ローラーボールの紹介:1975年アメリカ映画。設定は近未来の2018年。生活における大多数を大企業に支配された世界で、人々を熱く楽しませてくれていたスポーツ「ローラーボール」。それに挑んだ男達を描いたストーリー。舞台に東京が出てくるのも見所の一つです。
監督:ノーマン・ジュイソン 出演:ジェームズ・カーン(ジョナサン)、ジョン・ハウスマン(バーソロミュー)、モード・アダムス(エラ)、モーゼス・ガン(クレタス)、ラルフ・リチャードソン(ライブラリアン)、パメラ・ヘンズリー(マッキー)、ジョン・ベック(ムーンピー)、ほか
映画「ローラーボール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ローラーボール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ローラーボールの予告編 動画
映画「ローラーボール」解説
この解説記事には映画「ローラーボール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ローラーボールのネタバレあらすじ:起
西暦2018年、世界はエネルギー、食糧、住居、輸送、娯楽、通信の6つの大企業に管理支配されていました。そのため、飢えや環境汚染、戦争や犯罪なども起こり得ない世界となってしまったのです。すっかり退屈となってしまった世界を「ローラーボール」というスポーツが熱狂させていました。
ローラーボールとは、鉄の刺のようなものがついたグローブをつけた各チーム10名が、円形トラックに発射された鉄球を奪い合い、自陣のゴールに鉄球を叩き込めばポイントとなるというゲームでした。
その間、選手は妨害するためにあらゆるラフな行為をしても良いというものでした。そのため、試合中に死傷者が出るというのは不思議なものではありませんでした。しかし人々は皆ローラーボールに熱狂していたのです。
ローラーボールのネタバレあらすじ:承
ジョナサン(ジェームズ・カーン)は、エネルギー部門ヒューストンを代表する花形選手でした。スーパースターであるジョナサンには豪華な屋敷が与えられ、生活も高水準なものが用意されます。しかし企業の命令で妻エラ(モード・アダムス)と離婚させられていたのです。
ジョナサンは管理され過ぎていることを不服とし、責任者であるバーソロミュー(ジョン・ハウスマン)に不満をぶつけました。かねてより熱狂的すぎるこのスポーツに恐れをなしていたバーソロミューを初めとする各企業の責任者達は、反乱があってはいけないと、ジョナサンを抹殺するという命が下されました。
ローラーボールのネタバレあらすじ:転
試合は準決勝。ジョナサン率いるヒューストンと東京チームとの対戦です。抹殺の命令が出ていることにより試合はいつにも増して凄惨を極めていきます。
そんな中、ジョナサンの盟友ムーンパイ(ジョン・ベック)が空手や合気道を駆使する日本チームの攻撃をくらい、意識を失ってしまいます。しかしそんなハンデにも負けずジョナサンの活躍で東京チームから勝利を上げます。
病院にやってきたジョナサン、しかしムーンパイの意識は戻らず、彼は植物状態になってしまいます。絶望するジョナサンの前に現れたのはエラでした。無理やり離婚させられたものの、エラもまだジョナサンを愛していたのでした。
ローラーボールの結末
バーソロミューの圧力はさらに続きます。再三の引退勧告をジョナサンは拒否、バーソロミューはさらに強硬手段を取るべく、決勝戦でより確実にジョナサンを抹殺するために決勝戦のルール変更を申し付けました。
試合時間は無制限、最後の一人になるまで続けられるデスマッチ方式で試合は行われます。敵は全てジョナサンを狙い、ジョナサンを巡る死闘が繰り広げられて、一人また一人と倒れていきました。
そして最後はジョナサンと敵の一騎討ちの様相になっていきます。敵を倒し馬乗りになったジョナサン、手に持った鉄球で顔面を殴り付けそうになりますが、途中で止めました。そしてジョナサンは再び走りだし、鉄球をゴールに叩き込みます。
均衡は破れ、1対0。唯一生き残ったジョナサンはウイニングランを始めました。惜しみない歓声や拍手が、味方だけでなく敵側の観客からも注がれていきます。
以上、映画「ローラーボール」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する