実録怪談 死念の紹介:2005年日本映画。転校生の遥に握らされた人形のせいで幽霊が見えるようになった冴は、仲良しのゆかりの兄が、テング神社で肝試しをして倒れて入院したことから、テング神社の幽霊を成仏させようと友達の奈々、家庭教師のチイ姉と行動を始めますが、テング神社の幽霊には深い恨みがあり…という内容のオカルトホラー映画です。本格ホラー映画ながらグラビアアイドルの主演の為、ホラー映画らしからぬ仕上がりになっています。
監督:中島輔 出演者:しほの涼(冴)、赤松唯(遥)、神嶌ありさ(チイ姉)、西尾めぐみ(奈々)、倉田みな(ゆかり)ほか
映画「実録怪談 死念」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「実録怪談 死念」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「実録怪談 死念」解説
この解説記事には映画「実録怪談 死念」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
実録怪談 死念のネタバレあらすじ:起
中学校に通う冴のクラスに、遥が転校生でやって来ます。席が隣になったことで冴やグループの奈々、ゆかりが話しかけますが、冴はあまり話したがりませんでした。それでも仲良くしたい冴がしつこく話しかけると「私の事はほっておいて」と言います。
翌日、学校に来なかった遥を心配した冴が、遥の家に行きます。メイドさんに部屋に通されると、遥は「イヤー」と叫んでいました。冴が「もっと話をして遥の事をわかりたい」と言うと、遥は「皆最初はそういって居なくなる」と言います。冴が「本当に遥の事をわかりたい」と言うと、「本当にわかりたいのね」と言いながら、気味の悪い人形と取り出し「これを握って」と言います。
冴が恐る恐る握ると、手に痛みが走り部屋にいる幽霊が見えました。遥は「これで仲間だね。私もこの人形に触ってから幽霊が見えるようになった。一緒に苦しもう」と言います。部屋には様々な幽霊がいて、遥が順番に説明します。すると冴が「困っている幽霊を一緒に助けてあげよう」と楽しそうに言います。この態度を見た遥は怒りだし、冴を家から追い出しました。
翌日、学校に行った冴は保健室に行きます。冴が幽霊を見て驚くと、レイコ先生が「あなたにも見えるのね」と言いました。冴が昨日遥の家で遭った事を話すと、「幽霊も人間も同じなのよ。簡単には助けられない。中途半端な事をやると憑りつかれる」とレイコ先生が言います。
実録怪談 死念のネタバレあらすじ:承
仲良しのゆかりが「お兄ちゃんが入院した、原因は肝試しだ」と言います。詳しく話を聞くと・・・
ゆかりの兄タケシは彼女と友人を連れ、怖い噂のあるテング神社に行きました。境内の神木に白いタオルをかけ、丑三つ時に見に行くと、タオルが赤く染まっているという噂の実験でした。白いタオルを引っ掛け、夜中の2時に見に行きます。怖がって誰も行かないため、タケシは彼女と二人で行きました。彼女は「車で待つ」と言い、一人で神木に向かったタケシは、赤く染まったタオルから滴り落ちる血で顔を赤く染め、車に飛んで帰ります。車の中では彼女が女の霊に足を掴まれていました。そのまま気絶した二人は病院に担ぎ込まれ、いまだに意識不明でした・・・
タケシの見舞いに行った冴と奈々でしたが、冴が「テング神社の霊に憑りつかれている、神社へ行って憑りついている霊を成仏させよう」と言います。それを聞いたゆかりは「出て行って!」と大声で怒鳴り、二人を追い出します。
そこで家庭教師のチイ姉に車を出してもらい、3人でテング神社に向かいます。冴には女の人の声が聞こえていました。しかし聞こえない奈々が「帰ろう」と言って車に乗ろうとした時、大学生のユウタが彼女らを連れて歩いてきます。
実録怪談 死念のネタバレあらすじ:転
ユウタは「しつこい女がいて、この神社で待ってろと嘘をついたら、本当にずっと待っていて、車に撥ねられて死んだ」と自慢話をしていました。冴がユウタに「もっと話を聞かせて」と迫ると、ユウタは走って逃げます。ユウタを見たチイ姉は「あの人は同じ大学で、女好きで有名だ」と言います。
冴は「今夜10時テング神社に行こう、チイ姉はユウタを呼んできて」と言います。冴は遥に会い、「テング神社の幽霊を成仏させたいから手伝って」と頼みますが、遥は「どうなっても知らないから」と言って、サエを追い帰しました。
そのころユウタらは居酒屋で酒を飲み、写メに映った女の霊を見て気味悪がりました。その後行ったカラオケでは、ユミコが「ユウタの手の上に女の手がある」と言った事から、ユウタは一人で家に帰ります。そのまま寝たユウタは金縛りに会い、ベッドの横には女の霊がいました。
夜、テング神社で幽霊を待つ冴、奈々、チイ姉の3人でしたが、幽霊が出てこない事から3人が帰ろうとした午前2時、ユウタが息を切らしてテング神社にやって来ます。ユウタは「お前のせいでアイツが来た」と冴に食ってかかります。後ろには女の霊が迫っていました。4人は神社の中に逃げ込みます。
実録怪談 死念の結末
遥は人形を握りしめ、ユウタの彼女の死ぬ前を見ています。…ユウタの彼女のサオリは、テング神社の境内で、来ないユウタを待っていました。ふらりと道に出た時、車に撥ねられ血まみれで死んでしまいました。
遥はテング神社に行って何かを探していました。それはサオリが車に撥ねられた時に落としたものでした。やがて遥はサオリの落とし物を見つけます。テング神社にはサオリの霊が迫っていました。そしてユウタの首を絞め始めます。冴はレイコ先生にもらったお守りを出しますが効きませんでした。
その時、遥がやって来ます。遥はサオリに落とし物を見せます。それはユウタへのプレゼントでした。高校時代のユウタは陸上に打ち込む真面目な生徒でした。しかし、膝の故障で陸上をやめると、グレ始めます。その様子をずっと見ていたのがサオリでした。大学に入ってもユウタの事を想い続けていました。そしてあのテング神社で撥ねられた日、ユウタは別の彼女と遊んでいました。
ユウタはサオリのプレゼントに入っていた手紙を読んで「ありがとう」と言って泣きます。病院ではタケシの意識が戻り、ゆかりと抱き合います。それを見たサオリは成仏しました。翌朝、遥、冴、奈々、ゆかりの4人が遅刻をして廊下に立たされました。仲良しが4人になった時でした。
以上、映画「実録怪談 死念」のあらすじと結末でした。
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