ流刑囚は最も近くにいたジュリウスの首を掴み、頭部を引きちぎってしまいました。ボブとジュリウスの頭部を取り替えた流刑囚は、逃げるジムを追うこともせず、ジュリウスの死体を貪り始めます。
あまりの恐怖に震えるジムは警察に駆け込み、ダイアナやクリーガーに見たことを全て話しました。流刑囚が「ボブ・レイニー」と名乗っていたことをジムが話すと、ダイアナはジムやキップの話を信じる気になります。しかしクリーガーは馬鹿馬鹿しいと相手にしませんでした。
ボディチェンジャーのネタバレあらすじ:転・彷徨う流刑囚
死体公示所の医師コニーは、ジュリウスの首なし死体と共に発見されたボブの頭部を調べていました。その頭部の中から、第三の血液が発見されたことをダイアナに伝えます。血液は型が特定出来ず、人間のものではない可能性があるとも言いました。
ジュリウスの記憶を引き継いだ流刑囚は、ジュリウスがやっていたように街を歩き回ります。やがて意識を失い病院に運び込まれました。目を覚まし発作に苦しみながら彷徨った流刑囚は、医師チーヴァーを襲って頭部を奪います。
チーヴァーの記憶を使って車を運転し、チーヴァーの自宅に帰った流刑囚。次に頭部を奪ったのはチーヴァーの飼い犬でした。完全に怪物となったその姿を見た隣家の女性に撃たれ、流刑囚は絶命し死体公示所に運び入れられます。
ボディチェンジャーの結末:恐ろしい生命力
流刑囚の死体は、話を聞きつけたFBIに引き渡されることになりました。しかしその前にコニーからダイアナに連絡が入ります。流刑囚の死体は、まだ生きていると。急いで死体公示所に駆けつけたダイアナとクリーガーが見たのは、コニーの頭で死体を貪る流刑囚の姿でした。
クリーガーに撃たれ倒れた流刑囚でしたが、まだ絶命していません。流刑囚はダイアナが数時間前に射殺した凶悪犯スカリーの頭部に取り替え、再び襲いかかってきました。銃弾を何発撃ち込んでも流刑囚は止まらず、クリーガーは殺害されてしまいます。
ダイアナは消火器を使い、無我夢中で流刑囚を殴打しました。そこにFBI捜査官が到着し、何度も銃撃を受けた流刑囚はついに倒れて動かなくなります。そして流刑囚はそのままFBIに引き渡されることになりました。
車に運び込まれる流刑囚。しかしダイアナは確信に近い不安を感じていました。移送中に流刑囚が蘇り、捜査官達を襲うだろうと。やがてダイアナの不安は現実となり、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画「ボディ・チェンジャー」のあらすじと結末でした。
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